【FPが解説するセカンドライフの備え】50代から老後を安心して過ごすためのお金管理

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モヤモヤと浮かぶお金の不安。

経済の先行きの見えない中でも、家計簿があれば大丈夫。

あなたらしく心豊かな“家系生活”を送りましょう。

 

婦人之友にて特集されている『50代から始める、セカンドライフの備え』をピックアップします。

 

50代から始める、セカンドライフの備え

 

 

現状を数値化するのが第一歩。

これからの人生を楽しむために、賢く上手に準備しませんか。

ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが解説します。

 

セカンドライフを安心して過ごすためには

 

50代に入ると、子どもの独立や役職定年などで、現実味を帯びてくるセカンドライフ。

 

定年後の生活費、医療費、介護や終の棲家の費用……、
そのために貯蓄はどれだけ必要?

考えるだけで不安になる人もいるかもしれません。

 

心配になる人もいるかもしれません。

心配になる原因の一つは、将来かかる費用を「数字」でつかめていないことにあります。

 

この先の人生、いつもお金の心配をしながら暮らすのはもったいない。

まずは、現状をできる限り数値化してみましょう。

現状を把握することが、見えない不安から解放されるための第1歩です。

 

老後資金はどれくらい必要か

 

50歳を過ぎると、ねんきん定期便に、60歳まで働いた場合の年金受給額の目安が記載されるようになります。

これを参考に、老後資金準備を始めましょう。

 

一時期、老後資金が「2000万円不足」と金融庁のワーキンググループで試算されたことが大きな話題になりました。

しかし、5000万円でも足りない人もいれば、1000万円で十分な人もいます。

 

目安にとらわれず、生活スタイルや収入に合わせて計画、準備しましょう。

そのためには、自身の年金で生活費や必要な支出をどの程度賄えるか把握しましょう。

そこから不足額を明らかにし、貯金計画を見直します。

 

(1)現役時代と定年後の生活費を書きだす

 

教育費、住宅ローンなど、今かかっている費用を、家計簿から書き出します。

定年後はそれらを引いたおおよその生活費を書き出します。

私が家系相談の時に使っている表も活用してください。(本誌にて掲載)

 

定年後の支出予想から「ねんきん定期便」に記された年金額を差し引きすると、
ひと月の過不足が算出でき、それに12をかけたものが1年分。

年金生活までに貯蓄すべき金額が見えてきます。

夫婦とも90歳まで生きる前提で計算することをお勧めします。

 

日々の生活費だけでなく、固定資産税や自動車税、家電の買い替えなどの支出も考慮してください。

 

(2)「貯蓄簿®」の活用

 

年間の支出および過不足の額を把握できたら、現在の資産額を知るため、貯蓄やローンの額を一覧にしましょう。

 

試算状況を把握し、計画的に貯蓄するためには、私は「貯蓄簿®」の作成を推奨しています。

年に数回程度資産と負債の残高を書き留めるもので、1年間の貯蓄の増減が明らかになります。

私自身30年近くつけてきて、自信を持ってお勧めする「貯蓄簿®」。

ノートなどでぜひ作ってみてください。

 


 

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