【投資で稼げる思考法】新NISA組は早くも後悔!?稼げないのには理由がある

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新NISAや日経平均の上昇を受けて株式投資を始める人が増加中です。

 

しかし、そんな“株ビギナー”たちからは早くも「損をした」「やらなきゃよかった」という声が続出する事態に……。

SPA!で特集されている、初心者がやりがちな失敗をする思考パターンを知り、勝ち組投資家を目指しましょう。

 

新NISA組は早くも後悔!?
稼げないのには理由がある

 

日経平均が一時4万円台になるなど、年初から高騰を続けてきた日本株。

足元では3万8000円台で揉み合う展開になっていますが、ここまでは“勝ちやすい相場”だったと言えるでしょう。

 

しかし、そのような良い地合いでも投資初心者からは
「新NISAで株を始めたらいきなりマイナスからのスタートになってた」(61歳・男性)など、
早くも悲鳴が上がり始めています。

 

彼らはどのような投資での失敗をしているのでしょうか?

SPA!では『2023年以降に投資を始めた』という100人の声を集めたところ、
“初心者ならでは”の失敗をしている人が多かったです。

 

『負け組投資家』100人調査
投資失敗の原因ランキング

 

1位 損切りできずに損失を拡大させた

2位 含み益が出ても利確できなかった

3位 事業内容をあまり調べずに買った

4位 値動きが激しい銘柄に手を出した

5位 つい目移りして投資先が増えた

6位 業績をあまり下調べせずに買った

7位 暴落にビビッて“狼狽売り”をした

8位 上がると思いきや“天井だった”

9位 確信がないままノリで売買をした

9位 ネットの話題銘柄をノリで買った

 

こちらのランキングを見てわかる通り、「損切りできずに損失拡大」「よく調べずに株を買った」などは、
投資で負ける人の“あるある”とも言えます。

 

「今年から株式投資を始めてネットで話題になっていた銘柄を勢いで買ったのですが、結局は下落して、ずっと塩漬け状態です」(45歳・男性)

 

なかには、はやりのAI関連銘柄に手を出し、
「高値摑みで急落。一日で200万円の損失を出した」(50歳・男性)という悲惨な体験談も……。

 

「投資初心者はまず、やりがちな失敗の傾向を知ることが上達への第一歩です」

そう助言を送るのは、エコノミストのエミン・ユルマズ氏です。

例えばランキング1位の「損切りできない」のは、『サンクコスト・トラップ』という心理効果だといいます。

 

「初心者ほど『せっかくお金を費やしたのだから』と意固地になり、自分の判断が間違っていると認められないもの。このような思考だと適切な判断ができず投資では勝てません。一方、勝てる投資家はしっかりと『マイルール』に沿った取引をします。最初はビギナーズラックで勝てても、長く相場で勝ち続けるためには勝敗を分ける“思考の違い”を知らなければいけません

 

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」とは、故・野村克也の名言ですが、
野球の世界だけでなく投資でも同じことが言えます。

まずは『負ける原因』を知らなくてはいけないのです。

 


 

本誌では、『株で負ける原因』を詳しく解説しています。

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