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京都と言えば、最近、話題になっている【帝国ホテル 京都】。
今号のCasaBRUTUS(カーサブルータス)では、『京都モダン』を特集。
その中から、帝国ホテル 京都について、ピックアップしてみました。
近年の京都は「モダン」というキーワードが盛り上がりを見せています。
昭和初期の1936年に竣工した国登録有形文化財のモダン建築〈弥栄会館〉、その外観と記憶を継承した〈帝国ホテル 京都〉が3月5日に開業。
内装デザインは「旧素材こそ最も新しい」という理念を掲げる、現代美術作家・杉本博司と建築家・榊田倫之が率いる新素材研究所です。
『カーサブルータス』6年ぶりの京都特集は「モダン」がテーマ。
古都の記憶や近代の遺産を現代にアップデートするモダンな京都をめぐります!
帝国ホテル 京都、誕生。

かつて京都市民に親しまれた劇場建築〈弥栄会館〉を一部保存しながらホテルにコンバージョン。
あの帝国ホテルが、京都・祇園町にやってきました。
弥栄会館の記憶と帝国ホテルの歴史的文脈

そもそもなぜ京都に帝国ホテルが開業したのか?
その理由から始めます。
京都・祇園町にはかつて〈弥栄会館〉がありました。
当時のお茶屋組合と芸妓組合が無借金で1936年(昭和11)に建てたこの建物は、大小のホールとホワイエを有する劇場建築で、緑青を吹いた屋根を持つ風雅な外観は京都市民に長年親しまれてきました。
以前はさまざまな興行が行われ、国の登録有形文化財にも指定されたものの老朽化が進み、近年はほとんど利用されていませんでした。
この歴史的建物の一部を保存・再生させながら、未来に受け継ぐという意欲的なプロジェクトに際して、白羽の矢が立ったのが帝国ホテルだったのです。
天然素材を多く使用した内装
エントランスのある南面と、花見小路に面した西面の壁をL字形に残し、そのほかはすべて取り壊して増改築するという大手術。
その内装デザインを担ったのが新素材研究所の榊田倫之氏でした。
宿泊者ラウンジのコンシェルジュデスクの背面には新素材研究所を榊田氏とともに率いる現代美術作家の杉本博司氏が、室町時代の土佐派の絵画からモチーフを抜き出してコラージュし和紙にプリントした松竹図襖絵が。
能舞台のような図絵に迎えられて振り向くと、庭に面して大きな窓が設けられたラウンジが広がっています。
新素材研究所がこのホテルのためにデザインしたソファに座ると、その視線は傾斜のある掛け込み天井に誘導され、低い庇の先の石積みの庭へと注がれます。
内装には新素材研究所が得意とする石や木などの天然素材が多く使われました。
帝国ホテル 京都はこだわりがある、とても素敵なホテルのようですね。内装の詳細などは、ぜひ本誌でご覧ください。
本誌では他にも、京都のグルメや町家ショップなども紹介されています。
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