夜が明けると北海道!“さんふらわあ さっぽろ”で静かに楽しむ深夜の船旅

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2021年4月に鵡川から様似まで約116kmの線区が廃止となったJR北海道日高本線
現在は苫小牧駅から鵡川駅を結んでいます。
この鉄道での旅を味わえた昔を懐かしみ、今号の「旅と鉄道」ではさんふらわあ さっぽろでの旅を紹介、今回は一部をピックアップしています。

 

 

幻想の銀河鉄道
「さんふらわあ さっぽろ」でゆく、追憶の日高本線

夜が明けると、そこは北海道。
かつて汽車旅で味わえた旅の醍醐味は、いま海にあります。
旅情あふれる夜行便で、北の大地へ。

 

太平洋を進む海の夜行便

 

 

 

乗り込んだ船内には、うっすら西陽がさしていました。
ターミナルを見下ろすと、次々に甲板にトラックが押し込まれていき、傍では乗用車やツーリングのオートバイが乗船を待ちながら、係員から説明を受けています。

昼過ぎに都心を出発して、特急列車と鹿島臨海鉄道を乗り継いでようやく到着した大洗フェリーターミナル
苫小牧行きのフェリー「さんふらわあ さっぽろ」出航までの長い時間は、仰々しくも「壮大な旅の始まり」を感じさせてくれます。

 

ふと夜行列車の発着する上野駅のプラットフォームを思い出しました。
出発する人々の活気や忙しなく荷物車や電源車に積み込まれる荷物。

 

何より船内の寝台はどことなくB開放寝台のようでした。

 

すっかり日も暮れてターミナルの夜景を眺めていると、ゆらりと船は岸を離れました。
機関車に牽引されて、衝動のない滑らかな発車に感動した夜行列車の記憶と重なります。

遠ざかる港が小さくなり、進行方向に目をやると、無限遠の漆黒に船が吸い込まれていくようでした。

 

船内に戻ると、ホテルのような広々としたロビーで皆がくつろいでいます。
私もゆっくりと腰を落ち着けました。
船内のレストランはバイキング形式で、派手すぎず落ち着いた雰囲気です。

 

食事を済ませるとさしてすることもなく、長い夜が訪れます。
仕事の連絡を気にしてスマートフォンを手に取っても圏外です。
WiFiの導入も検討されているようですが、いまのところ使えません。

いつもなら焦りが生じるところですが、不思議とすぐに気にならなくなりました。

 

 

船では圏外になるスマートフォンも気にならなくなる船での旅。船の中の様子と鉄道の駅の様子がすっと目の前に想像できるような…ワクワクする素敵な旅の始まりの続きは本誌でご確認ください。

 


 

本誌は他にも、北海道を特集して、駅弁や馬車鉄道などの記事をご紹介しています。

 

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