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今年も暑い夏がやってきます。
猛暑による脱水症状は、脳梗塞などのリスクを高め、
急性腎不全など命に関わる病気を引き起こすこともあるので要注意です。
サンデー毎日では、最新の冷却グッズと生活上の注意点を解説しています。
送風では足りない“冷たい”が必要
また猛暑・酷暑の日々がやってきます。
この夏をどうしのぐのか、げんなりしながら対策を考えている人は多いでしょう。
もしも新しいグッズの購入を検討しているなら、今シーズンのキーワードは『ペルチェ』です。
小売店の暑さ対策コーナーには、日傘や水筒、ハンディー扇風機などが売られていますが、
そこに『ペルチェ式』『ペルチェ素子』などと書かれたアイテムがあります。
それらに共通しているのは、金属のプレートを直接肌に当てる仕様になっていること。
そのプレートの裏側で働くのが、『ペルチェ素子』という半導体モジュールで、
電気を通すことによって冷たさが持続する仕組みとなっています。
「近年の猛烈な暑さのなかでは、外出先でモバイル型扇風機を使っても、体に当たる風が熱風になってしまいます。そのため冷たいものを体に直接付けたいニーズがあり、“ペルチェ”が好調。扇風機も付いて1台で2つの機能があるアイテムが売れています」
そう話すのはハンディー扇風機などを企画・製造するエレスの広報担当・五十嵐大輔さん。
同社は3年前からペルチェ素子を使ったアイテムを販売、昨年はよく売れたそう。
扇風機の中央部分に冷却プレートが付いているタイプなら、
持ち歩きながら、体を冷やしやすい手のひらや首元に当てられます。
近年の酷暑下では、『風』+『ひんやり』のダブル対策が定番化しているようです。
わずか1度の上昇で
心筋梗塞、うつ、早産…

気候変動とヘルスケアに焦点をあてて活動している医師たちがいます。
『みどりのドクターズ』は、総合診療医が中心となり、22年に立ち上げられた有志団体です。
メンバーの一人、岡山協立病院の横田啓医師は、気温が高くなると、熱中症だけでなく、
そのほかにも多くの面で健康に問題が出やすくなると話します。
「暑さで体の水分が少なくなると、いわゆるドロドロの血液になり、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まります。脱水症状により、急性の腎不全で命の危険に陥るケースもあります。
ほかにもCOPD(肺気腫)など呼吸器の疾患、精神障害では不安障害やうつ病の症状が出やすく、自殺のリスクも。
妊婦が早産するリスクは猛暑日では16%高まることが学術誌で紹介されました」
暑さの影響で私たちの体のあちこちが悲鳴を上げるとのこと。
しかも精神面においても。
確かに夏は外出が億劫で憂鬱さが大こともありますが、もしかして暑さによるうつといえるのでしょうか。
「可能性はあると思います。夏は寝苦しさから睡眠不足になりがちで、うつになりやすい。暑さによる精神面への影響は、最近、とくに注目されています。南アジアでは顕著で、確かな傾向といえます」
衝撃的な話です。
論文では、気温が1度上がるごとに、どの疾患のリスクが何パーセント上昇するか示されています。
わずか1度の違いが、命を左右します。
本誌では、他にも酷暑の中で注意してほしい過ごし方や
涼しくなれるアイテムもたくさん紹介されています。
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