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アートにサウナ、温泉、ワイン、とびきりの美味しいものまで、
大好きなもの=『推し』を満喫する旅へ出かけてみませんか?
この秋にananが自信をもって推せる全国6つの旅先をナビゲートしています。
今回はそのなかから、大分・別府を紹介します。
歩いて、触れて、浴びて
アートと温泉に浸る旅、別府
沸々と盛り上がる、まち全体のアート文化
近年、地元での芸術祭開催が活発化する中、地域性との親和を図りながら、
地に足の着いたアート文化を発展させてきた大分県別府市。
今や当たり前のようにアートが息づくまちづくりは、実は2005年から約20年もの年月をかけて行われ、
その中心にNPO法人『BEPPU PROJECT』の存在があります。
『BEPPU PROJECT』代表理事の中村恭子さんはこう話します。
「別府には(第2次世界対戦の)空襲を免れた歴史的背景があります。戦前からの古い路地や街並みが多く残るまちに、温泉を中心としたコミュニティや文化が受け継がれてきました。
このまちをアーティストがどう捉え、表現するのか見てみたかったというのが活動のきっかけです。
近年は温泉だけでなくアートのまちでもあるというイメージが浸透しつつあり、面白い活動やお店も増え、印象が大きく変わりました」
また移住者や留学生が多いことも特徴の一つ。
移住支援を行う施設『TRANSIT』や、
アーティストの居住・制作環境に活用されている元下宿アパート『清島アパート』をはじめ、
移住者のサポートが充実している印象です。
「港町であり、観光地として発展してきた別府は、多様なものを受け入れることに慣れています。古くから、さまざまな国籍やバックグラウンドを持った人たちがともに暮らしてきたまちなので、アーティストも馴染みやすいのだと思います。
昨今は移住してきたアーティストが地域で活躍する機会も増え、彼らの新たなものの見方や活動が、地域や社会に面白い影響を及ぼすことも。アーティストの移住・定住を促進することによって、彼らが地域に根差しながら小さな変化を起こし続けてくれることを願っています」
さらに今年からは『Art Air Beppu』もスタート。
そんな別府の文化を全身で体感できるスポットを『BEPPU PROJECT』、『HAJIMARI Beppu』、
編集部のリサーチでセレクトし、別府駅から徒歩県内のエリアでおすすめします。
別府文化に触れる始点に
アートと暮らせる新たな宿
『HAJIMARI Beppu』は、宿主人である大分の建築設計事務所DABURA.mの光浦高史さん、
陶芸家の坂本和歌子さん夫婦のもとに、別府にゆかりがあるアーティストが集い作品を寄せたホテル。
参加アーティストは、安部泰輔さん、網中いづるさん、甲斐みのりさんなど全9組。
元酒問屋の倉庫だった建物を改修しました。
光浦さん「このエリアは、昔は市役所があったまちの中心部で、アーティストも数多く住んでいます。面白いこの土地を知ってもらう機会になればと、事務所として使う予定だった建物で宿を作ることにしました。できるだけ少ない手入れで、暮らしの場に近いステイができるようにしています」
客室にはシンプルなシャワールームに加え、シャンプー、リンス、ボディーソープの桶セットも用意。
これを持って気軽に地球の共同温泉に赴くことができます。
まさに別府文化“アートと温泉”を知るきっかけとなる仕組みづくりです。
坂本さん「子どもの頃から毎日のように温泉に通い、それが普通だと思っていました。しかし大人になってみて、さらに別府には今でもたくさんの共同温泉がありますが、これでもかなり減ってしまっていて。宿泊する方には、ぜひ地域の温泉に行っていただきたいです」
本誌では、別府以外にも静岡や青森、大阪などさまざまな観光を紹介しています。
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