【コンパクトだけど超機能的】海外のシティーボーイのかっこいい部屋

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シティーボーイはどんな部屋を目指すべきなのでしょうか?

それは【かっこいい部屋】に決まっています!

 

今回、POPEYEが訪ねた世界中のかっこいい部屋には、リサイクルショップで出合ったアジアのどこかの椅子や、
隣人から譲り受けたお皿、柳宗理のケトル、海で拾った石、
長い間探して見つけたディーター・ラムスの棚などがありました。

 

家具と暮らし方、ひとつひとつを注意して観察することで“かっこいい”の秘密は明らかになるのです…!

今回はPOPEYEに特集されている世界のかっこいい部屋と、その秘密をピックアップします。

 

コンパクトだけど超機能的なお部屋

 

 

ヴィンテージの家具の販売、オリジナルアイテムの制作を行う機影スタジオ『Lichen』。

2018年にパートナーのエドさんと立ち上げ、今や10人以上のチームを取りまとめる首領のジャレッド・ブレイクさんが、
ショールームから歩いてすぐのところで、一人暮らしを始めたそうです。

 

玄関を開けると、最初に目に入る木製のキッチンコンソールで、コーヒー片手にパソコンでメールを返しながら、お出迎え。

 

「狭いワンルームだけど、この長机のおかげで空間のすべてが意味をなしたんだ。作業台であり、調理台でもあり、友達が来ればバーカウンターにもなる。そして窓をぼーっと見つめながら考え事をするのもここでなんだ。この部屋で一番欠かせないピースだね」

 

 

リーズナブルとはいえ、流石に狭すぎるから当初借りる気は全くなかったそうですが、
コーヒーを買いに行くついでに軽い気持ちで内見してみたところ、
あの巨匠の終の住処が頭に浮かびます。

 

「光の入り具合からか、都会のコテージという印象を持って、ル・コルビュジエが南フランスに設けた通称キャバノンと呼ばれた休暇小屋がふと頭をよぎったんだ。

彼がそうであったように、限られたスペースでもアイデア次第で快適な空間にできないか、自分も挑戦してみたいという気持ちが沸々と込み上げてきて、気づけばそのばで契約してたよ(笑)」

 

 

図らずもスタートしたケーススタディは、「カスタム次第で無限の可能性がある」と語る、
もともと所有していた『Vitsoe』のユニバーサル・シェルビング・システムをベースに、
ときにお店用に買い付けた家具を試してみたりと、
上手に公私混同しながら、コンパクトで美しさと機能性を兼ね備えた家具と、ここしかないという配置を熱考。

 

「その日に一式揃えたいというお客さんも少なくないけど、おすすめしないんだ。こと古いものに関してはタイミングだから辛抱強さが大事だと思う。俺も納得のマーフィーベッドを手にいれるまで寝袋で過ごしてたくらいだから(笑)」

 

 


 

本誌ではさらに詳しく世界のシティーボーイたちの部屋のインテリアが掲載されています。

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