- 定期購読
- 最新号(通巻130号)
- バックナンバー
- レビュー
-
紙版
-
49,800円(税込)1冊あたり4,150円
-
◆ 送料:無料
-
◆ 注意事項
- 発売日が前後する場合がございます。予めご了承下さい。
- ご注文完了後の解約は原則受け付けておりません。
+「デジタル版の取扱い開始のお知らせ」を希望の方はこちら
月刊糖尿病(DIABETES) 雑誌の内容
- 出版社名:医学出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月20日
- サイズ:A4変型判
- 1冊定価:3,456円
忙しい毎日を送るレジデントの先生だからこそ、 “すぐに役立つ”雑誌を
|
これまでなかった“糖尿病に特化した月刊専門誌”
|
月刊糖尿病(DIABETES) 通巻130号 (発売日2021年01月20日) の目次
企画編集/菊池 透
<特集にあたって>
小児・思春期糖尿病の治療と支援は,成人後の慢性合併症の予防だけでなく,患児が自立した成人になるためにも重要である.また,学校検尿を利用した糖尿病の早期発見や学校教育での食育による肥満・糖尿病予防は,成人の糖尿病予防対策としても重要である.
小児・思春期糖尿病に関する最近のトピックスは,hybrid closed loop pumpなどのインスリンポンプや較正不要の連続血糖モニターのテクノロジーの進歩,新しい超速効型インスリンや点鼻グルカゴンなど新しい薬剤の登場である.さらに,time in rangeという新しい血糖管理指標も提唱されている.今後は,このような新しい技術や指標をいかに治療に取り入れ,患者の予後,QOLを改善させるかが課題である.このように1型糖尿病の治療技術は進歩しているが,その技術を実際に使うのは患者自身である.技術が進めば進むほど,それを使いこなす高度な知識や動機が必要になる.幼少期は,治療の主体は保護者であるが,思春期になると治療の主体は本人に移っていく.しかし,その時期に,適切な療養行動を継続することは容易なことではない.したがって,将来,成人科へ診療移行することも踏まえ,精神的・社会的に自立するように,学校生活や糖尿病キャンプ,患者会活動での療養行動の支援や仲間作りなどが必要である.
一方,1型糖尿病に比べて2型糖尿病の治療の進歩は停滞している.成人では多くの新しい薬剤が承認されているが,小児・思春期糖尿病を対象にした薬剤の治験はなかなか進まない.2型糖尿病を発症する肥満小児は,生活習慣の問題のほか,基礎疾患を有している場合も多く,治療や支援がより困難である.しかし,日本には学校糖尿病検診というすばらしいスクリーニングシステムがある.このシステムを有効活用し,2型糖尿病の早期発見,食育の推進による肥満の指導,予防を進めていくことが重要である.
小児・思春期糖尿病では,新生児糖尿病やMODYなどの単一遺伝子異常による糖尿病がまれではない.近年,それらの研究が進んでおり,正確な診断が治療方針に大きな影響を与えることもある.とくに,非肥満2型糖尿病の診断の際には留意が必要である.
近年,毎年のように大規模自然災害が発生している.患児家族,医療者,医療機関ともに,大規模自然災害を想定した小児患者に対する種々の備えをするべきである.
今回の特集にあたり,現在のトピックスと課題をエキスパートの方々に執筆いただいた.本特集が,小児・思春期糖尿病の診療の向上および患児の予後,QOLの改善につながれば幸いである.
<目次>
〔特集〕
1. 血糖管理指標における個人別評価とその課題:グリコアルブミン(GA)/ヘモグロビンA1c(A1C)比の活用/武者育麻,雨宮 伸
2. インスリンポンプの進歩/柚山賀彦,川村智行
3. CGMの進歩/志賀健太郎
4. 薬物療法の進歩/鈴木潤一
5. 単一遺伝子異常による糖尿病/奥野美佐子
6. 学校糖尿病検診の有効活用/山本幸代
7. 肥満2型糖尿病へのアプローチ/田久保憲行
8. 心理社会的支援へのアプローチ/大津成之
9. 学校での療養行動の支援/松井克之
10. 糖尿病キャンプと患者会活動/小川洋平
11. 成人科への移行期医療の実際/平井洋生
12. 大規模自然災害へ備える/藤原幾磨
+ 月刊糖尿病(DIABETES)の目次配信サービス
月刊糖尿病(DIABETES)のレビュー
総合評価:
★★★★★
4.71
全てのレビュー:7件
レビュー投稿で500円割引!
定期購読して3年経ちます。 いつも参考にさせていただいています。
5年以上定期購読しています。最新の情報がまとめて定期的に得られるので重宝しています。種種の講演会のスライドづくりの際に参考にさせていただくことも多々あります。専門医であれば購読しておいて損はない雑誌と思われます。
糖尿病に纏わる最新情報を知ることが出来る雑誌です。糖尿病治療薬を扱う製薬会社に勤めていますが、薬剤関連のみならず糖尿病の最新情報を知る上で大変勉強になる雑誌です。
大事な論文を検索するといつも検索に引っ掛かるのがこの雑誌。そういう訳で、年間購読を始めました。毎号、ちがう切り口で研究者の先生方が糖尿病学の最先端を解説くださいます。私の必読書となりそうです。これからもお世話になります。よろしくお願い致します。
糖尿病に特化した月刊専門誌で、定期的に最新情報を入手できることができ、勉強になります。定期購読は注文の手間が省けて、忙しい方にはお勧めです。
2型DM病歴3年目に入るDrです。DM非専門医のため、最新のレビューを専門雑誌から入手しています。月刊糖尿病は簡明で将に理にかなった専門雑誌といえましょう。
保険調剤薬局の薬剤師です。いろいろある糖尿病の薬、おおまかな違いは知っていたけれど、作用機序まで詳しく記載されていて、理解することができました。どのチャンネルに、どのように結合し、どう影響していくのか、たいへん興味深く読みました。1冊に、各種類の薬剤の特徴と使い分けが、特集されていて、違いがよくわかりました。たいへん読み応えがあるので、時間をかけて読んでいます。
月刊糖尿病(DIABETES)のバックナンバー
企画編集/菊池 透
<特集にあたって>
小児・思春期糖尿病の治療と支援は,成人後の慢性合併症の予防だけでなく,患児が自立した成人になるためにも重要である.また,学校検尿を利用した糖尿病の早期発見や学校教育での食育による肥満・糖尿病予防は,成人の糖尿病予防対策としても重要である.
小児・思春期糖尿病に関する最近のトピックスは,hybrid closed loop pumpなどのインスリンポンプや較正不要の連続血糖モニターのテクノロジーの進歩,新しい超速効型インスリンや点鼻グルカゴンなど新しい薬剤の登場である.さらに,time in rangeという新しい血糖管理指標も提唱されている.今後は,このような新しい技術や指標をいかに治療に取り入れ,患者の予後,QOLを改善させるかが課題である.このように1型糖尿病の治療技術は進歩しているが,その技術を実際に使うのは患者自身である.技術が進めば進むほど,それを使いこなす高度な知識や動機が必要になる.幼少期は,治療の主体は保護者であるが,思春期になると治療の主体は本人に移っていく.しかし,その時期に,適切な療養行動を継続することは容易なことではない.したがって,将来,成人科へ診療移行することも踏まえ,精神的・社会的に自立するように,学校生活や糖尿病キャンプ,患者会活動での療養行動の支援や仲間作りなどが必要である.
一方,1型糖尿病に比べて2型糖尿病の治療の進歩は停滞している.成人では多くの新しい薬剤が承認されているが,小児・思春期糖尿病を対象にした薬剤の治験はなかなか進まない.2型糖尿病を発症する肥満小児は,生活習慣の問題のほか,基礎疾患を有している場合も多く,治療や支援がより困難である.しかし,日本には学校糖尿病検診というすばらしいスクリーニングシステムがある.このシステムを有効活用し,2型糖尿病の早期発見,食育の推進による肥満の指導,予防を進めていくことが重要である.
小児・思春期糖尿病では,新生児糖尿病やMODYなどの単一遺伝子異常による糖尿病がまれではない.近年,それらの研究が進んでおり,正確な診断が治療方針に大きな影響を与えることもある.とくに,非肥満2型糖尿病の診断の際には留意が必要である.
近年,毎年のように大規模自然災害が発生している.患児家族,医療者,医療機関ともに,大規模自然災害を想定した小児患者に対する種々の備えをするべきである.
今回の特集にあたり,現在のトピックスと課題をエキスパートの方々に執筆いただいた.本特集が,小児・思春期糖尿病の診療の向上および患児の予後,QOLの改善につながれば幸いである.
<目次>
〔特集〕
1. 血糖管理指標における個人別評価とその課題:グリコアルブミン(GA)/ヘモグロビンA1c(A1C)比の活用/武者育麻,雨宮 伸
2. インスリンポンプの進歩/柚山賀彦,川村智行
3. CGMの進歩/志賀健太郎
4. 薬物療法の進歩/鈴木潤一
5. 単一遺伝子異常による糖尿病/奥野美佐子
6. 学校糖尿病検診の有効活用/山本幸代
7. 肥満2型糖尿病へのアプローチ/田久保憲行
8. 心理社会的支援へのアプローチ/大津成之
9. 学校での療養行動の支援/松井克之
10. 糖尿病キャンプと患者会活動/小川洋平
11. 成人科への移行期医療の実際/平井洋生
12. 大規模自然災害へ備える/藤原幾磨
企画編集/山田研太郎
<特集にあたって>
糖尿病の薬物療法の歴史は低血糖リスクとの戦いでもあった.近年は低血糖をきたしやすいスルホニル尿素薬に代わってDPP-4阻害薬やSGLT2阻害薬など低血糖リスクの低い経口血糖降下薬が広く使われるようになり,インスリン治療においても,2型糖尿病の場合はその一部がGLP-1受容体作動薬に置き換えられるようになってきた.しかし,一方では低血糖に対して脆弱な高齢者が増加し,糖尿病患者の多数を占めるようになったことから,低血糖予防の重要性はこれまでになく増大していると言うことができる.
低血糖は急性合併症として不快な自律神経症状や意識障害をきたすだけでなく,転倒による骨折や交通事故の原因ともなる.心血管イベントや網膜症悪化の誘因としても知られ,重症例では脳障害の後遺症をきたしうる.さらに,高齢者においては認知症との双方向性の関連も示されている.ADLを維持し寝たきりを予防するためにも,低血糖の回避が重要である.また,高齢者において問題となっているポリファーマシーは,薬剤の重複や相互作用により薬剤性低血糖のリスクを高めると考えられ,注意が必要である.
最近,低血糖の診療に大きな進歩をもたらしたのは持続血糖測定器(CGM)の普及である.24時間の血糖プロファイルを評価することで,多くの低血糖が気づかれないまま見過ごされていることがわかり,これまで考えられていた以上に低血糖が多いことが明らかになった.現在用いられているCGMは血糖値を正確に測定できるほど精度が高いとは言えないが,低血糖が起こりやすい時間帯を明らかにし,治療を適正化するうえできわめて有用である.
1型糖尿病のインスリンポンプ療法では,CGMを組み合わせた低血糖予防機能が搭載されるようになった.低血糖を予測するとインスリンの基礎注入を一時的に中断する機能で,とくに夜間低血糖のリスクを下げることができる.このようなテクノロジーの進歩は,低血糖に対する不安感の軽減とQOLの向上につながると期待されている.
低血糖には糖尿病以外の内分泌代謝疾患に伴うものや,インスリン自己免疫症候群,腫瘍随伴症候群としての低血糖などさまざまな病態がある.また,体脂肪分解を伴う高ケトン性低血糖とインスリン作用過剰による低ケトン性低血糖では病態が大きく異なっている.本特集は,各分野の専門家によって低血糖という古いテーマに新しい光を当て,その今日的な意義を明らかにすることを目指している.
<目次>
1. 糖尿病治療に関連する重症低血糖の実態と対策/松久宗英
2. 高齢者糖尿病の低血糖/荒木 厚
3. 腎不全を伴う糖尿病における低血糖の予防/田中小百合,金﨑啓造
4. 心血管イベントおよび細小血管障害の危険因子としての低血糖/矢口雄大,曽根博仁
5. 低血糖脳症とその後遺症について/犀川理加,山田穂高,原 一雄
6. 無自覚性低血糖の病態と対策/山本あかね,廣田勇士
7. PLGM機能を備えたインスリンポンプによる低血糖予防/中山ひとみ
8. 反応性低血糖の病態と治療/千葉ゆかり,土屋博久,山川 正
9. 糖尿病治療薬以外の薬剤性低血糖およびアルコール性低血糖/鈴木優矢,長澤 薫,森 保道
10. 内分泌疾患,および腫瘍に伴う低血糖/橋本重厚
11. インスリン抗体により引き起こされる低血糖/内潟安子
12. 低血糖症の病態の多様性~高ケトン性低血糖症と低ケトン性低血糖症~/山田研太郎
13. 糖尿病治療に伴う低血糖の予防と低血糖時の対処法/岩倉敏夫
企画編集/弘世貴久
<特集にあたって>
インスリンの発見は1型糖尿病を死の病から合併症の病に変えた.それからおよそ100年,インスリン療法はさまざまな要素において,すばらしい進歩を遂げてきた.まず,何よりも製剤自体の進歩は重要である.①ブタやウシの膵より抽出・精製,②遺伝子工学に基づいて作成されたヒト型インスリン,そして③アナログインスリンの登場,という進化があった.今後期待される製剤は週1回のインスリン,経口インスリンや血糖応答性インスリンといったところだろうか?もちろん注射剤として必要な注射器の進歩も忘れてはいけない.さらに持続血糖モニターに代表される血糖測定法の進歩,ポンプ療法の進歩などもきわめて重要である.さらにインスリン導入やステップアップに伴う療養指導の充実は,現実にインスリン療法を行っていく場面,場面において最も重要な要素である.洗練されたインスリン療法チームが少なくなくなったのはとても喜ばしいことで,そしてもう一点忘れてはならないのは,専門医の職人芸であったインスリン療法が,多くの糖尿病患者も診ている医師によって実践されるようになったことだと思う.製剤の進歩,注射器の進歩,モニター法の進歩のすべてがこのことに貢献してきた.インスリン療法の一般化はcommon diseaseである糖尿病診療にとってきわめて重要であり,筆者の長年の想いでもあったのでより感慨深い.さらに注目すべきは注射薬GLP-1受容体作動薬がもう1つの糖尿病注射薬として加わったことである.インスリンとの使い分け,あるいは併用において多くの議論があると思う.とくに発売されたばかりの両者の配合剤については,これまで考えられてきた「配合剤」の考え方とは頭を入れ替えて使用していく必要があると思われる.
本特集では,令和時代を迎えたインスリン療法の現状について,第一線の診療にあたっておられる専門医の先生方に無理を言って原稿執筆をお願いした.エビデンスだけでは見えてこないさまざまな臨床シーンにおけるインスリン療法の実践について,ご自身の経験も踏まえて踏み込んだ執筆をしていただけたのではないかと考える.
<目次>
Ⅰ インスリン導入のキホン
1. 現在使用可能なインスリン製剤と海外のガイドライン/中村宇大
2. 外来でのインスリン導入(BOTとそれ以外)/釣谷大輔
3. 入院でのインスリン導入/仁科周平,山本恒彦
4. インスリン導入時・導入後のサポートのコツ/福井宗憲
Ⅱ インスリン療法のステップアップ
1. BOTからのステップアップ/北澤 公
2. 内服薬を用いた治療強化~インスリン抵抗性改善薬~/中西修平
3. 内服薬を用いた治療強化~インスリン分泌促進薬~/谷口晋一
4. 内服薬を用いた治療強化~DPP-4阻害薬~/岡島史宜
5. 内服薬を用いた治療強化~SGLT2阻害薬~/白神敦久
6. 配合薬を用いたステップアップ/北島浩平,駒津光久
Ⅲ インスリン療法のステップダウン
1. インクレチン薬を用いたステップダウン/佐藤雄一,内薗祐二,布井清秀
2. SGLT2阻害薬を用いたステップダウン/鳥本桂一,岡田洋右
3. グリニド薬を用いたステップダウン/田蒔基行
Ⅳ 新しいインスリン療法とその周辺
1. SGLT2阻害薬と1型糖尿病のインスリン療法/阿比留教生
2. インスリン注入器アップデート/朝倉俊成
3. インスリンポンプ療法,血糖モニターをしっかり生かす/池原佳世子
4. 配合剤を用いた新しい注射療法の導入/渕上彩子,弘世貴久
5. 開発中のインスリン製剤/細井雅之
企画編集/金藤秀明
<特集にあたって>
膵β細胞は,通常は少量の基礎インスリンを分泌し,食後などで高血糖に曝されると適切な量の追加インスリンを分泌することによって,血糖値を正常化する非常に優れた細胞である.また,食後には小腸からインクレチンが分泌され,膵β細胞に作用して,グルコース応答性インスリンを促す.こうしたインスリンやインクレチンのおかげで,健常者の血糖値は正常範囲に保たれている.糖尿病状態ではインクレチン効果が低下するため,現在では非常に多くのインクレチン関連製剤が実臨床で使用されている.糖尿病の発症から病態進展の経過をみると,インスリン抵抗性が惹起された糖尿病発症時の肥満などによる脂肪毒性が膵β細胞機能障害を引き起こし,その後続く慢性高血糖によるブドウ糖毒性によりインスリン分泌はさらに低下し,高血糖の遷延化や重症化を招く.こうした観点から,食事療法や運動療法にて良好な血糖コントロールが得られない場合は,糖尿病治療薬やインスリン製剤を病態の早期から用いることが望ましい.インスリン分泌機構,さらに糖尿病状態における膵β細胞機能異常に関して,次々と新しいメカニズムが解明されている.本特集ではインスリン分泌機構および糖尿病状態における膵β細胞機能異常に関して,第一人者の先生方から最新の知見をご解説いただいた.
1型糖尿病においては自己免疫異常などを介した膵β細胞破壊が原因と考えられており,治療としては最初からインスリン療法を行う.発症の速度によって劇症1型糖尿病,急性発症1型糖尿病,緩徐進行型1型糖尿病に分類されている.本特集では1型糖尿病の第一人者の先生方からも最新の知見をご解説いただいた.2型糖尿病においては肝臓,脂肪,骨格筋などのインスリン標的臓器でのインスリン抵抗性と膵β細胞の機能低下が二大特徴である.また,欧米人に比べると日本人の2型糖尿病においてはインスリン分泌不足が原因になっていることが多い.欧米人に比べて日本人の膵β細胞は遺伝的な理由から脆弱であるため,日本人が欧米食を多く摂取すると,比較的容易に膵β細胞機能が低下する.こうしたことから,とくに日本人の糖尿病の発症,進展,予防,治療などを考える際に,膵β細胞は非常に重要である.なんらかの機序で膵β細胞機能が悪化すると高血糖になり,それが長期化すると最終的には,網膜症,腎症,神経障害などの細小血管障害,さらに虚血性心疾患,脳梗塞,下肢の閉塞性動脈硬化症などの大血管障害などにつながる.さらに糖尿病を有していると認知症や悪性腫瘍が増加することも知られている.
本特集では,膵β細胞研究に携わってこられた第一人者の先生方から最新の知見やお考えをご解説いただいた.糖尿病の診療あるいは研究に携わっておられる多くの先生にお役立ていただければ大変幸いである.
<目次>
1. 膵β細胞からのインスリン分泌/駒津光久
2. インスリン開口放出のメカニズム/高橋倫子
3. 2相性インスリン分泌のメカニズム/青柳共太,今泉美佳
4. 膵β細胞量調整の分子機構/奥山朋子,白川 純,寺内康夫
5. 膵β細胞ブドウ糖毒性の分子機構/金藤秀明
6. 時計遺伝子とインスリン分泌異常について/田口昭彦,谷澤幸生
7. 膵β細胞との臓器間ネットワーク/山本淳平,今井淳太,片桐秀樹
8. グルカゴン分泌異常/北村忠弘
9. 1型糖尿病/馬場谷 成,池上博司
10. 劇症1型糖尿病/佐野寛行,今川彰久
企画編集/堀川幸男
<特集にあたって>
糖尿病と診断した場合には,その成因についても必ず検討する必要がある.糖尿病の成因にさまざまな程度でかかわる遺伝素因を正しく把握することは,患者のみならずその家族についても,病態に応じた最適な治療法の選択と予後の改善につながる.糖尿病の原因遺伝子の多くは,糖尿病において最も重要なホルモンであるインスリンの分泌にかかわっている.
たとえば,若年発症糖尿病(MODY)は,単一遺伝子の変異によって糖尿病を発症する単一遺伝子疾患の糖尿病であり,膵β細胞の機能低下により,若年でインスリン分泌不全型の糖尿病を発症する.欧米では,MODYが疑われる症例の8割に既知MODY遺伝子変異が検出されているが,日本人においては3~4割程度しか検出されず,多くの未知希少MODY遺伝子の存在が推測される.既知MODY蛋白は互いに密接に連携した転写因子ネットワーク「膵島機能ネットワーク」を構成しており,臨床像が類似する未知MODYの原因遺伝子も,同ネットワークに属する転写因子または標的分子をコードすると推定されている.一方,最近の肥満若年層における急激な糖尿病患者の増加は,食生活などの環境変化に対する体質の応答結果であり,肥満,インスリン抵抗性などを惹起する遺伝素因の解明とともに,環境因子の遺伝素因への影響の解明(エピジェネティクス)もまた急務である.
昨今NGSはじめゲノム解析ツールの進歩は著しく,獲得された膨大なデータを正確かつ迅速に処理できるが,ゲノム上の真の病的変異を決定することは容易ではなく意義不明変異(VUS)が多く認められる.従来の時間と手間を要する細胞・個体レベルの機能解析を回避できることから,良きにせよ悪しきにせよ,in silico解析のみで結論を出す風潮が強い現状では,このVUS解析ツールシステムの開発が今後の遺伝素因解明のキーを握っている.これに関しては,臨床情報,遺伝情報を集積し,スパコン・AIを駆使することによってはじめて現状を打開できると考えている.なお上述の取り組みは,「単一遺伝子異常による糖尿病の成因,診断,治療に関する調査研究委員会」が日本糖尿病学会内に設立されており,現在オールジャパンで進められている.
MODYなど単一遺伝子異常による糖尿病に関連する遺伝子解析による知見は,今後,遺伝子-遺伝子相互作用を考慮しなければならない少数遺伝子疾患やコモンの多因子型糖尿病(T2DM)の遺伝学的解明の礎になると考えら
れる.新規の糖尿病遺伝子の同定によって,未知のインスリン分泌不全機構が分子レベルで明らかになり,新たな創薬標的が見つかるだけでなく,その知見が大多数を占めるインスリン分泌不全を特徴とするコモンの日本人2型糖尿病(T2DM)の病態解明や治療開発に展開されることも疑いない.
<目次>
1. 1型糖尿病のGWAS/川畑由美子
2. 若年発症糖尿病(MODY)~MODY1-6の病因と病態について~/塩谷真由美,堀川幸男
3. 若年発症糖尿病(MODY)~MODY1-6以外の病因と病態について~/古田浩人
4. 新生児糖尿病の遺伝子異常/依藤 亨
5. ミトコンドリア糖尿病の成因と治療/岩﨑直子
6. ウォルフラム症候群について/椎木幾久子,田部勝也,谷澤幸生
7. インスリン受容体異常症について/山内敏正,細江 隼,庄嶋伸浩,門脇 孝
8. 先天性脂肪萎縮症の遺伝素因/海老原 健
9. その他の単一遺伝子異常による糖尿病から,環境要因の遺伝素因への影響まで/安田和基
10. 2型糖尿病のGWAS/前田士郎
11. 次世代シークエンサー(NGS)による新規糖尿病遺伝子同定のピットフォール~in silico解析による意義不明変異(VUS)の取り扱いについて~/細道一善
12. 2型糖尿病感受性遺伝子多型の同定とポリジェニック・リスク・スコアのプレシジョン・メディスンへの応用/鈴木 顕
13. 糖尿病遺伝素因解明のためのコンソーシアムの設立/田中大祐
企画編集/田中正巳,伊藤 裕
<特集にあたって>
糖尿病と高血圧はいずれも代表的な生活習慣病であり,両者の合併は脳心血管病の発症率を著しく高める.そのため糖尿病患者では厳格な降圧が必要であり,日本高血圧学会が策定した『高血圧治療ガイドライン2019』でも日本糖尿病学会が策定した『糖尿病診療ガイドライン2019』でも,糖尿病患者の降圧目標は130/80 mmHg未満に定められている.
現在我が国には約4,300万人の高血圧患者と約1,000万人の糖尿病患者が存在する.両疾患の合併頻度は高いため,我が国には多くの糖尿病合併高血圧患者が存在することになる.これらの患者の年齢,ライフステージ,血管障害の有無,脂質や体重などの管理状況といった背景は多種多様であるため,血圧,血糖の管理にあたっては個々人の状況を勘案した慎重な対応が必要になってくる.
糖尿病合併高血圧に関する知見は日々アップデートされている.その一方で,糖尿病・高血圧治療の基本は食事・運動療法であること,治療の目標は患者の生命予後とQOLの改善であることなどは,ガイドラインが改訂されても変わらない.このような今も昔も変わらない重要事項,そして近年アップデートされた情報を整理して,糖尿病患者の血圧管理に役立てることを目的として本特集を企画した.糖尿病患者の血圧を適切に管理するためには,敵を知る,すなわち糖尿病合併高血圧の特徴を理解することが欠かせない.近年優れた糖尿病薬が続々と登場しているが,食事・運動などの非薬物療法が依然として重要であることは言うまでもない.ガイドライン改訂の際に糖尿病患者の降圧目標は変わらなかったが,第一選択薬には変更があった.新規糖尿病薬の中には降圧効果が報告されているものがある.高血圧の治療目標が脳心血管病の抑制であることを考えれば,脳血管障害,冠動脈疾患の予防を考慮した降圧療法は重要である.CKD,肥満・メタボリックシンドローム,脂質異常症は心血管リスクを高めるため,これらを合併した患者への対応策を理解しておく必要もある.また,我が国は未曾有の超高齢化社会を迎えており,認知機能低下やフレイルなどの老年症候群が問題となる高齢者への配慮は欠かせない.近年高齢出産の増加は顕著であり,妊婦の高齢化に伴い高血圧も(妊娠)糖尿病も増加する.したがってこれらの病態に対する理解も重要である.日本人に適したガイドライン作成のためには日本発のエビデンスを構築することが重要であるが,多くの危険因子を包括的に管理することの重要性を証明したJ-DOIT3は世界に誇るべき臨床研究である.内分泌性高血圧は臓器障害進展のリスクが高いため早期診断,早期治療が重要だとわかっていても,つい見逃してしまいがちである.本特集ではこれらの重要事項について,各分野ご専門の先生方からわかりやすく解説していただいた.今回の特集が,糖尿病を合併した高血圧患者の脳心血管病予防とQOL向上に貢献できることを期待する.
<目次>
1. 高血圧を合併した糖尿病の特徴/片山茂裕
2. 高血圧を合併した糖尿病患者の生活習慣修正/土橋卓也
3. 糖尿病合併高血圧患者の降圧目標/舩越駿介,有馬久富
4. 糖尿病合併高血圧患者の薬剤選択:JSH2019改訂における重要ポイント/国村彩子,樋室伸顕,藤吉 朗,瀬川裕佳,大西浩文,斎藤重幸
5. 脳血管障害を合併した糖尿病患者の血圧管理/北川一夫
6. 冠動脈疾患を合併した糖尿病患者の血圧管理/岸 拓弥
7. 糖尿病性腎症患者の血圧管理/馬場園哲也
8. 肥満・メタボリックシンドローム合併糖尿病患者の血圧管理/瀬川利恵,石垣 泰
9. 糖尿病合併高血圧患者の脂質管理/長尾元嗣
10. 高齢糖尿病患者の血圧管理/千葉優子
11. 妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠における血圧管理/三戸麻子
12. 糖尿病治療薬の大規模臨床試験成績と降圧効果/大西由希子
13. J-DOIT3から考える血圧管理/笹子敬洋,植木浩二郎
14. 糖尿病を合併した内分泌性高血圧を見逃さない/田辺晶代,橋本真紀子
月刊糖尿病(DIABETES)を買った人はこんな雑誌も買っています!
看護・医学・医療 雑誌の売上ランキング
医学書院
訪問看護と介護
2021年01月15日発売
目次:
■特集 倫理的感受性を高める ACPにも必要な「価値観を揺さぶられる」感性■
Case① その課題は「本当の課題」なのか?
自宅で看取りができると思い込んでいた事例から(濵本千春)
Case② サインに気付ける「ゆとり」が必要
些細な「モヤモヤ」事例から(倉持雅代)
Case③ 「あんたもそう思うんか」
頷くことしかできなかった事例から(森本清美)
Case④ 隣人の恐怖、母親の負担
周囲の限界を超えた事例から(宮子あずさ)
[物語]もやもやちゃん
新型コロナによる“面会制限”が私たちに問うもの(新城拓也)
漫画『家でのこと』から引き出される倫理観
訪問看護初学者への「教材」として使ってみました(清水奈穂美)
地域の多職種で倫理検討会をしています
「モヤモヤ」を語り合えるチームの強さ(田中美樹/清水奈穂美)
アンコンシャスバイアスとは何か
思い込みを脱し、柔軟性を高める(北村英哉)
□特別記事
ウィズコロナ時代の訪問看護【後編】
期待される役割と、地域包括BCPの必要性(山岸暁美)
□レポート こちら現場からお届けします!・10
「言葉」がケアとナレッジになる(坂口博紀)
●訪問看護師のための判断力トレーニング・1
訪問看護師に必要な「判断力」とは(清水奈穂美)
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・136
CCRCってなに?
秋田版CCRCの一角に暮らしの保健室(秋山正子)
●「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・10
認知症の病型分類 ②(内田直樹)
医療と福祉の新時代を築くニューマガジン
-
2020/12/15
発売号 -
2020/11/15
発売号 -
2020/10/15
発売号 -
2020/09/15
発売号 -
2020/08/15
発売号 -
2020/07/15
発売号
照林社
エキスパートナース
2021年01月20日発売
目次:
[特集]
◆みんなのギモンに答えます!
くすりの「なぜ?」「これでいいの?」
完全解決Q&A
・使い分け
Q1 睡眠薬
Q2 下剤
Q3 電解質輸液
Q4、Q5 鎮痛薬(NSAIDs、アセトアミノフェンなど)
Q6 剤形ごとの作用速度
・混注・投与時の注意
Q7 配合変化に注意
Q8 溶解に注意
Q9 フラッシュ時に注意
Q10 飲み合わせに注意
・その他
Q11 プロポフォールのルート交換頻度は?
Q12 粉砕してはいけない錠剤があるけれど、なぜ?
Q13 抗がん薬・免疫抑制薬でフィルターが必要なものがあるのはなぜ?
Q14 ジェネリック医薬品の覚え方のコツは?
[特集]
◆本当の姿を知っておこう!
ナイチンゲールに学ぶ看護で大切なことト
・Part1 新型コロナウイルス感染症とナイチンゲール
・Part2 今、知っておきたいナイチンゲールのこと
・Part3 ナイチンゲールが考える看護師像
[特別記事]
◆今こそ知っておきたい!
HPVワクチンの現在
― 医療従事者として把握しておきたいこと、ナースだからこそできること ―
[これからのナースに必要な力を伸ばす連載]
<基礎医学>
◆やりなおしの病理学
中心にあるもの② 細胞のしくみとはたらき
<アセスメント>
◆日々のアセスメントとケアが一歩深くなる
患者のみかたと看護のしかた
喘息発作の患者さん
<チーム医療>
◆みんなでやるには何が必要なのか、
とことん考えてみました
ナース⇄多職種の
「ココが知りたい!」「ココは聞いて!」①
<患者・家族対応>
◆患者と家族にじょうずに向き合うための方法
慇懃無礼と「人としてのマナー」
[NEWS]
◆エキナスクリップ
[連載]
◆ナースのための医療・看護 最新TOPIC
新しい疾患概念にも注目!
『CKD診療ガイドライン2018』でナースが知っておきたいポイント
◆看護師のはたらきかた座談会
高齢者福祉施設で働く看護師
◆考えるナース
◆みんなのVOICE
◆白衣最前線
HIを支える白衣の力
第3回 市立甲府病院(山梨県甲府市)
◆お悩み相談ルーム
◆BOOKナビ
[INFORMATION]
・学会&研究会イベント
・次号予告
ナース・看護・ケアに役立つ医療情報をより早く!よりわかりやすく!
-
2020/12/19
発売号 -
2020/11/20
発売号 -
2020/10/20
発売号 -
2020/09/18
発売号 -
2020/08/20
発売号 -
2020/07/20
発売号
中央法規出版
ケアマネジャー
2020年12月26日発売
目次:
【特集】
苦情・ハラスメント・情報漏洩・虐待……弁護士が教える利用者・事業者とのトラブル 対応・予防のポイント
ケアマネジャーが現場で遭遇する利用者・家族、サービス事業所等とのさまざまなトラブル。その対応と予防策について、介護・福祉分野を専門とする弁護士外岡潤氏が明快に解説します。
<相談援助技術を究める>
■プロフェッショナルに求められる心構えとスキル 渡部律子
<特別企画>
■新人ケアマネ必読 今求められるケアマネジメントの視点 足立里江
<最新ニュース&制度>
■最新ニュース 深掘り解説 田中元
■よくわかる! 社会保障制度 やさしい解説と活用ポイント 福島敏之
<基本スキルをBrush Up>
■利用者ニーズを正確にとらえるアセスメントの7領域 中野穣
■ケアプラン点検者が教える ケアプラン作成のポイント 阿部充宏
■記録のエースを狙え! 実践編 八木亜紀子
<医療知識を押さえよう>
■現場で役立つ! 高齢者に多い疾患の基礎知識 鶴岡浩樹
■イラストでわかる やさしいがんの医学知識 小倉加奈子
■専門医が教える 認知症の“非”医学的理解 大塚智丈
<さらに究める!実践力>
■これならできる! 毎日の実践で活かすACP 片山陽子
■精神疾患×支援困難ケースへのあす活スキル 小瀬古伸幸
<デキる管理者・主任ケアマネを目指す>
■管理者のための押さえておきたい事業所運営のツボ 後藤佳苗
■管理者・ベテランのための新人ケアマネ育成術 杉田まどか
・紡ぐ物語 ケアマネジャーにできること 佐賀由彦
・新刊紹介
・information
・ケアカフェ
・Back Number
・次号予告
<巻末カラー>
・特別企画 超速報!何がどう変わる!? 2021年度 介護保険・介護報酬改正のポイント
・忘れられない一言
・注目! 製品・サービスレポート
・きょう何食べる? 相川あんな
超高齢社会を目前に控え、激動する保健・医療・福祉の世界で、ケアマネジャーのプロフェッショナルを目指す方へ!ケアマネの“いま”がわかる月刊誌
-
2020/11/27
発売号 -
2020/10/27
発売号 -
2020/09/26
発売号 -
2020/08/27
発売号 -
2020/07/27
発売号 -
2020/06/27
発売号
医学書院
精神看護
2021年01月15日発売
目次:
■特集 「生活保護」の本丸に迫る■
生活保護を利用している方たちに直接話を聞いて見えてきたもの(谷山 牧)
政治的に受けいれられる方法としてベーシック・サービスを提案する(井手英策)
底辺(ボトム)ではなく、基底(ベース)として考える生活保護(向谷地宣明)
パチンコとブロンと生活保護(匿名)
ザラザラした現実を生きる(山田嘉則)
生活保護受給者への保健師による健康管理支援の実際(藤田恭子)
生活保護受給者への健康管理支援事業の経過と事業内容(浅沼奈美)
米国のTANF! この考え方と仕組みが、日本の就労支援の参考になる(谷山 牧)
●もっと聞かせて皆さんの声
今回のテーマ:「私が大事にしている看護観」(山本侑里、追田葉月、河合正樹、菊 力弥、三浦貴裕、富岡健二、田代匡純、玉乃井雅浩、金 裕美、谷川寛郎)
●話題
「暦」を使った人材活用術(佐崎航大)
●間の間…16
言葉の味(伊藤亜紗)
●木田っちの、こんな所に行ってみたっち。…4
路上生活を送る人から見た生活保護(木田塔子)
●たくさんの人の声、Twitterで集めました!…2
「ここが変だよ精神科。私が目撃&体験した不思議ルール」(マツコ、TOKIYAPI、田端恭兵、眞榮和紘)
●渡邊恭佑の、「なんでもつないじゃいます」コーナー…6
芸術と動物は、私のメンタルを支え、感性を磨いてくれる存在(飯塚良子)
●「ゼロ」からはじめるオープンダイアローグ…3
ジャック・ラカンの精神分析(斎藤 環)
●トラウマインフォームドな精神保健医療福祉のパラダイムシフト…3
ただ「居る」ことを保障しよう(熊倉陽介)
●患者さんと社会との接点を整えるシンデレラ・メイク講座…2
チークに注目(新田マリア)
●当事者研究のスキルバンク…21
本日の研究者:めっちさん 本日のスキル:べてるの三密実践法(べてるの家)
臨床・地域・教育・制度が見える雑誌
-
2020/11/15
発売号 -
2020/09/15
発売号 -
2020/07/15
発売号 -
2020/05/15
発売号 -
2020/03/15
発売号 -
2020/01/15
発売号
Bricolage(ブリコラージュ)
2021年01月15日発売
目次:
Bricolage_270_CONTENTS
●特集 あおいけあ参上!!
「あおいけあ」って こんなところ.........6
漫画から読み解くあおいけあ流介護を知るための3つのヒント.........8
加藤忠相さんインタビュー
僕は戦術家ではなく、戦略家です.........10
インタビュー
あおいけあに集う人々.........16
椎名萌さん/片倉希輔さん/齊藤里菜さん/安藤千智さん/雪室まり子さん/山口りょうさん
あおいけあ流・未来の地域づくり「ノビシロハウス」.........19
特集に寄せて.........20
三好春樹
●新・地下水脈
「健康」から生活と人生を守る
~もっと自由に~ 三好春樹.........2
●介護一行詩........21
●肩越しから見る世界20
「本当の私」とイメージ 磯野真穂........24
●今日から使えるリハビリ介護9
これって虐待? 松本健史........26
●アロマDE介護2 藤田るみ........28
●介護へひらめく・おじさんたちの本棚 71
死んだらどうなるのか–死生観と自然観– 奥田俊夫........30
●野田明宏が覗いた いしいさん家7 野田明宏........32
●自著を語る
いしいさん家の写真集ができた! 野田明宏........36
介護事故とトラブルの処方箋 山田 滋........37
●モノづくりのヒント43 イラスト:市川リンタロウ
原理から考えてみる 光野有次........38
●行ってきました! やってみました!
中村知己........39
●ヘルパーの乱 裁判傍聴記4
宮下今日子........40
●サル目ヒト科ヒト属ヒトの老人
特別養護老人ホーム施設長の業務日誌9
つまらない、うらみ サヨナラ・ホモサピエンス........43
●セミナー・イベント情報(2月~3月)........44
●新 髙口光子の元気が出る介護塾2021年度........46
●ブリコの図書館........47
●クレジットカード決済のご案内........48
元気が出る介護現場の情報交流誌
-
2020/11/15
発売号 -
2020/09/15
発売号 -
2020/07/15
発売号 -
2020/05/15
発売号 -
2020/03/15
発売号 -
2020/01/15
発売号
医学書院
保健師ジャーナル
2021年01月10日発売
目次:
■特集 差別と偏見と公衆衛生■
差別や偏見はなぜ起こるのか?(北村英哉)
感染症との共生を考える――エイズにおける偏見・差別と“Living Together”による啓発から(市川誠一)
福島第一原子力発電所事故被災者に対する差別――放射線被害への差別と被害矮小化の狭間で(崔 炯仁)
複合災害による差別・偏見がある中での保健師活動(伏見香代)
「津久井やまゆり園」入所者殺傷事件に見る,障害者差別・偏見を生み出す背景(松本俊彦)
ハンセン病差別と保健師活動(木村哲也)
□創刊70周年記念座談会
保健師の歩みを支える力――これまでとこれから(大木幸子,平野かよ子,澁谷いづみ)
□活動報告
地域住民・自治体・大学の連携による地域貢献活動
「東京大学ふみのみやこ倶楽部」
(藤﨑万裕,本田千可子,加藤たか子,中山みずほ,三島直子,次郎丸奈美,大谷温子,篠原真純,角川由香,寺本千恵,岩崎りほ,成瀬 昂,山本則子)
●行動変容を導く ナッジの利いた保健活動・1
なぜ,今ナッジなのか?(髙橋勇太,村山洋史,竹林正樹)
●時代が求める!保健師記録の仕組みづくり 記録を生かした人材育成と情報開示の捉え方・1
保健師記録のシステムを活かした人材育成――データヘルス時代を迎えて(栁澤尚代,清水洋子,菅原京子,吉本照子)
●あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・1
健診データを使って学会発表することはできる?(鳩野洋子,岡 順子,緒方文子,後藤智江,嶋津多恵子,住徳松子,松尾和枝,藤野善久)
●保健活動の現場を変えるEBPH エビデンスの探し方と活用の仕方・1
「EBPH」とその特徴
連載のはじめに(小林真朝)
●ポジティブな地域づくりを考える ポジティブ心理学×公共哲学から見る公衆衛生活動・10
人生の意味と実存(島井哲志,小林正弥)
保健師のための専門誌『保健師ジャーナル』
-
2020/12/10
発売号 -
2020/11/10
発売号 -
2020/10/10
発売号 -
2020/09/10
発売号 -
2020/08/10
発売号 -
2020/07/10
発売号
中央法規出版
おはよう21
2020年12月26日発売
目次:
【特集】
これからの看取り介護 入居時から始まる 人生を“生ききる”支援
利用者本人、家族、かかわった職員の全員が「これでよかった」と思える看取りを実現するためには、“生ききる”という視点をもつことが大切です。“生ききる”とは、後悔を残さないように生を全うすることをいいます。本特集では、利用者の“生ききる”を支えるためのポイントを整理します。
【在宅特集】
新型コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス…押さえておきたい 感染症対策
【現場レポート】
新型コロナウイルス ウィズコロナの難しさ
【連載】
・現場の疑問をすっきり整理 介護保険・社会保障制度情報:田中 元
・注目ニュース PICK UP:田中 元
・TOPICS
・押さえておきたい「痛み」の医学知識:小林徳行
・認知症ケアに活かす 応用行動分析学:小野寺敦志
・人と認知症との向き逢い方:宮崎直人
・場面別に見る 介護技術のチェックポイント:山�ア隆博
・利用者を快適にする 排便ケアのプロになろう:榊原千秋
・コミュニケーション・ケアのレッスン 「演技スキル」でケアが変わる!:高室成幸
・利用者の「見えにくさ」への支援とケア:吉野由美子
・施設長・管理者のための 人が集まる職場のつくり方:糠谷和弘
【巻末カラー】
・おはようクローズアップ 鎌田實と語る介護の“魅力”特別編
・エガオノジカン
・介護イノベーション・レポート
・Life is......:葉 祥明
【その他のコンテンツ】
・頻出ポイントがわかる! 介護福祉士国家試験合格講座:青木宏心
・おはようクラブ
・パズルの広場
・インフォメーション
・注目!商品紹介
・ブックレビュー
「介護」って大変! そんな、あなたの悩みに答えます!今、介護の現場で求められている情報や知識・技術を、わかりやすく、実務に役立つよう具体的に紹介
-
2020/11/27
発売号 -
2020/10/27
発売号 -
2020/09/26
発売号 -
2020/09/16
発売号 -
2020/08/27
発売号 -
2020/07/27
発売号
日本医療企画
クリニックばんぶう
2021年01月01日発売
目次:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最 新 内 容 2021年1月号(2021年1月1日 発行)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆第1特集◆ Withコロナ時代に選ばれる
診療所の経営戦略
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、患者の受診行動は「とりあえず受診する」から「とりあえず様子を見る」へと変わった。現状が適正な医療需要との声もあるが、そのなかで選ばれる診療所になるためには、どのような取り組み、あるいは戦略の転換が必要になるのか。「そのうち戻ってくる」と楽観視するのではなく、まず現実と向き合うことが大切。そこで現状を踏まえながら、ニューノーマル時代に選ばれる診療所のあり方を考える。
Part.1● 現状認識 新型コロナによる変化と これから必要な取り組みとは
Part.2● 実践家鼎談 ニューノーマル時代に求められる経営戦略
五十嵐建祐(医療法人お茶会お茶の水循環器内科理事長)×老木浩之(医療法人hi-mex耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院理事長)×佐藤理仁(さとう埼玉リウマチクリニック理事長)
Part.3● 患者分析 患者の深層心理から考える 選ばれる診療所の条件
杉本ゆかり(跡見学園女子大学・群馬大学大学院兼任講師)
-----------------------------------------------------------------
◆第2特集◆ 新型コロナと診療所の最新動向
PCR検査の今を追う!!
新型コロナウイルス感染症の影響で、診療所を取り巻く環境も今後大きく変化していくだろう。そこで、従来の保険診療などの医療のみの枠組みにとらわれず、地域のニーズや院長の独自のアイデアのもと、診療所が持つさまざまなリソースも活用しながら第2、第3の事業を展開してはどうだろうか。本特集では、ニューノーマル時代における診療所の多事業展開の新しいスタイルを考えていく。
Part.1● 総論 民間も相次いで参入 自費PCR検査市場の動向
Part.2● 事例 個人・法人・ビジネス・専門・・・・・・診療所PCR検査の最新事情とは?
塩屋雄史(しおや消化器内科クリニック院長)/石川雅俊(医療法人社団ビーンズ理事長)
大類隼人(神戸アイジスクリニック院長)/赤松敬之(西梅田シティクリニック院長)
-----------------------------------------------------------------
その他注目記事!
-----------------------------------------------------------------
■巻頭座談会 Up To Discussion
2代目と3代目が徹底議論
歴史を知る地域医療の先達とその意思を継ぐ院長が考える
これからの診療所のかたち
■特別対談
高齢者医療の質を上げる新たな概念「ヒアリングフレイル」
■診療所トップの突破力
竹内和男 医療法人社団 赤坂虎の門クリニック 院長
■診療所経営塾
マーケティングの最高峰を知る 最前線の活動事例に学ぶ
DATAで読み解く今後の方向性 ビジネス書で学ぶ
■クリニックスタッフ200%成長計画
在宅ケア編/ミドルマネジメント編/接遇編
■事務長奮闘記
松村眞吾
■ 新米院長が本音を語る 開業STORY
河合 徹
■T(徹底)T(的に)P(パクる) リモートワーク編
■Special Report
■特別企画
『Re:CARE ポストコロナ時代の新たなケアのカタチ』
出版記念トークセッション
■実践例から考える これからの在宅医療のかたち
内田貞輔
■診療所事務長の仕事術
■医療介護政策の動きと展望
宮島俊彦
■真野俊樹の世界の医療を知る
真野俊樹
■デジタルヘルスの今と可能性
加藤浩晃
■ゼロからはじめた SEO実践録
土井勝之
■院長がやってみた?ユーチューバー活動報告
村松英之
■MMPG会員事業所一覧
■CLINIC BAMBOO Monthly TOPICS
■院長夫人はコンサルタント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次 号 予 告 2021年2月号(2021年2月1日 発行)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆特集◆ 絶対労働問題にはさせない!!
先駆者たちの事例に学ぶスタッフトラブル対策&予防策
診療所経営において最大の課題は、スタッフのマネジメントだ。こちらの意図しない動きをする、不平不満ばかりを口にするスタッフに対して、怒りで眠れなくなった院長は少なくないだろう。こうした反乱分子を放置していると組織は崩壊する。本企画では、先駆者の事例をもとにスタッフトラブルにならないための予防策と対策を紹介する。
開業医の“不安”と“悩み”の解消を強力にサポートする、事例ベース中心のクリニック向け総合情報誌
-
2020/12/01
発売号 -
2020/11/01
発売号 -
2020/10/01
発売号 -
2020/09/01
発売号 -
2020/08/01
発売号 -
2020/07/01
発売号
照林社
プチナース
2021年01月09日発売
目次:
別冊 疾患別看護過程
ゴードンの枠組みでアセスメント
事例でわかる! 疾患別看護過程
白血病
別冊フロク
第110回国試 ぜんぶ覚える 頻出&ここが狙われる用語 BOOK
(A5判、44ページ)
特集
これだけ覚えて8割とろう!
必修ぜんぶまとめました!
Ⅰ 看護の社会的側面および倫理的側面について基本的な知識を問う
Ⅱ 看護の対象および看護活動の場と看護の機能について基本的な知識を問う
Ⅲ 看護に必要な人体の構造と機能および健康障害と回復について基本的な知識を問う
Ⅳ 看護技術に関する基本的な知識を問う
特集
事前正答率8割未満
みんなが間違えた必修過去問、集めました!
「必修8割」を確実にしよう! みんなが間違えた必修過去問
これは絶対落とせない! 事前正答率「9割以上」問題
特集
#ごろプロ拡大版! 国試直前ごろ合わせ集
強力連載!
気になる! 今月の最新トピックス
<NEWS>
新型コロナウイルスワクチン接種を「努力義務」と位置づけ。
改正予防接種法が可決・成立
<NEWS>
児童虐待相談対応件数が過去最多に。
〝面前DV"に関する警察からの通告が増加
<GOODS>
乾燥と静電気が気になる季節にうれしい冬限定コフレ〈プレゼント〉
のぞいてみよう! ナースのシゴト場
特別編(板橋中央総合病院(東京都板橋区))
実習で実践できる! 基礎看護技術
呼吸・循環を整える技術① ネブライザーによる気道内加湿
人間をまるごと理解しよう おもしろくなる解剖生理
筋系
学生生活をサポート
プチシェア!
プチ♡いいね
みんなでつくる看護師国試ごろ合わせプロジェクト
#ごろプロ
“看護師のかげさん”の実習お助けノート
ここにも発見! 看護の仕事
今月のBOOKS
めざせ合格! プチナース国試部
『看護学生スタディガイド』連携・平成30年版出題基準準拠
めざせ国試合格! #プチナース国試部
★切り取ってファイリングできる!
必修問題、一般問題
ナースを目指す、貴方に!
-
2020/12/10
発売号 -
2020/11/10
発売号 -
2020/10/10
発売号 -
2020/09/10
発売号 -
2020/08/07
発売号 -
2020/07/10
発売号