《格闘技を極めし著名人たち》芸人・鈴木拓「格闘技をやっている時だけ、頭が高速回転する」

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実は芸能界には格闘技好きが多いです。

共通点は、己の身ひとつで勝負することか。

Tarzanでは、6人が語る『格闘技』の魅力を特集しています。

今回はその中から、俳優・山本千尋さんと芸人・鈴木拓さんのインタビューをピックアップします。

 

俳優・山本千尋
「唯一無二で神秘的。今もなお武術太極拳の虜です」

 

 

剣士や暗殺者、忍者など強く美しいキャラクターを演じてきた俳優・山本千尋さん。

幼少期から中国武術を元にしたスポーツである武術太極拳を習い、世界ジュニア武術選手権大会「槍術」部門で2度優勝。

JOCジュニアオリンピックでは「長拳」「剣術」「槍術」の3種目で3連覇を果たすなど輝かしい記録を持ちます。

スクリーンで見せる華麗なアクションはまさに研鑽の賜物。

 

「円を描くような滑らかな動きを特徴とする武術で、大会では形を競います。どんなところが魅力かと考えた時に、思い出すのが“剣は鳳凰の如く、槍は竜の如く舞いなさい”という恩賜の言葉。目には見えない存在に喩えられるスポーツは、他にはない気がするんです。競技でありながら美しく神秘的な感情を人に与えられるところが奥深い。引退してからも武術太極拳への愛は深まるばかりで、今日の撮影も楽しみでした」

 

驚くことに、3年前にはプロボクサーのテストに合格し、ライセンスも取得しています。

 

コロナ禍にやりがいを見つけたくて始めたボクシングが、今では一番の趣味になりました。以前はアクションに挑む時に力が入りすぎていたのですが、ボクシングを始めてからは力を抜けるようになりました。殺陣やアクションもまだ学ぶことが多く、一生かけて向き合っていくつもりです。いつまでもアスリートの心を持ち続けながら精進したいです」

 

芸人・鈴木拓
「格闘技をやっている時だけ、頭が高速回転するんです」

 

 

芸能界最強説がまことしやかに流れる芸人・鈴木拓さん。

小学生の時に柔道で県大会優勝を果たし、大人になってからはブラジリアン柔術と総合格闘技を長く続けてきたといいます。

 

「18歳の頃、テレビで70kgくらいの青年が倍近い体格の相手を、絞め技と関節技で倒しているのを見て度肝を抜かれて。それがUFC第1回大会、ホイス・グレイシーの試合ですね。俺も柔術をやるぞと思い、町工場で働くブラジル人のおじさんに習い始めたのが32年前。そのおじさんはホイラー・グレイシーの弟子で、教えてくれる技術は素晴らしかったけど、突然どこかに行ってしまいました(笑)。僕が芸能界最強なんてことはなくて。ただ、日本で柔術をいち早くやっていたのは本当です」

 

とはいえ強さの自覚がないわけではなさそうです。

芸人になってから格闘家・菊田早苗さんに出会い、彼が率いる〈グラバカ〉に入門。

スパークリングでは考えるより先にカラダが動き、何手も先の展開が読めたとか。

 

「何をやってもダメだった自分が、格闘技をやっている時だけ頭の回転が速くなる。パズルがどんどんハマり“ここを極めれば終わりだな”と瞬時に見える感じ。数年前に血管にプラークができてしまい、今はジムには通っていません。でも格闘技経験があるおかげで、理不尽な人がいても“俺のほうが強えし”と流せるのがいいですね。その考えが面白くねえ、って言われますけど(笑)」

 


 

本誌では、さらに落語家・滝川鯉斗さん、俳優・佐野岳さんなどのインタビューも掲載されています。

 

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