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スペースが限られていても、機能がそろっていなくても、私には愛おしくてちょうどいい。
そんな小さな台所におじゃまし、さまざまな工夫とアイデアを聞いています。
今回は賃貸物件の台所を使いこなしているワンポイントの収納アイデアを紹介します。
見せる収納で管理をラクに

「私、ものが見えていないと、使うのを忘れちゃうんです」
そうほがらかに笑う書店員の森田めぐみさん。
夫の転勤で11回の引っ越しをしているそうですが、ペットが飼える物件を探すと古い物件が多く、今時の気の利いた収納ではないケースがほとんど。
そのため、どの家の台所でも最初にするのは「戸棚の扉をはずして、中が見えるようにすること」だといいます。
ほかにも、古道具のショーケースを食器棚にしたり、味のある木材でオープン棚をDIYしたり、インテリアも楽しみながら「見える収納」を徹底しています。
現在の住まいは、築60年の一戸建て。
夫、大学生の長男、春から高校生の娘に加えて、猫4匹と犬1匹がいるにぎやかな暮らしです。
書店に勤めながら、執筆の仕事もしている森田さんの毎日は、なかなかの忙しさ。
それでも、一日の最後に家族で食卓を囲みたいから、疲れていても手早く料理がつくれるように、台所の使いやすさを常にアップデートしています。
「うちは夫が出張などで不在がちなので、大きくなった子どもたちの手を借りて乗り切っています」
入居から5年。
どこに何があるのかが見渡せる台所は、家族にとってもわかりやすく、シェアする台所に育っているようです。
「使いやすく」しまうアイデア

収納の工夫で、小さな「困った」「不便」「どうしよう」を解消しています。
(1)お椀は吊るすと家族がサッと使える
以前は、家族用に味噌汁をつくりおいて出かけても、「飲まなかった」といわれてがっくりすることが多かったそうです。
持ち手付きのお椀をネットショップで見つけ、コンロの近くに吊るしたところ、お椀を出す手間が減ったからか、忘れず飲んでもらえるように。
(2)食器はオープン収納が選びやすい
「見えなくなると使わない」から、食器はすべて見える収納に。
カップ類は極力持ち手のないものを選んでいます。
「スタッキングできて収納に場所を取らないのと、飲み物だけでなくサラダや惣菜をよそう小鉢にも使えるから、物の増えすぎが防げます」
(3)包丁ホルダーは棚板に付ける
戸棚の扉をはずすと、扉に備え付けの包丁差しが使えないことから、包丁の収納にはマグネットタイプのホルダーを愛用。
取り付けているのは、作業台の上にある棚板の下面です。
木の板だからねじも使えて、包丁やはさみの持ち手を手前に向けられるのも便利。
(4)ラックにごみコーナーをつくる
ごみ箱は床に置きがちですが、ラックにごみコーナーをつくったら、腰をいちいちかがめなくていいのがラク。
リサイクルに出す頻度の多い缶とペットボトルを置いています。
上段のかごにはごみ袋をセット。
すぐ取れるから、ごみ袋入れ替えの面倒が減りました。
(5)戸棚の扉をはずすとワンアクションに
吊り戸棚の下段は、扉をはずしてかご収納にすれば、奥まで有効に使えます。
ワンアクションで引き出せるから、お弁当箱、お菓子の型、ブレンダーなど、よく使うものをジャンル別にまとめています。
上段には、正月用品などめったに使わない物を収納。
(6)一時置き場用のかごがあると便利
イレギュラーな事態、たとえば来客飲み会のあった日だけ、びんごみが増える……などに備えて、一時置き場にできるかごを冷蔵庫横にセットしています。
「台所で使うかごは、自然素材だとカビが生えやすいので、汚れても洗える素材を選んでいます」
本誌では、さらに他にも台所の収納について掲載されています。
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