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2025年4月に開幕した大阪・関西万博には行かれましたか?
たくさんのパビリオンは、建築にも注目されています。
今回は、初心者でも楽しめる暮らしのデザイン誌『CasaBRUTUS(カーサブルータス)』より、建築家・伊東豊雄さんが設計した〈EXPO ホール〉についての記事をご紹介します。
大阪・関西万博は建築の祭典でもあります。
世界最大の木造建築物である藤本壮介の大屋根リングをはじめ、伊東豊雄のEXPO ホール、平田晃久のEXPO ナショナルデーホール、佐藤オオキの日本館、永山祐子のウーマンズ パビリオン、SANAAのBetter Co-Being、坂 茂のブルーオーシャンドーム等々、国内外で活躍するさまざまな建築家やデザイナーが参加。
若手建築家が設計を担う休憩所やトイレなど全20施設も注目です。
静かに異彩を放つ〈EXPO ホール〉

〈EXPO ホール〉外観
愛称「シャインハット」の元になった、黄金に輝く円形の大屋根が印象的。
伊東さん自身が意識したという〈太陽の塔〉を連想させる、会場全体のシンボルです。
基本設計・監修:伊藤豊雄事務所
実施設計:大成建設・昭和設計。
大阪・関西万博のメインホール。鉄骨造で高さ約20m。
座席数約1,850席を有する円形劇場で、開会式・閉会式をはじめとする公式行事や各国のセレモニー、音楽・演劇・舞踊などのパフォーマンスが実施されます。
「いのち輝く未来」を問う静謐なモニュメント

巨大な円錐の上に、黄金に輝く円形の屋根が載る。
複雑なかたちの建物が立ち並ぶ大阪・関西万博の会場で〈EXPO ホール〉は静かに異彩を放ちます。
内部は真っ白で客席とステージの境界を感じさせません。
金色に輝く天井には紙素材を採用。
設計を手がけたのは、円熟期を迎えてもなお躍進が続く建築家・伊東豊雄さん。
万博が掲げるテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」。
伊東さんはこの言葉に強くひかれたといいます。
完成した建物を見学した人々からは、ピラミッドや埴輪に似ているなどと、古代的なイメージを彷彿させる感想が寄せられているといいます。
「僕自身、未来ではなく逆に古代に遡っていくイメージの、普遍的な象徴性を持つ建築にしたかったので、ありがたい感想ですね」
〈EXPO ホール〉は、私たちに「いのち輝く未来」とは何かを問いかける、静謐なモニュメントとなるでしょう。
背景を知ることで、黄金に輝く円形の屋根の〈EXPO ホール〉を実際に見たくなりました。
大屋根リングや迎賓館、ナショナルデーホールの建築についての記事もあるので本誌でご確認くださいね。
本誌では、他にも大阪・関西万博のパビリオンや携わった建築家の方々についても紹介されています。
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