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日本と海外の住まい手による、自由でわがままで魅力的な暮らしを紹介する特集『居住空間学』。
2024年は『自分に似合う部屋』というテーマのもと、愛情たっぷりに手が加えられた空間の数々を特集しています。
今回紹介するのは、〈PADDLERS COFFEE〉代表の松島大介さん宅の
『自分好みを抽出して組み合わせた、サンプリングハウス』です。
自分好みを抽出して組み合わせた
サンプリングハウス

松島さんのお店『パドラーズコーヒー』から数分歩いたところにある古い木造の2階建ての自宅は、
付き合いのある商店会の人づてに紹介してもらった家で、賃貸ながら、内装をガラリと変えて住んでいます。

「以前はこんな感じ」と見せてくれた改修前の部屋の写真は、
1階も2階も畳敷きの和室で、もはや比べるべくもありません。
改修設計は、中学の同級生でもあるという吉良貴之氏。
ウッドプロダクトブランド〈TOO WOOD〉を共に立ち上げた小石宗右氏の協力も得て
隅から隅まで「好きなもの、やってみたかったことを詰め込んだ」という部屋は
アメリカンといえばアメリカン。
同時にもっと南のブラジルあたりの雰囲気もあり、
簡単にはカテゴライズできない、ウッディでチャーミングな部屋です。
「角丸の素朴な形だったり、ある一定のトーンの色だったり、自分でもよくわからないけど、なにかしらの狭い範囲に偏った“好み”があるんです。その好みは昔からあまり変わらない」

場所作りにはもともと強い関心がありますが、
「ここまで自分らしい部屋作りができたのは初めてで、めちゃめちゃ居心地がいい」と嬉しそうに話します。
きっかけはコロナ禍で、在宅時間が増え、オンラインで器を買ったり、海外の家の写真を眺めたりしながら、
改めていったといいます。
「結局、居心地がいいって、自分に似合ってるってことじゃないですかね。そこにいて違和感がないというか、嗜好に一貫性があるというか。この部屋には、高価で超有名な家具やアートはひとつもありません。そういうものを否定はしないけど、僕はそれを欲しいとは思わないし、手が届かないものは取り入れようがない。その代わり、古くて唯一無二だったり、普通だけど時間をかけて見つけた自分にとって価値のあるものだけがある。だからここは、僕が一番好きな、僕に似合う部屋です」
本誌では他にも自分に似合う部屋が紹介されています。
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