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さまざまなことが変化している世の中のお金事情をきっかけに、改めて家計を見直し。
天然生活では、振り回されずに心豊かに暮らす皆さんの、普段の日々に取り入れやすい工夫を聞いています。
そのなかで、イラアスとレーターの柿崎こうこさんの節約暮らしを紹介します。
日ごろのコツコツ節約とダイナミックな見直し
柿崎こうこさんが、『お金』についてじっくり考えたのは50歳のとき。
41歳での離婚を経て、「少し先の未来」に想いをはせたときに、お金の不安で頭をもたげました。
そこで、苦手意識もあったお金のことときちんと向き合おうと決めてシビアに見直したのです。
「先送りにしてきた老後の貯蓄を増やすために、まずは家計簿をつけ始めました」
数ヶ月つけて見えてきた1ヶ月の生活費。
「この金額があれば暮らしていける」という具体的な数字が見えたら、お金の不安が軽減されたと振り返ります。
そして、現状から貯蓄を増やすには、出費の多くを占める固定費を減らすのが第一と気づきました。
「都心の便利な場所に住み、24時間ごみが捨てられたり、宅配ボックスがあったり……。そういう便利さにはすべてコストがかかっています。若いときはそこに納得してお金を払っていましたが、50代以降はそこまでは求めなくていいと思ったのです」
そして、いまは郊外の駅から徒歩15分、築30年のマンション暮らし。
見込み通り、下がった家賃は貯蓄にまわせています。
「ものとかサービスとか、そこまで必要じゃなくて、頻繁に使わないものにお金を使うのはもったいないと思うタイプなんです。だから、買い物はすごく慎重」
最近だと、炊飯用の土鍋を買うのに1年もかかったと笑います。
「使い勝手やサイズ感、メンテナンスなど、いろいろなことを想定してシミュレーションします。感覚で飛びついて、失敗したくないので」
お金を出し、暮らしの持ち物を増やすには、『熟考』したうえでの『納得』が必要なのです。
出費のむだを省いて生まれた『余剰』は、『余裕』につながり、それが暮らしを彩ってくれます。
「旅や楽しいイベントのお誘いがあったら、躊躇なく乗っかりたい。お金の使い方もメリハリですね」
柿崎さんが実践する節約ポイント

(1)欠けた器は自分で漆継ぎをして使う
気に入ったものをずっと使い続けるのも節約のひとつ。
「数年前にワークショップで金継ぎを教わり、それからは時間があるときに欠けた器を自分で直しています。以前は金粉をつかっていましたが、老眼で細かい作業がしづらくなってきて、漆だけで直すことが多いです。漆継ぎなら接着剤感覚で直せて、接着剤より美しく素朴」
(2)掃除の消耗品は極力シンプルに
場所や用途別にいろいろ買っていた『掃除シート』をやめたという柿崎さん。
「ストックの場所もとるし、買い足しの手間もあるな、と思って。猫を飼い始めて、掃除の回数も増えたこともあり見直したのです」
水で濡らしてから重曹やクエン酸のスプレー水を吹きかけて代用しています。
(3)ヘアカラーはセルフでするように
「見直したといえば、ヘアサロンでの白髪染めをやめました。『これから何年続けるんだろう?』と思って……」
いまは、髪の毛を傷めない白髪用カラートリートメントでケア。
一度でくっきり染まるものではないので、外出や取材の予定がある場合は、
数日前から毎日トリートメントをして、少しずつ染めるようにしているそう。
本誌では、他にも暮らしのお金の見直し方が紹介されています。
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