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時刻を知るならスマホがある今、人が機械式時計に惹かれるのはなぜでしょうか。
それは腕時計が、持ち主を象徴するものだから、かもしれません。
だから、あの人の時計はやっぱり気になるし、見てみたい。
そして自分のスタイルに合った一本を探したい、見つけたい、手に入れたい。
腕時計の持つ意味が変わった今だからこそ、BRUTUSでは腕時計特集を掲載しています。
今回は22名の時計好きが語る、愛のある一本から、滝沢カレンさんの腕時計ストーリーについてピックアップ。
“メカっぽさ”にときめいた、最愛ファーストウォッチ
滝沢カレン

モデルの滝沢カレンさんが愛用している一本は、オーデマ ピゲの『ロイヤル オーク クロノグラフ』。
1972年に発表されたオーデマ ピゲを象徴するコレクション『ロイヤル オーク』から、
ストップウォッチ機能を備えた一本です。
初代から受け継がれる八角系のベゼルと六角形のビス、複雑な製造工程を経た文字盤のグランドタペストリー模様が特徴。
「初めて腕時計を買ったのは、ちょうど30歳になった時。節目を迎えて、どこか大人になった感慨もあり、思い切って手を伸ばしました。
最初はアクセサリーのような華奢でキラキラしたものを想像していたんですが、お店に足を運んで探すなかで、ゴツくて機械感のあるものにばかり惹かれて。SFアニメのロボットに感じるのと同じようなときめきがあったんですよね。
自分の好きなメンズライクなファッションにも合いそうだなと、しっくりきたオーデマ ピゲのこの一本をファーストウォッチにしました。リューズや文字盤の武骨な印象と、オールシルバーの色味がメカっぽくて気に入っています」
惹かれて買ったとはいえ、人生で一番大きな買い物。
最初は気軽に着けられず、ここぞというときのために大切に保管していたそう。
「自動巻き時計なのでしばらく動かさないと止まってしまいますが、何もわからなかった当初は止まるたび時計屋さんへ。過保護な親みたいでした(笑)。でも使わないのも時計によくないと学んでからは、あまり気にせずどんな日も身に着けていて、傷がついても自分だけの柄が刻まれたなと前向きに捉えていますね。
それに、腕時計を着ける習慣がついてからは、生活のテンポも良くなりました。というのも、時間を10~15分早めてセットしていて。準備が遅い私を見かねた祖母が実家の時計を10分早くセットしていたことを思い出して、やってみようと。不意に人に時間を聞かれた時に間違って伝えてしまうところだけは困っていますが(苦笑)、自分なりの使い方ができるのもアナログな時計ならではです」
ベーシックなデザインのこの腕時計は、洋服ならデニムみたいな存在。
「背伸びもせず、仕事も遊びも、どんなシーンも受け止めてくれます。メンテナンスに手がかかる分、使うほど愛着が増すし、今では時計と私との間にあったよそよそしさもなくなり、腕にフィットしてきた感覚。ほかにも腕時計を持つようになった今でも、結局ここに戻ってきてしまう、登場回数ナンバーワンの一本です」
本誌では、世界中の活躍している方達の着用している腕時計の紹介や、
22名の腕時計を愛する方達のストーリーが掲載されています。
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