《都市伝説》存在しない国『トレド』から来た男の新事実!?

  • 更新日

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。

※「ムー」2023-05-09 発売号 (2023年6月号)の誌面をもとに記事を作成しています。

1954年、存在しない国『トレド』から来日し、騒動となったのちに姿を消した男がいました。

よく知られるこの有名都市伝説に、近年新事実が発覚…⁉️

ムーではそれを元に、『トレドの男』の正体と事件の謎を考察してします。

 

 

羽田空港に現れた、存在しない国のパスポートを持つ男

 

 

存在しない国から日本に来た男を描いた都市伝説を知っていますか?

さまざまなバージョンがありますが、共通しているのは以下のような話。

 

存在しない国のパスポートを持つ男

1954年7月のある暑い日、羽田空港にひとりの男が到着しました。

その男はフランス語が母国語だといいますが、日本語をはじめ、さまざまな言語を話していたそう。

男は『トレド』という国から発行されたパスポートを持っていました。

しかし、入国審査官とその同僚が確認したかぎり、このような国は存在しません。

男は連行され、取り調べを受けることに。

 

この旅人によると、トレドはフランスとスペインの間に位置し、1000年前から存在していたといいます。

地図を見せると男はアンドラ公国の場所を指さし、
なぜ自分の国が地図上で違う名前になっているのかと戸惑っていました。

 

結局、この男はなんらかの犯罪者ではないかと疑われ拘束されました。

操作にあたって、男は近くのホテルでとりあえず一夜を明かすことになりましたが、

翌朝、部屋に行くと男は消えていました。

上記の話に多かれ少なかれ尾鰭がついたバージョンが世界中に広がっています。

それだけ有名な都市伝説なだけに、世界各国でこの話のソースを捜しだす試みが行われていました。

その調査に近任になってやっと大きな進展が見られてきました。

 

トレド連合王国の「嘘」と「真相」:近年の調査で判明した新事実

 

このあまりにも有名な都市伝説の「ソース(情報源)」を突き止めるべく、世界各国の研究者やオカルトファンが長年調査を行ってきました。

拓いて近年になって、ようやく大きな進展が見られたのです。

つながった手がかり:スペルミスと1960年の新聞記事

トレドは日本語圏以外では『Taured』と綴られますが、これは『Tuared』のスペルミスではないかと考えた人がいました。

そして2019年、カナダ・バンクーバーの1960年8月15日の新聞
『Man with his own country…(自分の国をもつ男)』という記事があるのが見つかりました。

 

Man with his own country…(自分の国をもつ男)

この記事こそが、都市伝説のモデルとなった「実際の事件」を伝える決定的な証拠でした。

 

『トレドの男』の正体:ジョン・アレン・カッチャー・ジーグラス

 

 

自作の国とパスポートで世界を旅した男

ジョン・アレン・カッチャー・ジーグラスは世界一周の旅に出たかったので
国家、首都、国民、言語を創作し、それを自作のパスポートに書き込みました。

そして、「エチオピアに帰化したナセル大佐の諜報員」と名乗りました。

パスポートには『サハラの南』にあるトレドの首都タマンラセットで発行されたとのスタンプが押されていました。

しかし、このような地名は存在しません。

ジーグラス氏が発明したのです。

この素晴らしいドキュメントを携えてジーグラス氏は中東を堂々と旅し、どこでも敬意を表されました。

引いてもし疑う者がいれば、トレド国スタンプの下にある宣言文のようなものを読むようにいうのです。

 

「Rch ubwail chtrra negussi habessi trwap turapa…」

 

これが決めてといいますが、どこの国の言葉でもなく意味がわからない文章です。

 

嘘が暴かれた「東京での逮捕」とイギリス議会の公式記録

 

しかし、彼の華麗な密入国旅行は、日本の東京で終わりを迎えることになります。

日本の警察による徹底的な捜査によって正体が見破られ、ジーグラス氏は法廷に立たされることになったのです。

実は、当時のイギリス議会(1960年7月29日)の議事録にも、国名や首都名に若干の差異はあるものの、この事件に関する公式な情報がしっかりと残されています

以下は、当時の法廷におけるやり取りや記録の抜粋です。

傍点は筆者がつけたもの。
これからも傍点がときどき出てきますが、それ等の単語はこの都市伝説の全体像を読み解くキーワードとなるので注意が必要。

英国議会の同年7月29日議事録にも、国名と首都名が多少違っていますが、同じ情報が見つかりました。


現在東京で起訴されているジョン・アレン・ジーグラスの事件をご存じでしょう。彼はナセル大佐の諜報員であり、エチオピアに帰化したと述べています。

(中略)

このパスポートは、独立主権国家トリドの首都タマンロセットで発行されたものとされています。国名も言語も特定できなく、この試みに多くの時間が費やされました。被告人が反対尋問を受けたとき、彼はサハラ砂漠の南のどこかにある人口200万人の国であるといいました。この男はこのパスポートでなんの支障もなく世界中を回っています。

(後略)

 

自作のパスポートと謎の言語を操り、世界中を欺き続けたジーグラス。彼が創り上げた「架空の国」に隠された、真の目的とは一体何だったのか?
そして日本の警察が見破った、彼の驚くべき「本当の正体」とは――。
さらに本誌では、この『ジーグラス氏』の全貌と事件に秘められたさらなる謎について、詳しく述べています。

「ムー」2023-05-09 発売号 (2023年6月号)の試し読みはこちらから


 

【あわせて読みたい】歴史と未来に隠された謎と都市伝説

なぜ私たちは、不思議な話にこれほど惹かれるのでしょうか。それは、歴史の闇に葬られた真実、未来を告げる不気味な予言、そして公には語られない噂話の中に、私たちの想像力をかき立てる何かがあるからかもしれません。

都市伝説の醍醐味は、そこから自由に想像を膨らませ、誰かとその興奮を共有できることにあります。常識が覆されるような、もうひとつの世界の謎に触れてみませんか。

 


月の裏側

月の裏側で何が?アポロ計画を中止に追い込んだ「不可解なやりとり」とNASA最大のタブーを徹底追求

(※リンク先で詳細をチェック:アポロ計画中止の裏に潜む、NASA最大のタブーに迫る衝撃の事実とは……)

 


大予言者スラヴァ

「2027年にロシアが勝つ」ウクライナ侵攻を予言した旧ソ連の大予言者スラヴァの予言が意味するものとは?

(※リンク先で詳細をチェック:旧ソ連の予言者が恐るべき精度で遺した、2027年の世界情勢の真実)

 


巨大鉄剣と謎の盾形銅鏡

「天皇家よりも権力を持つ”もうひとつの王権”の証拠か」ーー日本史上最大、全長2.4mの鉄剣と謎の盾形銅鏡が奈良県で出土

(※リンク先で詳細をチェック:奈良県で出土した日本史上最大の鉄剣が示す、古代史を覆す王権の謎)

 

 

お得な定期購読で『ムー』の世界をさらに深く!

今回ご紹介した「生まれ変わり現象」のように、世界にはまだまだ解明されていない謎が満ちあふれています。

『ムー』を毎月お手元にお届けするお得な定期購読はこちらから!

【紙の雑誌派には、限定プレゼント!】

今、1年間の定期購読をお申し込みの方全員に、「ムーロゴ入り特製オリジナル・エコバッグ」をもれなくプレゼント!

たたんでコンパクトに持ち運べる便利なエコバッグは、日常にさりげなくミステリーのエッセンスを加えてくれるファン必携のアイテム。この機会にしか手に入らない限定グッズをぜひゲットしてください。

【いつでもどこでも読むなら、お得なデジタル版!】

場所を選ばずに『ムー』の世界に没頭したい方には、デジタル版の定期購読がおすすめです。 なんと最大23%OFF1冊あたり669円で購読可能!書店で買うより断然お得に、ミステリーの最前線を楽しめます。

この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。