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今号のdancyuでは、料理のプロの方たちが一生食べ続けたい『ひと皿』を特集しています。
今回は、フランス料理店やフランス菓子店で経験を重ね、料理研究家となった坂田阿希子さんによる
『たまごサンド』のエピソードとレシピを紹介します。
つくって食べるたびに料理が楽しくなる
オムレツを挟んだたまごサンドは、地元新潟の喫茶店メニューを再現した坂田さんの大好物だそう。
「その喫茶店へ初めて行ったのは高校生の頃でした。すでに常連だった姉が連れていってくれて、『たまごサンドが最高なんだよ』と促されるままに注文して。
それまで、ゆで卵をマヨネーズで和えた冷たいものしか知らなかったから、オムレツが挟んであることにまずびっくり。食べたら温かくてふわっふわ。
『こんなたまごサンド食べたことない!』ってものすごい衝撃的でした。いまだによく覚えています」
その喫茶店は残念ながら一昨年に閉店してしまったそう。
坂田さんはそのたまごサンドを再現したくなり、卵に牛乳を加えてみたり、
オムレツの焼き加減を探ってみたり、試作を繰り返して今のレシピに辿り着きました。
思い立ったらものの5分で作れますが、賞味期限も5分。
オムレツの温かさや、パンの柔らかさなど、全部のバランスがよく、焼きたてが最高においしいのです。
遠方の友人のお宅に遊びに行ったとき、「朝ごはん、どうしよう?」となったら
必ず振る舞いたくなる料理だそう。
「極めてシンプルだけれど、このたまごサンドには、料理をすることのすべてが詰まっています。たったの5分で身近な素材がおいしいひと皿にガラッと変身して、食べたみんながすごく喜んでくれる。温かいものを口にする安堵感もあるし、出来立てを食べる幸せも感じられる。そういう感動はすべて『料理をする』って過程を踏むからこそ味わえることなんですよね」
そんな感動的なたまごサンドのレシピを紹介します!
たまごサンド

【材料】
食パン、卵、バター(食塩不使用)、マヨネーズ、塩、コルニッション
詳しい分量はこちらからご覧いただけます。
【作り方】
(1)食パンの片面にマヨネーズを各小さじ1を塗ります。
(2)卵をボウルに割り入れ、塩を加えて泡立て器で溶き混ぜます。
コシを残しつつしっかり溶きほぐしますが、泡だてないようにします。
(3)フライパンにバターを入れて強めの中火で溶かし、2の卵液を一気に流し入れます。
ゴムベラで大きく混ぜながら焼き、スクランブルエッグ状になったらフライパンの片側に寄せて手前から3分の1を折りたたみます。
さらに手前から上下を返すように折りたたみ、木の葉形に整えます。
弱めの中火にし、卵の中央に軽い弾力が出るまで火を通します。
(4)火からおろしてすぐにゴムベラで切り分け、パン2枚にのせてもう1枚のパンで挟みます。
手で軽く押さえて密着させ、耳を切り落として食べやすく切り分けます。
断面を上にして器に盛り、コルニッションをのせてできあがり。
本誌では、たまごサンド以外にも、料理のプロたちが語る一生食べ続けたい『ひと皿』が紹介されています。
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