町の空気ごと味わう珈琲。寒い季節に関西の静かな店で過ごす、店主のこだわりある大人のコーヒー時間

  • 更新日
  • 有効期限 2026.02.22

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2025-01-23 発売号 (2025年2月号)

 

珈琲を飲みに訪れる場所は決まっていますか?
あまから手帖では、「町と珈琲」を特集。
いろんな町の美味しいコーヒーを紹介されている中から
お店をピックアップしてみました。

 

 

寒い季節にはやっぱり珈琲

 

北大路 珈琲山居

店は北大路の新大宮商店街に位置します。

 

町家を美しくリノベートした店構えで、凛とした空気感が漂います

 

扉を開けると、シンプルなアンティーク風の丸テーブルやダイニングチェアが並ぶ、木を基調とした落ち着いた店内

 

いつものカウンター席に座り、深煎りブレンドのデミタスを注文します。

 

居山さんは静かに珈琲の注文を聞き、淹れてくれます。

 

 

大正 井尻珈琲焙煎所

 

 

JR大正駅すぐそばの細道に「井尻珈琲焙煎所」の文字を見つけました。

 

人の往来の多いエリアながら、静けさをまとっています。

 

飲み物は珈琲のみ、というのが潔い。

 

月毎に焙煎される「本日の珈琲」は、好みに合わせてネルドリップかハンドドリップから

 

注文すると、豆を挽く音が響きました。

 

 

おだやかな空気の中、ゆっくりと珈琲がくるのを待つ。

 

レコードから音楽が流れ、ささやくような話し声が聞こえてきます。

 

カップを手にする音と、指先で本をめくる音が交互になります。
ここでは大きな声での会話は禁止。
タプレットやパソコンの使用も同じくです。

 

文字で書くと窮屈に感じるかもしれませんが、過ごす人の姿は真逆で、くつろいで見えます。

 

 

彦根 此処珈琲焙煎所

 

 

車がひっきりなしに行き交う県道沿いで、控えめな看板を見つけるより先に嗅覚が反応。

 

甘くてスモーキーな香りに導かれて、風情があるとは失礼ながら言い難い建物の扉を開くと、店主の大原悠人さんが屈託のない笑顔で出向けてくれました。

 

大原さんが焙煎所を構えたには、滋賀県立大学在学中の2017年。
大学卒業後は地物との銀行に就職。
週末だけ焙煎所を営んでいましたが2年後にあっさり脱サラ。

 

その理由が

 

「銀行員生活は面白かったのですが、それよりもお客さんに楽しくコーヒーを飲んでもらって話をしながらフワフワ暮らしたいと思ったから」

 

と何ともイマドキでした。

 

「目指すのは無難なコーヒー」

 

そのワードセンスには驚かされましたが、根底には毎日飲みたくなる、尖っていないという意図が流れています。

 

 

3つのお店、それぞれが個性的で、どのコーヒーも飲みたくなり、店主にお会いしたくなりますね。まだまだ、コーヒーのお店の紹介は続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、本と珈琲やレコードと珈琲など、さまざまな珈琲についての記事を紹介されています。

 

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