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「住み慣れたわが家が一番」と思いがちですが、加齢とともに住居に求める要件は変わってきます。
子どもに迷惑をかけないため、そして元気で楽しい老後を過ごすため、
将来の自分にふさわしい住まい探しを始めましょう。
ゆうゆうでは『シニア向け住宅選びのポイント』を特集しています。
老後資金に余力を残して住み替えを
『持ち家=終の住み処』と考えなくていい
ゆうゆう読者の中には、
「親が要介護になって施設を探したが、なかなか見つからず苦労した」
「親の家の片づけが大変だった」という人が少なくありません。
この大変さをわが子にまで引き継がないようにと、早めの住み替えを考える人が増加中です。
「それに、住み慣れた自宅で最期まで暮らすことが幸せとは限りません」
そう話すのは、高齢者の住まいに詳しい畠中雅子さんです。
「室内に変化はなくても体は動きにくくなっていくので、室内の小さな段差で無防備に転倒して、救急搬送されるケースは少なくありません。車がないと不便な場所に住む人もいると思います。80代や90代を見据えて住み替えを検討してみては」
シニアの住み替えは2回がおすすめ

この図を見てみましょう。
畠中さんは『シニアの住み替えは2回』と提案しています。
「介護や支援の不便な自立時なら、2回の住み替えを前提とするのが住居探しのコツ。現段階で『認知症や医療行為が必要になっても住める施設』と考えると、気が重くなりますよね。まずは自立の人向けのサ高住や住宅型有料老人ホームを検討するといいでしょう」
施設入居に抵抗があるなら、駅や商業施設に近いマンションもおすすめ。
「生活が便利になるだけでなく、転居することで荷物が減り、要介護時の住み替えがラクになります」
住み替えを前提に現在の住まいを見直し
「まずは現段階の住まい方を見直してみて」と畠中さんは言います。
ゆうゆう世代は持ち家に住んでいる人が多いですが、親の介護や田舎暮らしなどで、
自宅以外にも住まいを持つ2拠点生活をしている人も増加中です。
「持ち家の場合、自宅の売却額を査定しておきましょう。住み替え先の選択は、預貯金以外に家の売却額を加えた総資産で検討しますから、現状を知ることが大切です。
2拠点暮らしの場合、別宅の家賃だけでなく、家電の買い替えや修繕費、交通費などでお金がかかります。拠点を一つに戻すことを検討し、そのタイミングで住み替えるのがおすすめです」
もちろん「ずっと賃貸」という人もいます。
その場合、今より家賃を下げる住み替えを検討したほうがよいでしょう。
「公営住宅は、何度も応募すれば当選しやすくなることもあります。施設ならケアハウスを探しましょう」
そしてもう一つ重要なことは施設の見学です。
畠中さんはすでに300回以上施設を見学しているといいます。
「介護が必要になってから慌てて探すと、評判のよくない施設に入ることになりかねません。その前に自分に合う施設を選びましょう」
本誌ではさらに詳しく『シニアの住み替え』について解説されています。
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