腕時計は持ち主の味(センス)が現れる…!おいしい時計選び・ロレックス『GMTマスター』

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時計は、持ち主の味(センス)が現れる

 

「店頭では、靴ではなく時計を見ます。どんな時計をしているかで、どんな生活なのか、どんな好みなのかを想像し、接客するんです」

 

靴のインポーター横瀬さんはこう話します。

 

スマホで時間を確認できる今、腕時計は『時間を知る』以上に『人を知る』役割がより一層強くなった気がします。

なぜその時計なのか、どうやって出会えたのか。

時にその人の生き様までも垣間見えるのです。

 

今回のBeginでは、センスがいい人は腕時計選びの背景にも光るものがある…ということで
識者も認める話題の新作時計が紹介されています。

 

ロレックス『GMTマスター』

 

 

レミ レリーフ デザイナーの後藤豊さんが紹介するのはロレックス『GMTマスター』

スポロレに憧れ始めたのは高校生の頃からだそう。

 

「入学した高校に妙にお金持ちの子が多くて、スポロレ率が異様に高かったんです。当時はなによりモテを重視していたから(笑)、喉から手が出るほど欲しかったけれど、とてもじゃないけど手が出ない。その悔しさが逆に憧れを強くしたのかもしれません」

 

念願が叶ったのは二十歳の時。

某大手配送会社の深夜バイトで貯めた20万円を握りしめて、
地元名古屋市にあったロレックスに強い時計店を訪れ、出会ったのがこれでした。

 

「実を言うと本当はサブマリーナーが欲しかったんですが、予算が足りなくて限られた中古スポロレしか選択肢がなかった。当時はまだ“ヴィンテージロレックス”というジャンルが体系化される前だったし、自分自身も全然知識がなかったから、半ば妥協するような気持ちで購入したのを覚えています」

 

今考えると、この選択が大正解だったという後藤さん。

 

「実はこの63年製のGMTマスターは極めて稀少で、ミラーダイヤル、先端の小さいGMT針、ゴールドレター、ヒラメケースと、コレクター垂涎のレアディテールが全部入りしていたんです。おかげで当時はただの中古のGMTと認識されていてさほど価値もなかったのに、今ではかなりの高額で取り引きされることも。とんでもなくおいしい買い物でした。

でも価値が上がったのはあくまで偶然の産物。やっぱり初めて買った時の喜びには敵いません。苦楽をともにしてきたし、多分どれだけ価値が上がっても手放しませんね

 


 

 

本誌では他にも識者がお気に入りの腕時計が紹介されています。

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