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2025-01-23 発売号 (2025年2月号)
珈琲を飲みに訪れる場所は決まっていますか?
あまから手帖では、「町と珈琲」を特集。
いろんな町の美味しいコーヒーを紹介されている中から
お店をピックアップしてみました。
寒い季節にはやっぱり珈琲
北大路 珈琲山居
店は北大路の新大宮商店街に位置します。
町家を美しくリノベートした店構えで、凛とした空気感が漂います。
扉を開けると、シンプルなアンティーク風の丸テーブルやダイニングチェアが並ぶ、木を基調とした落ち着いた店内。
いつものカウンター席に座り、深煎りブレンドのデミタスを注文します。
居山さんは静かに珈琲の注文を聞き、淹れてくれます。
大正 井尻珈琲焙煎所

JR大正駅すぐそばの細道に「井尻珈琲焙煎所」の文字を見つけました。
人の往来の多いエリアながら、静けさをまとっています。
飲み物は珈琲のみ、というのが潔い。
月毎に焙煎される「本日の珈琲」は、好みに合わせてネルドリップかハンドドリップから。
注文すると、豆を挽く音が響きました。
おだやかな空気の中、ゆっくりと珈琲がくるのを待つ。
レコードから音楽が流れ、ささやくような話し声が聞こえてきます。
カップを手にする音と、指先で本をめくる音が交互になります。
ここでは大きな声での会話は禁止。
タプレットやパソコンの使用も同じくです。
文字で書くと窮屈に感じるかもしれませんが、過ごす人の姿は真逆で、くつろいで見えます。
彦根 此処珈琲焙煎所

車がひっきりなしに行き交う県道沿いで、控えめな看板を見つけるより先に嗅覚が反応。
甘くてスモーキーな香りに導かれて、風情があるとは失礼ながら言い難い建物の扉を開くと、店主の大原悠人さんが屈託のない笑顔で出向けてくれました。
大原さんが焙煎所を構えたには、滋賀県立大学在学中の2017年。
大学卒業後は地物との銀行に就職。
週末だけ焙煎所を営んでいましたが2年後にあっさり脱サラ。
その理由が
「銀行員生活は面白かったのですが、それよりもお客さんに楽しくコーヒーを飲んでもらって話をしながらフワフワ暮らしたいと思ったから」
と何ともイマドキでした。
「目指すのは無難なコーヒー」
そのワードセンスには驚かされましたが、根底には毎日飲みたくなる、尖っていないという意図が流れています。
3つのお店、それぞれが個性的で、どのコーヒーも飲みたくなり、店主にお会いしたくなりますね。まだまだ、コーヒーのお店の紹介は続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。
本誌では他にも、本と珈琲やレコードと珈琲など、さまざまな珈琲についての記事を紹介されています。
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