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ビール=チェコ、ワイン=ハンガリーのイメージが強いですが、実はどこの国でも満遍なく愛されているビールとワイン。
また、今日本で注目を集めているミードの生産も盛んです。
今号のTRANSITでは、伝統と新しいムーブメントが混ざり合い、知れば知るほど虜にする中欧のリアルな酒場を、虜になった人に教えてもらいました。
チェコで飲むならクラフトビール
チェコは一人あたりのビール消費量が世界一の国。
「醸造家がビールを醸造し、バーテンダー(ビールの注ぎ手)がビールを完成させる」という言葉があり、たとえば最大手のピルスナーウルケル社は完璧な注ぎかたで最高のビール体験を提供する注ぎ手に「TAPSTER(タップスター)」という称号を設けています。
伝統的なホスポダ(居酒屋)だけでなく近年はチェコならではのクラフトビールも人気で、<sibeeria> <Raven> <zichovec> など、良質な醸造所も多数。
プラハはもちろん、ビールの産地として有名なプルゼニではクラフトビアバーがいくつかあり、チェコ内外のクラフトビールを飲み比べることができます。
「餃子にビール」は世界共通?
「ピエロギ」ははるか昔の中国が発祥といわれる、小麦粉を練った生地で具材を包んだポーランド風の水餃子です。
定番「ルスキェ」の具材は、茹でたジャガイモを潰して炒めたタマネギ、チーズを混ぜたもの。
ポーランド人にとってのピエロギは、家で作ったり、スーパーで買ったり、食堂や酒場でも食べる日常食です。
19世紀の有名な小説『人形』にも、酒場でビールを飲みながらピエロギを次々おかわりしてわいわい食べているシーンがあります。
高級店でも提供されていますが、大衆向けのリーズナブルなお店のほうが満足感が高いことが多いです。
チャンスがあれば一般の家庭でいただくのが一番おすすめです。
世界最古のお酒「ミード」ってなんだ?
ミードはハチミツを醸造してできる酒で「人類が最初に出会ったお酒」といわれており、ビールやワインよりも歴史は古いと考えられています。
とくに、かつてのポーランドのようにブドウの生産ができない北方の地域では、ミードは重要な酒でした。
ハチミツ特有の甘さが強いものや、ドライなものなどいろいろありますが、ポーランドのミードはとくに濃厚で甘みが強いのが特徴。
医療が発達していない時代にはスパイスを入れて薬膳酒として、王侯貴族にも愛飲されていたといいます。
ストレートやソーダ割りはもちろん、温めたり、凍らせたりしてもおいしい。
もっと日本でも広まってほしいお酒です。
本誌ではさらに、新時代の中欧(チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー)浪漫紀行の特集を楽しむことができます。
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