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『北欧』と聞くと家具や食器、雑貨など、世界的に評価されているデザイン名品を連想する人も多いでしょう。
そのどれもがシンプルでいて、一度見ると忘れられないインパクトもあります。
国を超えて愛される北欧デザインとは何でしょうか。
そこには使い手の姿を想像した緻密な計算と、人間味のある温かさがありました。
Beginでは、これから先も使える、北欧デザイン名作を深掘りしています。
フィンランドの巨匠
『アアルト』のスツールで北欧デザインは満足できる

フィンランドに限らず、北欧諸国に共通していえることですが、冬は寒さが厳しく夜がハンパなく長いです。
必然的に家で過ごす時間が増えるため、現地の人々には、
よい家具やよい食器を揃えて、住環境を充実させたいという想いが意識の根底にあるといいます。
彼らにとって“良い”とは、コンセプトが斬新とか装飾が凝っているとかではなく、
丈夫で使い勝手がよく、飽きずに長く使い続けられること。
1930年にそんな“良さ”をカタチにしたのが、フィンランドデザイン界の巨匠アルヴァ・アアルトです。
たくさんの作品を残したアアルトですが、なかでも使い勝手のよさで群を抜くのが『スツール 60』。
座面と3本の脚からなるシンプルな構造ながら、スツールとしてだけでなく、ベッドサイドテーブルにもなれば
コンソールテーブルにもなるし、フラワースタンドや玄関先のチョイ置き台にもなります。
来客時にはコーヒーテーブルとして使え、
平時には魅せる収納として重ねておけるといった具合に1脚で何役もこなせるスグレモノ。
使い勝手を優先する北欧デザインの合理性を、結晶化したようなスツールなんです。
まるでアアルトの奥義に触れるような感覚、満足度の高さは折り紙付きです。
アアルト夫妻の傑作・名作はスツールだけではありません。
本誌では他にも『アームチェア 41 パイミオ』、『アイノグラス』、『ドロップリーフ テーブル』など
さまざまな名作が掲載されています。
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