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自分らしい部屋に整えるのに、その“狭さ”はうってつけの条件なのかもしれません。
今号の&Premiumでは、畳6畳分の小さな小屋から23㎡の和室のアパート、敷地面積13坪の一軒家まで狭さを上手に賢く利用したりと、居心地の良い部屋を快適に楽しむ8組が登場しています。
今回はその中から、音楽家・高砂隆太郎さんの『音楽に集中できる“6畳ひと間”』をピックアップします。
音楽に集中できる“6畳ひと間”

高砂隆太郎さんが、初めて小屋を建てたのは10年前。
それから7年が経ち、前の小屋から20m離れたところに2軒目の小屋をセルフビルドしました。
居住かつ音楽のための部屋として活用して3年。
トイレやバスルームなどのライフラインは別の場所にありますが、この10㎡ほどの空間が、彼にとっての生活の場です。
10㎡というのは、建築確認申請が不要な広さ。
なのでセルフビルドをするのにも適しています。
自分で建てる良さは、自由に作られることだと、高砂さんは言います。
「大工さんが建てるときと同じ、在来工法によるものです。前の小屋のデッキに使っていた材や、もともとここに立っていた平屋を取り壊した際に出た建材を使い、最初から最後まで一人で作りました。
前の小屋は切り妻屋根にしましたが、今回は片流れに。ほかにも屋根は四角いけれど、部屋は変形台形にするなど、技術的にはけっこう難しいのですが、普通に作ってもつまらないので、いろいろチャレンジしてみました」
ギターやドラム、フルートなど様々な楽器が置かれ、この部屋で録音もすれば、ギター教室を開催することもあります。
身長190cmほどある高砂さんには、狭すぎるのでは?と勝手に心配してしまいますが、本人はまったく気にならない様子。
「梁の高さはくぐらなくていい高さに設定しました。大体の家だといちいちかがまなければならないけれど、そのストレスがない。また、大小にかかわらず、細かく分けずにひとつの空間に収めるのが好きなんです。その上で狭い方が部屋が暖まりやすかったり、ものがすぐ手に取れるところにあったりして、複雑化しないですむ。それはすごく楽ですね」
必要なものはソファ代わりのトランクや、拾ったアメリカ製の箱、作り付けの棚の中に収納。
あるものでまかなうという考え方が根本にあり、暖房器具である〈アラジン〉のストーブは、キッチンになることも。
「パスタのお湯を沸かしたり、無水鍋を置いて調理します」
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