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USJを劇的に変えた『日本最強のマーケター』こと森岡毅氏は2023年も絶好調です。
リスクの高いことでも成功し続けられるのは『運』を操作できるからだといいます。
PRESIDENTでは、運を上げる思考法を森岡毅氏にインタビューしています。
運の構造を分解してドライバーを見極める

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や丸亀製麺、
ネスタリゾート神戸、西武園ゆうえんちなどの立て直しを次々と成功させてきた、
株式会社刀 代表取締役CEOの森岡毅氏。
その手腕はさながらビジネス界の“魔術師”のようです。
何度も奇跡を起こし続けているかのように見える森岡氏は、『運』を味方につけているのでしょうか。
ある事象が起こる確率は『構造』によって決まっている
「運というのは、言葉としては、すごくわかりやすい概念で、私の言葉で言うと“ランダム”と言うことです。宝くじに当たる人と外れる人は、何が違うのかと言うと、ここに意味はなくて、神様がサイコロを振った結果です。
基本的に、この世の多くの現象はランダムに起こっていて、その確率は正規分布しています。この確率の分散の中で、自分がどこに当てはまるかと言うのは、自分ではコントロールできないから『運』だとみんな思うのです。
しかしながら、確率は、実はある一定の幅で操作することができます」
確率を操作するとはどういうことでしょうか。
森岡氏は、ある事象が起こる確率は『構造』によって決まっているといいます。
例えば、ある交差点で年間に起こる交通事故の件数は、構造が同じである限り、毎年一定になる。
この場合の構造を構成するのは、交通量やスピード、ドライバーの質など。
事故の発生はランダムだが、構造の変化…
飲酒運転の厳罰化やシートベルト着用の義務化によって事故死の確率は下げることができます。
このように、目に見えている現象は、全て構造によって定められた確率の結果です。
この“世の中のしくみ”を認識することがまずは第一歩。
森岡氏が取り組むマーケティングも、大きく言えば、
「成功確率を上げるべく、構造を整えること」だといいます。
「起こしたい事象があるなら、サイコロを振ってその当たりの目を出すためには、どんな構造になっていなくてはいけないのか、どこを操作するとその構造になるのかと言うことを考えると、欲しいものが達成できる人生に近づく。
完全な“運” と考えるよりも、ある程度“操作できる確率”と考えたほうが前向きに生きていけるのではないでしょうか」
もちろん、 世の中の構造は、自分の思い通りにできるわけではありません。
この瞬間も、さまざまなものごとの結果が、あらゆる条件付き確率の掛け合わせで決まっています。
自分が望む結果を得るためには、まずは必要な要素の分解を行い、
何が1番大切なドライバーで、どこが成功と失敗の分かれ道なのかを見極める必要があります。
本誌では森岡毅氏のインタビューの続きをお読みいただけます。
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