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2024-10-21 発売号 (2024年12月号)
新NISAがスタートして、もうすぐ1年。
手探りで始めた積立や買った株・投信は正しかったのでしょうか。
そんな読者から寄せられた多種多様な悩みを専門家が分析し&診断。
ダイヤモンドZAiでは、NISAに関するあらゆる悩みを解決しています。
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積立を始めたのにもう損が出ています…早めに売るべき?

下げ相場は将来の利益の源泉です。長期積立のメリットを理解し継続を
せっかく積立を始めて当初はもう買っていたのに、8月以降の株価下落や円高などで損失が出て焦っているという声をよく聞きます。
NISAつみたて投資枠は長期投資を前提にしたもの。
短期間での評価額の上下に一喜一憂しないでください。
むしろ長期積立の場合は「下がってラッキー」くらいに考えてもいいでしょう。
なぜなら、積立のメリットの1つに「相場が下がった時に安くたくさん買える」というものがあります。
後に相場が回復した時には、その時に安くたくさん買っていた投信の設けが大きくなるからです。
また今年から始まった新NISAは非課税期間が無期限になりました。
これで期限を気にせず「上がるまで待つ」戦略も取れます。
特にインデックス(指数)は日経平均株価でさえ34年ぶりに高値を更新したように、過去の実績から見ても、待てば戻るものです。
特にアナタが積立しているオルカンは世界経済の成長に連動しますので、一時的に下落したとしても基本は右肩上がりです。
口座情報は頻繁に見ないのも一法
気にされている為替動向ですが、為替はプロでも予測不能。
ですが、積立は買いタイミングが分散され為替リスクは低減。
一方で為替リスク以上の値上がり益を狙えます。
とはいえ積立初期ほど日々の損益が気になりがちです。
なので、口座を極力「見ない」のも手です。
また、最近はSNSを中心に暴落説や陰謀論が流布されていますが、そうしたノイズも無視しましょう。
まだ若く資産形成初期です。
早めに現預金100万円を用意することを優先しましょう。
投資については目先の評価に惑わされず、このまま積立を継続してください。

本誌では、他にもNISAやiDeCoのお悩み相談が掲載されています。
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