【大人を深める京都旅】渡月橋を渡ればそこは別世界――本を片手に、嵐山・法輪寺に眠る和泉式部を訪ねて

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京都と本。何か素敵な旅になりそうですよね。
今号のKu:nel(クウネル)では、「旅を深める本 76冊と歩く、京都。」を特集。
どんな旅を提案されているか、気になる内容をピックアップしてみました。

 

 

SNSが全盛の今、そこにアップされている情報を見て旅に出かけることもあると思います。
向かった先で映える写真を撮ったり、人気の店で食べたり、話題のスポットに行ってみたり。
でも、表面的で軽い体験を増やすだけの旅は、すぐに記憶から消えてしまうのではないでしょうか。
想い出に残る旅がしたい!
それなら、旅を深める本といっしょに出かけてみませんか?
それも、小説、エッセイなどで多くの題材になっている京都に。

 

 

本と京都

今回は、京都に関連する本とともに、心に残る旅をする京都ガイドの特集です。

 

作品に書かれた京都の地を訪れ、著者の視点を通してその場所を見つめてみる。
着眼点が自分とは異なると、思いもよらぬ感情が湧いてくるかもしれません。

 

その体験のストーリーはきっと記憶に深く刻まれることでしょう。

 

そして、とっておきの京都本を、京都の書店に選書いただきました。
本をおともに出かけてみませんか。

 

和泉式部 ―― 法輪寺

 

 

嵐山の寺の静けさに包まれ、謎めいた女人の波乱万丈を想う。

 

■和泉式部

平安中期を代表する歌人。受領・大江雅致の娘。
和泉守・橘道貞と結婚するも天皇の皇子である為尊親王、敦道親王などと恋愛関係にあったと言われていて、恋の模様は『和泉式部日記』にも記されている。

 

教えてくれた人 酒井順子さん(エッセイスト)

「京都には女性の文化が豊かに刻まれてきました。文学の才を存分に発揮したり、政治的な役割を担ったり、傑出した女性たちの息吹が今も確かに残るよう」という酒井順子さんが綴った『女人京都』は、歴史の中の女人たちの足跡を訪ね歩く、人物と都の探検ガイドです。

 

「渡月橋を渡るだけで空気が変わる」

 

と酒井さん、寺の山門を入ったところで初夏の青もみじの鮮やかさにも見とれます。
境内は雨でしっとり、ひっそり。
ここから石段を上がっていきます。

 

嵐山 法輪寺

「和泉式部は華麗なる恋愛遍歴を持つ『モテ女』。そのドラマティックな人生と華やかな文才に、うっとりさせられます。和泉式部の物語を女性芸能者などが全国に広めたことで、伝説を残す地も多くてミステリアス。想像をかきたてられますよね」

式部が活躍した京都には、自ら興したとされる寺や、昔、塚があったという和泉式部町など、まつわる場所が何か所も。その中『女人京都』で酒井さんが選んで訪れていたのは、嵐山の法輪寺です。

「ここに住んだとされる僧の道命と和泉式部は深い仲だと『宇治拾遺物語』にあります。道命は読経の名手だったそう」

酒井さんは今回も渡月橋を渡り「別天地のように静かな」境内を一巡。

 

素敵な旅の紹介はまだまだ続きます。ぜひ、本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、京都の書店が薦める「京都本」などを紹介されています。

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