【車中泊・体が痛くならない寝方】防災時にも役立つ、車で快適に寝るコツ

  • 更新日
  • 有効期限 2023.10.16

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『車中泊』についてCarNeruでは多く特集してきていますが、『快眠』をもう少し掘り下げていくと
数あるチェックポイントの中でも、体が痛くならないことがとっても重要であることがわかります。

 

今号ではカーネルアンバサダーのなかでも百戦錬磨の3名の方に『体が痛くならない寝方』を教えてもらっています。

車中泊の基本から応用テクまで彼らの実践しているワザを参考に、快適に車中泊しましょう!

 

車中泊で体が痛くならない寝方

 

 

ホンダ N-VANをDIYして日本全国を旅するruiさんに質問!

 

痛くならない人の工夫を知りたい

 

できるだけ同じ環境づくり。深酒やスマホも要注意

 

毎日の就寝前に行うルーティンを作っておくといいと思います。

家とクルマで同じような寝心地の寝具を用意しておくこと、寝る時間から逆算して夕食を作っておくこと、
入浴や軽い運動、眠りにつくまでの時間の過ごし方などにある程度の規則性があると快眠につながりやすいと思います。

 

逆に、快眠を妨げる要素はできるだけ排除すること。

たとえルーティンが崩れてもある程度リカバーできますが、深酒や夜更かし、寝る直前までスマホを見ているなどの要素は、かなり破壊力が強いです。

せっかくのクルマ旅、早寝早起きの方が長く楽しめますよ。

 

フルフラットにならないクルマでの場合は?

 

あきらめるのはまだ早い!工夫次第で可能性あり

 

クルマというものはそもそも寝ることを目的に作られていないことがほとんど。

どうしてもフルフラットにならない場合も多々あります。

そんなクルマでも、たとえばベッドキットを組んでみるのは確実な方法でしょう。

もっと手軽にやりたい場合はオンリースタイルの車中泊の専用マットがおすすめ。

多少の段差があっても問題なくフラットになってくれます。

 

また、必ずしも身長の長さだけフラット面が必要なわけではなく、案外、首からお尻くらいまでがフラットであれば、
足元は多少凸凹があっても快適に寝られてしまうこともあります。

 

車中泊に挑戦したいけど、すごく不安で勇気がでない

 

いつでもエスケープできる環境でスタートしてみよう

 

「最近、流行しているからやってみたいけど、クルマで寝るのはすごく不安」という人、多いと思います。

車中泊って、旅と必ずセットである必要もなくて、心配ならまずは自宅駐車場で寝てみるのがおすすめ。

寝られそうになかったら、すぐ家にエスケープしてください。

 

うまく朝まで寝られたとしても、体が痛いと感じたら、それが『どこを改善すればいいか』の指針になります。

 

車内で目覚める非日常感がちょっとでもいいなと思ったら、
今度はすぐに帰ってこられる車中泊スポットまで出掛けてみましょう。

車中泊を経験しておくと、災害時の絶望感もかなり和らぎますので、
防災訓練のつもりでスタートするのも最初の一歩として有意義だと思います。

 

 

2017年に中古で購入した軽キャンピングカーでキャンプ、登山、車中泊を楽しんでいるまるななさんに質問!

 

体が痛くなるのはマットの硬さが原因?

 

マットが硬いからといって、柔らかいマットに替えればいいという問題ではない

 

初めて車中泊したときに体が痛くて眠れなかった原因を改めて考えると、
マットの薄さが一番の原因ではないかと思います。

仮眠程度なら薄いマットでも眠れますが、体を休めるほど長時間睡眠は取れません。

それならば、柔らかいマットに替えればいいのでは?と思いがちですが、
ただ柔らかいだけのマットはシートの凸凹を吸収せず、平らな面でも底つき感があり、体が痛くなってしまいます。

私の考える理想の車中泊マットは、表面は柔らかく、裏面はシートの凸凹を吸収する
低反発素材がいいのではないかと思います。

 

どんなマット(布団)を使っていますか?またそれを選んだ理由は?

 

ベッド展開したシート上に、カインズホームの長座布団を2枚とニトリの敷パットを使用
カインズホームの長座布団は、車中泊のために作ったのかと思うほど車中泊向き

 

キャンピングカーのため、特に何も敷かなくてもシートはフラットでクッション性があり、
そのまま寝ることが可能なので、汚れ防止としてマットを敷いています。

何も敷いていないときよりクッション性がアップし、自宅のベッドの寝心地に近づきました。

 

また、冬の車中泊の冷えは下から来るもの。

マットを敷くことにより断熱効果もアップ。

 

カインズホームの長座布団は厚さや硬さの種類も豊富で、幅・長さが車中泊にぴったり!

値段が2980円~と手ごろで、万が一汚してしまっても気軽に交換できる金額がうれしい。

 

敷き方によって、膝から下にはマットがない状態ですが、上半身からお尻部分までマットがあれば問題なし。

冬は足元に電気毛布を敷くとポカポカに過ごせます。

 


 

本誌では他にも質問に答えています!

  • 体が痛くならないようにするために何を心がけているか
  • 体が痛くなるとしたらどの部位?
  • 軽キャンって家族で眠れる?
  • 車中泊の就寝時の失敗談はある?

などなど。

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