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「コスパがいい」とよく聞くようになりました。
本来「費用対効果に優れる」という意味だが、厳密に検証されているとは限りません。
今号のPRESIDENTでは、知っている人だけが得をするお金の裏技を紹介しています。
なぜ毎週末に大行列ができるのか
テレビ&ガソリンが激安のワケ
(解説/経済評論家・鈴木貴博)
コストコが高品質な商品を低価格で提供できる要因は、そのビジネスモデルにあります。
コストコで買い物をするには、年会費を支払い会員になる必要があります。
決算資料を確認すると、コストコの営業利益(本業で稼いだ利益)は毎年、会員数×年会費と同額で推移していることがわかります。
つまり、小売りで利益を出す構造ではないため、商品を原価に近い価格で提供していることになります。
加えて、店頭に並べる商品の種を絞ることで仕入れ先から商品を安く仕入れることに成功しています。
コストコの店頭商品の種類はコンビニと同等と言われています。商品カテゴリーごとのナショナルブランドで売れ筋上位の商品に特化し、他のメーカー商品は置かれません。
たとえば、シャンプーならP&Gとユニリーバ、花王の主力商品に限定するのです。
各社にコストコオリジナルサイズの商品を製造してもらうことで、コスパの高い商品提供を実現しています。
同じ「大ボリューム」系の業務スーパーとよく比較されますが、業務スーパーは大容量で低価格のPB商品を自社で製造し、とにかく安さを追求しているのが特徴です。
買う時期を間違えると大損
プロが教える2大サイトの使い方
(解説/ネット通販コンシェルジュ・遠藤奈美子)
ネット通販の代表格であるアマゾンと楽天。
大きな違いとしては、アマゾンは主に配送センターを活用しているのに対し、楽天は加盟店が集まるモール型の構造を持っていることです。
アマゾンには、アマゾン本体の販売に加えて「マーケットプレイス」(マケプレ)というプラットフォームがあります。
個人でも法人でも、誰でも販売できるのですが、商品のクオリティはまちまち。気をつけないと、悪質業者だと知らずに頼んでしまうこともあります。
口コミの信頼性も低いので、信用しすぎてはいけません。サクラやライバル社が書き込んでいる可能性もあるのです。
騙されないために、相場より明らかに安すぎる商品には安易に飛びつくのはやめましょう。販売元をきちんと確認してから買うことが重要です。
一方で、楽天は出店店舗の管理が徹底されているので、安心感があります。
お取り寄せグルメやカニなど高級食材に強く、現地から直接配送してくれます。この点は、モール型の特徴が最大限に生かされていると言えます。
本誌ではさらに、スマホ代、100円ショップをはじめ、様々な場面で使える技を紹介しています。
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