実験医学

特集1
フェロトーシス　鉄代謝と細胞死　鉄、脂質、レドックスが開くがん・老化の突破口
概論―拡大する鉄代謝とフェロトーシス研究―学際的なハブとしての新展開【諸石寿朗】
鉄毒性とフェロトーシス【𥱋取いずみ，岩井一宏】
フェロトーシス感受性と，細胞の脂質代謝【松岡悠太，杉浦悠毅】
レドックス制御とフェロトーシス感受性【酒井　勁，関根弘樹，本橋ほづみ】
フェロトーシス実行の分子メカニズムとその制御戦略【松沢　厚】
フェロトーシスと腎組織傷害【伊藤　亮，安部功記，北井啓己，相馬友和】
老化における鉄代謝とフェロトーシス【周　翔宇，伊藤文哉，羅　智文，高橋暁子】
フェロトーシスとがん【大田雄大，前田英仁，諸石寿朗】

特集2
フローサイトメトリー革命　スペクトル方式で何が変わるのか？
概論―元祖1細胞解析のフローサイトメトリーに大転換が起こりつつある―スペクトル方式とnanoFACS解析【清田　純，山本拓也】
スペクトル型フローサイトメトリーの原理と測定の実際【石原誠人，佐藤亮太，福井竜太郎】
Cytek FSP技術による多色FCM解析の進展【畑　直樹，上野英樹】
データの奥に眠る細胞を発掘する高次元解析の新展開【野木森拓人，田中　聡】

連載
News & Hot Paper Digest
1細胞プロテオミクスの時代，本格到来か？【小松　徹】
なぜ老化が進みすぎるとがんができにくくなるのか？―DNAメチル化の変化が鉄代謝を介して増殖能を低下させる【河野　晋】
相同組換え編集の効率を改善する化合物が引き起こす問題【雁金大樹】
「性差に配慮した研究開発」の重要性【小泉　周】
ラボ百景
“ポリバレント”なラボで免疫最大の謎TCRに挑む【石垣和慶】
カレントトピックス
複雑な絨毛構造をもつ小腸上皮が有害な刺激を感知する機構の解明【東原幸起】
ノンコーディングRNAによる三本鎖ゲノム構造が記憶を形成する【谷口　誠，Rose Marie Akiki，Christopher W. Cowan】
神経細胞由来の微小核は発達期ミクログリアの性質を変化させる【照屋林一郎，矢野更紗，鶴田文憲】
白血病関連ASXL1変異が動脈硬化を促進するメカニズム【佐藤　成，合山　進，北村俊雄】
アカデミアの泳ぎ方
訴求力のある研究計画書には型がある（後編）【谷内江 望】
クローズアップ実験法
オルガネラ集団を俯瞰する「オルガネラランドスケープ解析法」【小山-本田郁子，栗川義峻，水島　昇】
Conference & Workshop
集えよ悩めよEvo-Devo学徒【内田　唯】
ラボレポート
海外留学で挑む比較ゲノミクスの最前線―Department of Neurosciences and Developmental Biology, University of Vienna【今　鉄男】
Opinion-研究の現場から
顕微鏡をキーワードとした学際的研究の取り組み【柏木有太郎】
追悼
竹縄忠臣先生を偲んで【一戸敦子】
バイオでパズる！
すべての元素を拾え！【山田力志】

★★★★★2022年05月01日 podocytologist 医者
各号の特集の分野の研究の世界のuptodateを効率よく学ぶことができる素晴らしい雑誌。歴史もあり、来年で創刊40周年！皆さんも、実験医学を読んで、これからの日本の基礎研究を盛り上げて行ってください！！

★★★★☆2022年04月07日 みみ 会社員
いいことはいいのですが、個人的にはもう少し詳しい内容が書かれてあると良かったです

★★★★★2021年07月22日 tmomi 専門職
特集で取り上げられる複数のレビューを概論で説明し概念図にまとめたりと、自分の専門領域以外の話題であっても容易に理解できる。図も大きくカラフルでわかりやすい誌面編集です。

★★★★★2019年07月26日 Tomomo 医者
某大学病院で臨床をしながら、基礎研究をしてます。 実験医学を読んで自分の専門領域以外の知識を手に入れ、自分の研究に何か取り入れられないか、ネタ探しをしてます。 手早く最新情報を入手できるのが良いですね。

★★★★★2018年07月24日 Tomm 専門職
日本語でその領域を俯瞰できるのはありがたいです。深く関わる領域ならば英語でも文献を見ますが、直接関係ない領域の勉強はざっと日本語でできると助かります。

★★★★☆2011年05月29日 ふ～ちゃん 役員
学会のトレンドに沿った最新情報が平易に開設されているので、自分の研究分野以外の情報も幅広く得ることができる雑誌である。

★★★☆☆2009年12月30日 みろ 医者
毎号特集が組まれている。自分の興味のある分野であればレビューが日本語で読めるため大変便利な雑誌である。ビギナー向けにも実験のちょっとしたテクニックなどの連載などもあり、定期購読してもよい。内容はこの分野の幅広い層に対応している。

★★★★★2009年08月21日 まっつん 医者
分子生物学の最新情報がまとまっていて、非常に参考になります。

★★★★★2009年08月04日 fufu 会社員
医学実験分野についての最新トピックに関する情報が得られて、毎月発行されるのを楽しみにしています。また留学情報や論文の書き方なども為になります。

★★★★★2006年06月18日 sato 会社員
この本は、大学時代からずっと愛読しています。ちょっとマニアックな感じもするけど、すごく勉強になるし、最新医学のベースとなる最新情報を入手することが出来ます。