上方芸能 3月号 (発売日2012年02月09日) 表紙
上方芸能 3月号 (発売日2012年02月09日) 表紙

上方芸能 3月号 (発売日2012年02月09日)

上方芸能編集部
戦後初の定席「天満天神繁昌亭」誕生で、上方落語は空前の活況に沸いた。オープンから五年余が経過して一時のブームこそ沈静化しつつあるが、今も賑わいは続く。今年は吉本興業が創立百年を迎え、桂三枝が大名跡...

上方芸能 3月号 (発売日2012年02月09日)

上方芸能編集部
戦後初の定席「天満天神繁昌亭」誕生で、上方落語は空前の活況に沸いた。オープンから五年余が経過して一時のブームこそ沈静化しつつあるが、今も賑わいは続く。今年は吉本興業が創立百年を迎え、桂三枝が大名跡...

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上方芸能 3月号 (発売日2012年02月09日) の目次

戦後初の定席「天満天神繁昌亭」誕生で、上方落語は空前の活況に沸いた。オープンから五年余が経過して一時のブームこそ沈静化しつつあるが、今も賑わいは続く。今年は吉本興業が創立百年を迎え、桂三枝が大名跡「文枝」を襲名する華やかな行事も待っている。その一方、宝塚大劇場の観客数は年間百万人を割り、国立文楽劇場の入場率も五割前後に止まるなど、容易ではない事態も続く。狂言界では世代交替が進み、新劇界でも劇団の活動や存続に課題を抱える。特に大阪では、文化全般を取り巻く環境がますます厳しくなりそうだ。そんな今、上方芸能12ジャンルの現況を捉え、発展へ向けて何が必要かを考える特集を組んだ。




【 能 】
今後さらなる緊張感を 村上湛(明星大学教授・演劇評論家)
能を未来へと伝えていくために 山本章弘(観世流能楽師)
【狂 言】
ゆめゆめあるべからず。心得べし 西村彰朗(演劇評論家)
長い目で見た下支えを 善竹隆司(能楽師大蔵流狂言方)
【歌舞伎】
仁左衛門の牽引に期待 森西真弓(本誌編集代表)
すべての前提はよい舞台づくり 片岡秀太郎(歌舞伎俳優)
【文 楽】
スターの台頭が必要 水落潔(演劇評論家)
興業価値をなくさないように 竹本住大夫(文楽太夫)
【邦 楽】
時代と共振していくこと 高畠整子(元朝日新聞企画委員・社団法人当道音楽会理事)
筝の力を信じて 吉岡紘子(箏曲演奏家)
【邦 舞】
意欲に溢れる公演が続く 谷村陽介(舞踊劇作・演出家)
現代に通じる解釈が必要山村若佐紀(上方舞山村流・上方舞研究所主宰)
【落 語】
続いてほしい師弟制度の心 前田憲司(芸能史研究家)
大切な「時分の花」林家染丸(落語家)
【漫 才】
言葉を伝える熱意を軸に 本多正識(漫才作家)
漫才は不滅です青芝フック(タレント)
【浪 曲】
若手の成長に望みをかける 芦川淳平(浪曲作家・公益社団法人浪曲親友協会監事)
浪曲界全体を視野に入れて 京山幸枝若(公益社団法人浪曲親友協会会長)
【講 談】
発展途上の芸能-「歴女」を後ろ楯に 高橋圭一(大阪大谷大学文学部教授)
ストーリーの再構築を 旭堂南陵(講談師)
【現代演劇】
サバイバル時代の到来 立花惠子(演劇評論家)
幕開け 内藤裕敬(南河内万歳一座座長)
【音楽劇】
観客の中へ入り込む試みを 上念省三(演劇・ダンス評論)
人の感情に寄り添いながら 那月峻(歌劇★ビジュー主宰)


この人の日々
★弁護士で映画評論家、二足のワラジで奮戦する、坂和章平さん
★昼のテレビドラマ「鈴子の恋」でミヤコ蝶々役に挑む、映美くららさん
★松竹座二月花形歌舞伎で念願の上方喜劇を演じる、市川染五郎さん
★「笑いのタニマチ」で新作落語を披露し続け、開催100回目を迎えた、笑福亭仁智さん
★〈昭和の上方芸人 後藤清写真展〉をワッハ上方で開催した写真家、後藤清さん
★第39回大阪新劇フェスティバルで女優演技賞を受賞した、大阪放送劇団の、竹岡良子さん
エッセー 好きなせりふ 87
あきらめない 岡俊太郎(よみうり文化センター代表取締役社長)
せまじきものは宮仕え 浜村淳(パーソナリティ、司会、映画評論家)
スター途の風景 16
斉藤春子(地歌箏曲演奏家)
谷ひろし(人形劇団京芸代表)
花形クローズアップ 69
藤堂真沙子(民俗芸能アンサンブル若駒)
… ききて・広瀬依子
贔屓のひきおこ私 32
谷村陽介(舞踊劇作・演出家)が西川鯉右(日本舞踊家)の魅力を語る
なつか史スタア伝 32
植田耕司(季刊文化雑誌「湖国と文化」編集長)が吉田玉男(文楽人形遣い)を想う
美学な幕切れ 44
一期一会 栗本智代(大阪ガス エネルギー・文化研究所主席研究員)
ハンサムウーマンの立ち去りぎわ 玉岡かおる(作家)
私の朗読ROAD 14
相手に届く語り 石川豊子(大阪芸術大学教授・石川豊子ことば塾主宰・NHKカルチャー朗読/話し方講師)
奥深さと楽しさと 大橋文江(朗読工房主宰)
安らぐ居場所 38
森宮護(元小学校教師)
伊藤真宏(佛教大学仏教学部准教授)
江本東一(古文書を読む会八幡事務局)
水郡庸隆(エッセイスト)
『上方芸能』観・歓・楽・学 25
鈴木淳一(日本語教師)
野々山大輔(団体職員)
私の芸能肩入れ談 25
福地純一郎(自由業)
福井香那子(会社員)
私の趣味
黒星晴夫(京都府立医科大学産婦人科学教室助教)
丸田礼子(詩人)


芸能文化と文化施設の役割
大石時雄(いわき芸術文化交流館アリオス支配人)
能楽公演がインターネットのチケット販売に参入
種野奈都子(本誌)
松竹新喜劇も頑張らねば~藤山寛美と渥美清の心意気から~
米田亘(松竹新喜劇文芸部)
開設10年を超えた京都芸術センター
広瀬依子(本誌)


【歌舞伎評】顔見世にもう一味望む 上田由香利
人気と実力を兼ねる役者/『連獅子』での進歩/舞台は生きもの
【文楽評】「風」と「鬼」、旅路の果てに 森田美芽・片山剛
「風(ふう)」に溢れるいのち/新しい時代にふさわしい魅力を
【演芸評】漫才スタイルのつくり方 今村荘三
【演劇評】劇団四季の喜びとヤル気あふれる二つのミュージカル 大内祥子
ミュージカルとなったある家族の物語/「マンマ・ミーア」は女性への贈り物/大阪と京都の四季専用劇場の功績
【落語評】あつい思い やまだりよこ


霊感を科学する 88
古くていつも新しい「思い込み」と「願望」の危うさ 安斎育郎
結婚紹介所の詐欺的な実態/放射能、二つの思い込み/おわりに
映像の中の芸能 38
『番町皿屋敷』 藤井康生
「皿屋敷もの」と怪談/岡本綺堂の『番町皿屋敷』の粗筋/長谷川一夫と津島惠子の『番町皿屋敷、お菊と播磨』/東千代之介と美空ひばりの『怪談・番町皿屋敷』/市川雷蔵と藤由紀子の『手討』
情熱の歌舞伎俳優坂東竹三郎聞き書き 17
水口一夫
河内音頭取りの資料をめぐって 29
万国博覧会と河内音頭6 上海国際博覧会・中編 河内家菊水丸
上方芸能風土記 21
―鳥羽― 奥村功
松竹少女歌劇の足跡 32
肥田晧三
上方から世界へ 羽ばたく芸能 4
琴演奏家/生田流師範・松山夕貴子 川崎一朗
武智鉄二資料集成 64
権藤芳一
思い出ほろほろ劇場 32
柳たかを
イラスト・ルポ 118
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高宮信一


~各界の動きをお知らせします~
歌舞伎・文楽花ごよみ 藤岡英一
演芸かわら版 松尾美矢子
浪界ダイジェスト 芦川淳平
音楽芝居さんぽ 松本茂章

芸能ひろば(川柳人生劇場 木本朱夏/近頃映画事情 猪野美子/舞踊の表現 花柳禮叟/絵はがきオールドシアター 平川義浩/芸能の胎動 大阪樟蔭女子大学箏曲部) 人・まち最前線 白牡丹図 編集前記/バックナンバー案内/提灯広告・維持基金・意見広告/京町堀通信/芸能エッセイ/鬼ヶ島日誌/編集後記

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