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月刊糖尿病(DIABETES) 雑誌の内容
- 出版社:医学出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月20日
- サイズ:A4変型判
- 参考価格:3,456円
忙しい毎日を送るレジデントの先生だからこそ、 “すぐに役立つ”雑誌を
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これまでなかった“糖尿病に特化した月刊専門誌”
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月刊糖尿病(DIABETES) 通巻143号 (発売日2022年06月09日) の目次
企画編集/土屋恭一郎
<特集にあたって>
糖尿病治療の目標は,合併症の阻止および抑制により,糖尿病患者に健康な人と変わらないQOL(生活の質)と生命予後を確保することである.心血管疾患と糖尿病性腎臓病の予防は,この目標を達成するうえで極めて重要な中間目標であることはいうまでもない.さらに近年は,2型糖尿病において非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の罹患率は最大70 %に達し,2型糖尿病は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)に進展する強力な危険因子であることも明らかとなっている.肝疾患も糖尿病の合併症の1つとして認識されつつある昨今,糖尿病患者のQOLと生命予後を見据えたトータルケアを実践するためには,血糖値や各種危険因子の管理のみならず,「心・腎・肝」も診るスキルが必要とされている.加えて,腎機能の低下が心血管疾患のリスクとなり,心血管疾患もまた腎機能低下を促進することや,NAFLDが心血管疾患ならびに慢性腎臓病のリスクを上昇させることも示されており,糖尿病診療において,臓器連関の理解に立脚した複眼的・俯瞰的な視点はますます求められているといえる.
実診療においては,心・腎・肝疾患の進展に応じて,適切な時期に循環器内科,腎臓内科,肝臓内科の専門診療と連携することが重要である.しかし一方で,続々と明らかになっている糖尿病治療薬の「心・腎・肝」における興味深くインパクトのあるエビデンスを鑑みると,今や「心・腎・肝」の診療は糖尿病診療の重要かつ主要な一部分となりつつある.したがって,糖尿病診療においてこれらの臓器を診る力の必要性が高まっていることに加えて,循環器内科,腎臓内科,肝臓内科との連携についても,改めて考えるべき時期といえるかもしれない.
本特集では,このような糖尿病診療を取り巻く変化を踏まえて,糖尿病患者の「心・腎・肝」を診るポイントについて,11のトピックをエキスパートの先生方にご執筆いただいた.臓器連関に関する詳細なご解説を皮切りに,糖尿病診療において頻繁に遭遇する「心・腎・肝」に関するトピックを選定し,できるだけ実践的な内容を意識したつもりである.また,診療科間の連携のあり方を改めて整理するために,ご執筆の先生方には,「どこまで診て,どこからコンサルトするか」についても各学会の指針を含めてご解説いただいた.本企画が明日からの糖尿病診療における有益な情報源となり,質の高いトータルケアの実現により糖尿病患者のQOLと生命予後の向上に少しでもつながることを願っている.
土屋恭一郎
(山梨大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科 病院准教授)
<目次>
〔特集〕
1. 糖尿病における心・腎・肝連関/宮地康高,小川佳宏
2. 糖尿病外来における心不全の診断・フォロー法と専門医紹介のタイミング/坂東泰子
3. 糖尿病外来における動脈硬化の診断・フォロー法と専門医に紹介すべきケース/多田隼人
4. 糖尿病外来における不整脈の診断・フォロー法と専門医に紹介すべきケース/大西勝也
5. 糖尿病外来におけるCKD/DKDのフォローのポイント/久米真司
6. DKDの生活・食事指導/斎藤知栄,山縣邦弘
7. 糖尿病外来での腎性貧血の診療ポイント/中川輝政,柿添 豊
8. 糖尿病に合併する肝機能障害の鑑別/井上 瑛,安西慶三,高橋宏和
9. 非肥満の脂肪肝へのアプローチ/正田純一,矢部義人,押田夏海
10. 糖尿病外来での脂肪肝のフォロー法と専門医紹介のタイミング/鈴木雄一朗,榎本信幸
11. NAFLD合併2型糖尿病における抗糖尿病薬の使い分け/河合俊英
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月刊糖尿病(DIABETES)のレビュー
総合評価:
★★★★★
4.75
全てのレビュー:8件
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SGLT2阻害剤の特集であったが、多岐にわたって考察されていて、しかも知的レベルも高い。読んでいてわくわくする雑誌である。こんな医学雑誌に出会ったことがない。他の雑誌の編集と雲泥の差があり驚愕している。図もきれいで分かりやすい。今後もどんどん読みたい雑誌である。
定期購読して3年経ちます。 いつも参考にさせていただいています。
5年以上定期購読しています。最新の情報がまとめて定期的に得られるので重宝しています。種種の講演会のスライドづくりの際に参考にさせていただくことも多々あります。専門医であれば購読しておいて損はない雑誌と思われます。
糖尿病に纏わる最新情報を知ることが出来る雑誌です。糖尿病治療薬を扱う製薬会社に勤めていますが、薬剤関連のみならず糖尿病の最新情報を知る上で大変勉強になる雑誌です。
大事な論文を検索するといつも検索に引っ掛かるのがこの雑誌。そういう訳で、年間購読を始めました。毎号、ちがう切り口で研究者の先生方が糖尿病学の最先端を解説くださいます。私の必読書となりそうです。これからもお世話になります。よろしくお願い致します。
糖尿病に特化した月刊専門誌で、定期的に最新情報を入手できることができ、勉強になります。定期購読は注文の手間が省けて、忙しい方にはお勧めです。
2型DM病歴3年目に入るDrです。DM非専門医のため、最新のレビューを専門雑誌から入手しています。月刊糖尿病は簡明で将に理にかなった専門雑誌といえましょう。
保険調剤薬局の薬剤師です。いろいろある糖尿病の薬、おおまかな違いは知っていたけれど、作用機序まで詳しく記載されていて、理解することができました。どのチャンネルに、どのように結合し、どう影響していくのか、たいへん興味深く読みました。1冊に、各種類の薬剤の特徴と使い分けが、特集されていて、違いがよくわかりました。たいへん読み応えがあるので、時間をかけて読んでいます。
月刊糖尿病(DIABETES)のバックナンバー
企画編集/土屋恭一郎
<特集にあたって>
糖尿病治療の目標は,合併症の阻止および抑制により,糖尿病患者に健康な人と変わらないQOL(生活の質)と生命予後を確保することである.心血管疾患と糖尿病性腎臓病の予防は,この目標を達成するうえで極めて重要な中間目標であることはいうまでもない.さらに近年は,2型糖尿病において非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の罹患率は最大70 %に達し,2型糖尿病は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)に進展する強力な危険因子であることも明らかとなっている.肝疾患も糖尿病の合併症の1つとして認識されつつある昨今,糖尿病患者のQOLと生命予後を見据えたトータルケアを実践するためには,血糖値や各種危険因子の管理のみならず,「心・腎・肝」も診るスキルが必要とされている.加えて,腎機能の低下が心血管疾患のリスクとなり,心血管疾患もまた腎機能低下を促進することや,NAFLDが心血管疾患ならびに慢性腎臓病のリスクを上昇させることも示されており,糖尿病診療において,臓器連関の理解に立脚した複眼的・俯瞰的な視点はますます求められているといえる.
実診療においては,心・腎・肝疾患の進展に応じて,適切な時期に循環器内科,腎臓内科,肝臓内科の専門診療と連携することが重要である.しかし一方で,続々と明らかになっている糖尿病治療薬の「心・腎・肝」における興味深くインパクトのあるエビデンスを鑑みると,今や「心・腎・肝」の診療は糖尿病診療の重要かつ主要な一部分となりつつある.したがって,糖尿病診療においてこれらの臓器を診る力の必要性が高まっていることに加えて,循環器内科,腎臓内科,肝臓内科との連携についても,改めて考えるべき時期といえるかもしれない.
本特集では,このような糖尿病診療を取り巻く変化を踏まえて,糖尿病患者の「心・腎・肝」を診るポイントについて,11のトピックをエキスパートの先生方にご執筆いただいた.臓器連関に関する詳細なご解説を皮切りに,糖尿病診療において頻繁に遭遇する「心・腎・肝」に関するトピックを選定し,できるだけ実践的な内容を意識したつもりである.また,診療科間の連携のあり方を改めて整理するために,ご執筆の先生方には,「どこまで診て,どこからコンサルトするか」についても各学会の指針を含めてご解説いただいた.本企画が明日からの糖尿病診療における有益な情報源となり,質の高いトータルケアの実現により糖尿病患者のQOLと生命予後の向上に少しでもつながることを願っている.
土屋恭一郎
(山梨大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科 病院准教授)
<目次>
〔特集〕
1. 糖尿病における心・腎・肝連関/宮地康高,小川佳宏
2. 糖尿病外来における心不全の診断・フォロー法と専門医紹介のタイミング/坂東泰子
3. 糖尿病外来における動脈硬化の診断・フォロー法と専門医に紹介すべきケース/多田隼人
4. 糖尿病外来における不整脈の診断・フォロー法と専門医に紹介すべきケース/大西勝也
5. 糖尿病外来におけるCKD/DKDのフォローのポイント/久米真司
6. DKDの生活・食事指導/斎藤知栄,山縣邦弘
7. 糖尿病外来での腎性貧血の診療ポイント/中川輝政,柿添 豊
8. 糖尿病に合併する肝機能障害の鑑別/井上 瑛,安西慶三,高橋宏和
9. 非肥満の脂肪肝へのアプローチ/正田純一,矢部義人,押田夏海
10. 糖尿病外来での脂肪肝のフォロー法と専門医紹介のタイミング/鈴木雄一朗,榎本信幸
11. NAFLD合併2型糖尿病における抗糖尿病薬の使い分け/河合俊英
企画編集/山﨑真裕
<特集にあたって>
2019年末に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が世界で初めて報告され,我が国においても2020年1月に初めての患者の報告後,世界でのパンデミック,我が国の社会における感染予防対策,新しい生活様式,医療における対応など,われわれは大きな影響を受けた.新しい生活様式は,人流を減らし,三密(密集,密接,密閉)の回避を求められ,生活と密接にかかわる糖尿病療養は大きな影響を受けることとなった.生活行動の変化は活動量の変化,食行動の変化につながり個々の血糖コントロールに影響を及ぼした.COVID-19の重症化因子として肥満や糖尿病などの持病がいわれ,日々流れる不安をあおるようなテレビやネット経由の情報は患者の不安を高め,それだけでなく仕事や人間関係の変化は生活していくことそのものにも不安を感じることもあり,精神的ストレスの増大は不眠などの生活リズムへの影響や,直接的に血糖コントロールにも影響したと考えられる.また私たちが行ってきた糖尿病診療,療養指導,療養支援は患者-医療者関係といわれる人と人との人間関係を基本としており,対面で行う診察,フットケアを含めた療養相談,栄養指導,集団糖尿病教室,患者会活動といった診療そのものが制限されるなかで治療を行うことがどのような結果をもたらすのか不安を感じながら,新しい診療様式を模索してきた.
一時はある一定期間を耐え忍べば,もとの生活様式に戻ることができるという思いで,この新しい生活様式に合わせた特別対応として工夫をしながら診療を行ってきたが,ワクチン接種が進み,根本的な治療薬の出現を待つ状況がすでに2年になる.今までとは違う様式が続くことはストレスとなるが,違うことを試すことで見えてくることもあった.Afterコロナを目指していた困難を感じる時期は過ぎ,Withコロナの新しい様式を日常にして発展させていく未来に目を向ける時期である.
今回の特集では,まず現時点で分かっているCOVID-19の最新の情報,知識の整理を行ったうえで,糖尿病との関連,COVID-19治療における血糖コントロールの現場の状況を取り上げる.そしてコロナ禍において制限された療養支援の工夫を病院,診療所においてどのように行っているのかの共有をし,参考にしたい.また糖尿病療養の基本となる運動療法,食事療法のコロナ禍における注意点の学びから今行っている治療をよりよいものとし,さらにはすでに現在行われている「withコロナ時代」に活用するべき診療方式の未来を知る機会としたい.
もちろん糖尿病診療において,患者-医療者関係の基礎となる人間関係の重要性は変わることはない.しかしコロナ禍を経験したことで未来にもっていくべきもの,削ぎ落すべきもの,形を変えなければいけないものなどが見えてきた.「これからのWithコロナ時代の糖尿病診療」をそれぞれがそれぞれの場所で行っていく未来に思いを馳せる機会にしていただければ幸せである.
<目次>
〔特集〕
1.新型コロナウイルス感染症の最前線/大曲貴夫
2.新型コロナウイルスと糖尿病の関係/牛込恵美,福井道明
3.入院新型コロナ感染症患者の血糖コントロール/濵口真英
4.病院における糖尿病療養支援の工夫/久松 香
5.診療所における糖尿病療養支援の工夫/水野美華
6.新型コロナ禍での運動指導/石井美穂
7.新型コロナ禍における食事療法の注意点/松岡幸代
8.Withコロナにおける薬局での対策/岡田 浩
9.Withコロナにおける診療所での糖尿病診療対策/原島伸一,鳥飼和美,板橋莉佳,原島知恵,西村亜希子
10.Withコロナだからこそのチーム医療/井上 瑛,安西慶三
企画編集/阪上 浩
<特集にあたって>
脂肪組織は白色脂肪細胞を主人にもつ.この主人は中性脂肪を脂肪滴という特有の細胞内器官に存分に貯め込む.しかし一旦全身がエネルギーを必要とするや否や,中性脂肪をすみやかにグリセロールと脂肪酸に分解して全身に供給するのだが,この脂肪の分解を抑制するためのインスリンの作用はとても低濃度から発揮される.すなわち白色脂肪細胞は可能な限りエネルギーを中性脂肪として蓄積し維持するための分子機構を備えているようであり,この脂肪組織のおかげで我々人類は飢餓の時代を乗り越えられてきたと考えられる.とくに内臓周囲の脂肪組織は直接的に肝臓にグリセロールとともに脂肪酸を供給し,脂肪酸はβ酸化によってアセチルCoAを生成しATP産生に使われるのだが,さらに肝臓は,脂肪酸からケトン体を合成し,脳へと供給してアセチルCoAへと変化させて神経細胞のエネルギー源とさせる.
このような脂肪組織とエネルギー蓄積・供給の関係は,過栄養や運動不足という現代社会においては,内臓脂肪組織への脂肪過剰蓄積という糖尿病や動脈硬化の共通基盤として基本概念,すなわち「メタボリックシンドローム」として松澤佑次大阪大学名誉教授らによって提唱されたのだが,当時きわめて先駆的な考えであった.一方で,自身に脂肪も蓄えながら,必要な時に迅速にβ酸化によって得たアセチルCoAを利用して熱を産生する褐色脂肪組織の存在も斉藤昌之北海道大学名誉教授らによってヒトにおいてもその存在が明らかとされ,さらには白色脂肪組織においてさえも,必要に応じて出現し熱を産生するベージュ脂肪細胞が存在することも明らかとされた.
では一体何故,「内臓脂肪組織への脂肪過剰蓄積」が糖尿病などの生活習慣病を起こすのか,また実際,熱を産生する褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞を活性化させることで生活習慣病が改善させられるのか,基礎研究とともに臨床研究や疫学調査が車の両輪のごとく実施され,その分子機構が解明されて臨床応用への道筋ができてきた.その研究での大きな成果の1つが脂肪細胞特異的に分泌する生理活性物質,アディポサイトカインの発見である.編者は幸運にも,次々に発見されるアディポサイトカインの作用を研究の現場で直接的に観察する機会を得た.表現は難しいのだが,化学療法剤のようなものをマウスに投与したときのダメージとしての摂食抑制や血糖値の低下ではなく,健康で元気で走り回るマウスの表現型として,レプチンによる摂食抑制やアディポネクチンのインスリン抵抗性改善作用を目の当たりにして,当時とても感動したのを今も鮮明に覚えている.
さて,日進月歩で膨大な数の新しい知見やエビデンスが集積される糖尿病研究において,脂肪細胞・アディポサイトカインと糖尿病に関してUp-Dateするために本稿を企画させていただいた.研究のみでなく臨床の最前線で活躍されている読者の皆様にも,現時点での研究内容が欠けることなく,わかりやすく解説する紙面になってくれれば,明日からの臨床にも役立つものになるに違いない.最後に,大変ご多忙のなかご無理を言って編者の意図をくみ取ってご執筆いただいた先生方にこの場を借りて感謝申し上げる次第である.
<目次>
〔特集〕
I.脂肪細胞と糖尿病
1.脂肪細胞機能不全と糖尿病/細岡哲也,小川 渉
2.脂肪組織炎症と糖尿病/戸邉一之,瀧川章子,アラーナワズ,角 朝信,藤坂志帆
3.脂肪細胞のエピジェネティック修飾と糖尿病/脇 裕典,山内敏正
4.褐色脂肪細胞と糖尿病/黒田雅士,堤 理恵,阪上 浩
II.アディポサイトカインと糖尿病
1.アディポネクチンと2型糖尿病/岩部真人,岩部美紀,山内敏正
2.レプチンと2型糖尿病/日下部 徹
3.アディポサイトカインと1型糖尿病/石垣 泰
4.脂肪細胞由来non-coding RNA,エクソソームと糖尿病/喜多俊文
III.脂肪細胞を含む多臓器ネットワークと糖尿病
1.NALFD/NASHと糖尿病/中司敦子,和田 淳
2.腸内環境と糖尿病/菊地理恵子,入江潤一郎
3.膵β細胞における脂肪酸シグナルと糖尿病/島袋充生
4.アディポサイトカインとメタボリックシンドローム~アディポネクチンによるメタボリックシンドロームの発症リスク予測~/船木真理
企画編集/駒津光久
<特集にあたって>
今から約100年前に糖尿病の“特効薬”として登場したインスリンがさまざまな進化を遂げ多くの糖尿病患者に福音をもたらしている.一方,多くの2型糖尿病患者では経口血糖降下薬の進歩でインスリン投与なしで良好な血糖コントロールが可能な時代となっていることはまさに隔世の感である.
1956年,SU薬であるトルブタミドの上市は初めての経口血糖降下薬として注目を集め,数年後にビグアナイド系としてフェンホルミン,ブホルミン,さらにメトホルミンが用いられるようになり新たな糖尿病薬物治療の時代が始まった.フェンホルミンは乳酸アシドーシスのリスクが高く市場から消え,現在ではメトホルミンが主に使用されている.トルブタミドは,のちに多くの批判を招いたUDGP研究でインスリンに比べ心血管イベントが多いとされ,UKPDS研究が発表されるまでは,他に選択肢がないために仕方なく使用され続けているような状況であった.現在,SU薬はCAROLINA試験において心血管イベントや認知機能に対する中立性が証明され,ついに正当な評価を受けるに至った.メトホルミンもUKPDSで確固たるエビデンスが確立され,今や海外では第一選択と位置づけられている.このように経口血糖降下薬は60年以上前に開発された製剤がいまだに重要なポジショニングを得ている.
1990年代以降α-GI,チアゾリジン薬,グリニド薬と矢継ぎ早に新薬が登場し,それぞれの特徴を発揮し新たな経口血糖降下薬としてのポジショニングを築いてきた.2009年末に発売されたシタグリプチンを皮切りに一連のDPP-4阻害薬の登場は2型糖尿病の薬物療法を一変させ,その安全性や心血管イベントへの中立性も証明され,広く用いられている.そして,2014年から発売された一連のSGLT2阻害薬は大きく糖尿病の薬物療法を進化させた.当初,その安全性に関して慎重な対応がとられていたが,EMPA-REG OUTCOME試験がゲームチェンジャーとなり,各種SGLT2阻害薬による心血管イベント抑制効果,心不全の悪化抑制,腎に対する保護効果など,当初の予想をはるかに超えたエビデンスが積み上がり,使用上の注意点はあるものの主要な経口血糖降下薬へと躍進した.2021年には,注射薬としてエビデンスを蓄積していたGLP-1受容体作動薬に経口投与が可能となった経口セマグルチドが上市され,今後のキープレーヤーになると期待されている.メトホルミンの構造を変えることで新たな血糖降下作用を有するイメグリミンも上市され,経口血糖降下薬は新旧交えた百花繚乱の様相である.
本特集では,それぞれの経口血糖降下薬について特徴や使用法,エビデンスなどを,その分野の専門家にご解説いただくことにより,経口血糖降下薬の温故知新をふまえ個別化治療に役立つことを願っている.さらに,海外で提唱されている2型糖尿病患者への薬物治療アルゴリズムの解説や経口血糖降下薬に関するエビデンスに対する正しい向き合い方に関しても解説していただく.
駒津光久
<目次>
〔特集〕
1.スルホニルウレア薬~エビデンスを正しく知って活用しよう~/古川慎哉,三宅映己
2.ビグアナイド薬~消化管作用を含めた新規の知見~/森田靖子,小川 渉
3.α-グルコシダーゼ阻害薬~知っておきたい本薬の効果~/田中 逸
4.チアゾリジン薬~“クセモノ”薬の活用術~/大森一生,八木稔人
5.グリニド薬~いま改めてその力に着目する~/鴫山文華,弘世貴久
6.DPP-4阻害薬~DPP-4の正体はT細胞表面抗原CD26だった~/麻生好正
7.SGLT-2阻害薬~期待を超えるイノベーター~/鈴木 亮
8.経口GLP-1受容体作動薬~胃粘膜から吸収されるGLP-1受容体作動薬~/窪田創大,加藤丈博,水野正巳,矢部大介
9.イメグリミン~ミトコンドリア機能を改善する経口糖尿病薬~/野村政壽,蓮澤奈央
10.経口血糖降下薬の配合剤をどのように活かすか/北澤 公
11.ADA/EASD合同ステートメントの高血糖管理アルゴリズムについて/住谷 哲
企画編集/齋藤重幸
<特集にあたって>
日本糖尿病学会 編『糖尿病治療ガイド』の最新版での,糖尿病の「治療目標」は「健康な人と変わらない人生」の達成である.そのために「高齢者などで増加する併存症の予防・管理」を実践するとされている.また同時に糖尿病に対する「Stigma,社会的不利益,いわれのない差別」の除去が必要とされている.いわゆる健康寿命の延伸,個人の満足な人生の達成は,2020年高齢化率28.7 %の超高齢社会を迎えたわが国の喫緊の課題であり,困難な状況下にある高齢者糖尿病者ではより大きなテーマである.
厚生労働省の平成26年国民健康・栄養調査結果によると,糖尿病が強く疑われる者の割合は,65~74歳の前期高齢者で18.3 %,75歳以上の後期高齢者では19.7 %と報告されており,高齢者では糖尿病が疑われる者が約5人に1人と推定される.一方,平成29年患者調査によると,わが国の糖尿病の患者数は328万9,000人と推計され,2014年調査の316万6,000人から12万3,000人の増加で過去最高となった.このうち65歳以上の高齢者は70 %程度を占め,糖尿病診療の中心は高齢者となっている.統計に上がる患者の多くは外来患者である.本統計では糖尿病が他疾患の併存疾患となっているものは糖尿病患者の数に含まれないと思われるが,最近のわが国の糖尿病者数は約1,000万人と推計されるので医療の管理下にない糖尿病者もまだ多数存在するものと考えられる.
糖尿病者の生命予後は年々改善しているが,糖尿病学会の報告では2001~2010年間は,一般人の平均余命に比較して,糖尿病者の死亡時平均年齢は男性で8.2年,女性で11.2年短いことが示されている.さらに高齢者糖尿病では認知症,うつ,ADL低下,サルコペニア,転倒,骨折,フレイル,尿失禁,低Na血症などの老年症候群をきたしやすく,これが健康寿命の短縮につながる.
高齢者での糖尿病の予防,管理に加え,壮・中年から持ち越している慢性疾患としての糖尿病の管理が重要である.高齢者糖尿病では年齢に加え,併存疾患の有無,罹病期間,合併症の程度などがさまざまである.個別診療が目標達成にはより重要である.2017年に日本糖尿病学会と日本老年医学会から『高齢者糖尿病診療ガイドライン2017』が刊行され,わが国における高齢者糖尿病診療のスタンダードが示されるようになった.そこで今回,ガイドラインから4年経った現在,高齢者糖尿病の実態はどのように変化したか,とくに上進著しい糖尿病薬物を絡めて,それぞれの専門家に論述いただくことにした.
本特集では高齢者糖尿病を,(1)生命予後,機能予後を含めた疫学的Fact,(2)認知機能とADL評価を含めた診断,(3)食事・運動療法,(4)薬物療法,(5)心不全・脳血管疾患,(6)CKD,(7)サルコペニア・フレイル,(8)認知症,(9)糖尿病足,(10)低血糖,(11)薬物の合併症の病態,の観点から概説していただき,最後に(12)長寿遺伝子と糖尿病薬物療法について述べていただく.
<目次>
〔特集〕
I. わが国の高齢者糖尿病の実態/荒木 厚
II. 高齢者糖尿病の診療の実際
1. 高齢者糖尿病における診療の流れ/赤坂 憲
2. 高齢者糖尿病における食事療法・運動療法の実際/髙橋佳大,水野正巳,山川顕吾,林 慎,村山正憲,矢部大介
3. 高齢者糖尿病の薬物療法/伊藤禄郎,鈴木 亮
III. 高齢者糖尿病の薬物療法の実態
1. 高齢者糖尿病の心不全・脳血管疾患を見据えた薬物療法/倉野美穂子,西尾善彦
2. 糖尿病性腎症・透析導入予防を見据えた高齢者糖尿病の治療/馬場園哲也
3. 高齢者糖尿病のフレイル・サルコペニアを見据えた管理/杉本 研
4. 高齢者糖尿病の認知症を見据えた管理/井口真由香,神出 計
5. 高齢者糖尿病の足病変を見据えた管理/澄川真珠子
IV. 高齢者薬物療法の注意点
1. 高齢者の低血糖事故の実態/上村芙美,岡田洋右
2. 糖尿病薬における皮膚合併/氏家英之
V. 糖尿病・血糖降下薬と長寿遺伝子サーチュイン/久野篤史
企画編集/佐藤麻子
<特集にあたって>
我が国における糖尿病人口はいまだ増加の一途をたどり,すべての診療科の日常診療で頻回に遭遇する疾患となっている.糖尿病はその病域が広く,初期の高血糖から,長期の罹病期間を経て腎不全,大血管症などの合併症や併存疾患を発症したさまざまな病態を呈する.また,糖尿病患者の大多数を占める2型糖尿病は,その特徴の1つとして,重症化するまで自覚症状が乏しいことが挙げられ,積極的な検査による病態の把握が必要になる.
臨床検査は,疾患の診断そして治療の効果判定に用いられ,医療の根幹をなす重要なものである.糖尿病診療に関連する臨床検査としては,糖尿病の成因と病態に関わる検査,糖尿病の診断のための検査,治療経過をみるための血糖コントロール指標,合併症(細小血管症,大血管症)を診断するための検査などが挙げられ,各々の糖尿病患者の病期や病態に応じた適切な検査を選択し,施行する必要がある.
本特集では,「糖尿病診療における臨床検査」と題し,いつ,どのような検査が必要か,その検査でどのようなことがわかるのか,を糖尿病を専門としていない医師や看護師にもわかりやすく解説することを目指した.内容は,基本的な事項が中心であるが,最新の知見もわかりやすく紹介されている.糖尿病診療の基礎的知識の習得や確認のために網羅的に読んでいただくもよし,目の前の患者の病態に特化した部分を読んで診療に役立ていただくもよし.いずれの場合も,日常診療において糖尿病に関する臨床検査を有効に活用し,ひいては糖尿病の合併症に苦しむ患者が一人でも少なくなるために,本書が少しでもお役に立てば幸甚である.
なお,本誌の出版にあたり,臨床の第一線で活躍されている多くの先生方に,ご多忙のなかご執筆いただいたことを,この場を借りて厚く御礼申し上げる.
佐藤麻子
(東京女子医科大学 臨床検査科 教授)
<目次>
〔特集〕
【Ⅰ 糖尿病成因と病態にかかわる検査】
1. インスリン分泌~IRI,Cペプチドの説明と測定の意義について~/田口昭彦,谷澤幸生
2. インスリン抵抗性/仲村武裕,益崎裕章
3. グルカゴン・GLP-1/小須田 南,石原寿光
【Ⅱ 糖尿病の病型分類】
1. 糖尿病の診断フロー・境界型の判定と意義/二木寛之,岩部真人,岩部美紀,山内敏正
2. 1型糖尿病/及川洋一,島田 朗
3. 単一の遺伝子で起こる糖尿病~インスリン作用にかかわる遺伝子異常を中心に~/高吉倫史,廣田勇士,小川 渉
4. 妊娠糖尿病/嶋田真弓,和栗雅子
【Ⅲ 血糖コントロール】
1. 血糖コントロール指標/杉山和俊,目黒 周
2. 血糖モニタリング~CGMの適応と結果の解釈,問題点,SMBG指導で注意すべきこと~/菅沼由佳,髙橋 紘,西村理明
【Ⅴ 合併症検査】
1. 糖尿病ケトアシドーシス/川村良一,大澤春彦
2. 神経障害/加瀬正人,麻生好正
3. 網膜症~網膜症の分類,検査時期~/北野滋彦
4. 糖尿病性腎症の検査/守屋達美
5. 糖尿病診療における血管障害評価検査/冨山博史
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目次:
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Part 1 ストーマサイトマーキング
Part 2 ストーマの観察
Part 3 ストーマケア用品の選択
Part 4 日常ケア
Part 5 緊急造設
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Column 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍での、ストーマケアにおける感染対策を教えてください!
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Q2 「これは更年期障害かも」と疑うサインってあるの?
Q3 更年期の不調にはどんなものがあるの? どう対処したらいいの?
Q4 働きながら更年期障害とうまく付き合うためのコツは?
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多職種連携と多角的な分析をベースにしたカンファレンスで退院後の療養と生活の支援を見据えたケアを展開する
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働くナースのための精神医学
精神科医がしている薬剤の使い分け②
特別付録
困ったときにさっと確認できる インスリンまるわかりBOOK
ナース・看護・ケアに役立つ医療情報をより早く!よりわかりやすく!
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2022/05/20
発売号 -
2022/04/20
発売号 -
2022/03/19
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2022/02/21
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2022/01/19
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2021/12/20
発売号
医学書院
看護管理
2022年06月10日発売
目次:
■特集 データ分析に基づく「看護サービスの質改善」 課題解決ができる組織文化の醸成■
特集 データ分析に基づく「看護サービスの質改善」 課題解決ができる組織文化の醸成
データ分析に基づく質改善を実践する組織文化の醸成──本特集のねらい(森脇睦子)
データ分析に基づく「看護サービスの質評価」を組織文化に──トップマネジャーの立場から(長田恵子)
データ分析に基づく課題解決が可能な組織をつくるために──スタッフの分析力をいかに育むか(澁澤盛子)
「データに基づく質改善」を実践できる体制構築の鍵を探る──スタッフナースの気づき(森脇睦子)
□実践報告│データ分析を質改善に活かす
【実践報告の導入】データ分析から質改善活動に至る一連の流れ──日常の看護活動から湧き出る疑問を数字で表現しよう(森脇睦子)
東京医療センターで働く18歳以下の子どもがいる女性看護師のワーク・ファミリー・コンフリクトと関連要因の検討(佐藤有希/前田侑希)
個室病棟と4人床の転倒・転落の発生傾向および発生要因の違い──過去1年分のヒヤリ・ハット報告書による比較(木原理美/文字山佳穂/小冷千里)
看護師の薬剤に関連したダブルチェック方法に関する認識調査(中村友美/佐藤貴文/高山晃英)
□座談会
データ分析に基づく看護の質改善文化の醸成──研究活動を通じた気づきを現場の実践につなげるために(林田賢史/長田恵子/澁澤盛子/森脇睦子)
■巻頭シリーズ Share & Dialogue 今こそ対話を⑥
医療の価値からみた2022年度診療報酬改定──改定にみる将来へのメッセージとは(田倉智之)
●これからの臨床現場を支えるために⑥
病院全体で新人看護師の成長を支える(岩間恵子)
●読んでおきたいビジネス書⑮
『越境学習入門』
組織を強くする冒険人材の育て方(間杉俊彦)
●次世代を担う看護管理者の育成 看護管理者研修から見える未来⑨
富山大学附属病院 副看護師長の成長につながるコンピテンシー学習会(若林世恵)
●ニガテ意識払拭! ナースのための数字の読み方⑫
分析対象の集団の考え方を理解しよう!(林田賢史/森脇睦子/梯 正之)
●ワークブック形式で学ぶ! ファシリテーションのための企画とプログラムデザイン⑰
アクティビティの具体化②(森 雅浩)
●おとなが読む絵本 ケアする人,ケアされる人のために(189)
ことばは こんなに豊かなものだったのに(柳田邦男)
医療施設で看護管理に携わる人たちに
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2022/05/10
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2022/04/10
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2022/02/10
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2022/01/10
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2021/12/10
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中央法規出版
おはよう21
2022年06月27日発売
目次:
【特集】
施設長から現場職員まで —知っておきたい 施設運営を支える“お金”の流れ
介護保険制度のもとで運営される介護施設には、どのようなお金が入り、出ていくのでしょうか。施設運営にかかわるお金の状況は、施設長・管理者だけでなく、現場職員も把握することが大切です。「入るお金」「出ていくお金」を正しく知り、運営に対する意識を高めましょう。
【在宅特集】
業務を効率化しよう ICTの活用
【マネジメント特集】
業務効率化と生産性向上への取り組み�@ 現場の課題を抽出する
【連載】
■現場の疑問をすっきり整理 介護保険・社会保障制度情報 : 田中 元
■注目ニュースPICK UP : 田中元
■些細な変化を見逃さない 身体症状の観察とケア: 真鍋哲子
■利用者の生活を支えるための難聴の知識とケア: 大石直樹
■排便ケアの知識と実践力を高める 「うんこ文化」学のすすめ : 榊原千秋
■多視点でとらえる 認知症の人の症状・サイン:山口晴保
■実践から深める認知症の人のアセスメント:松山岳詩
■場現場の実践から学ぶ ポジショニング・シーティングの技術 : 田中義行
■今日から始める“根拠のあるケア” 杉本浩司の“自立支援介護”講座 : 杉本浩司
■テーマ別 職場内研修はここを押さえる : 小谷洋子
■介護を語ろう おはトーク!
【巻末カラー】
■おはようクローズアップ対談 鎌田實と語る介護の“魅力”
■介護イノベーション・レポート
■Life is......:葉 祥明
【その他のコンテンツ】
■過去の傾向から完全予想! 介護福祉士国家試験合格塾:青木宏心
■おはようクラブ
■ケアスタグラム:吉田美紀子
■パズルの広場
■インフォメーション
■ブックレビュー
「介護」って大変! そんな、あなたの悩みに答えます!今、介護の現場で求められている情報や知識・技術を、わかりやすく、実務に役立つよう具体的に紹介
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2022/05/27
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2022/04/27
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2022/03/26
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2022/03/16
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2022/02/26
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2022/01/27
発売号
Bricolage(ブリコラージュ)
2022年05月15日発売
目次:
Bricolage_278_CONTENTS
特集
髙口光子 フリー宣言!
「次の新しい」へ
私が辞めた理由 ●3
いざ フリーに! ●6
3分でわかる髙口光子のこれまで ●8
2022年度
新・髙口光子の元気が出る介護塾
私が介護塾から伝えたいこと・考えたいこと ●10
--------------------------全8講座紹介--------------------------
1. コミュニケーションを考えよう! ●11
2. 多職種間のコミュニケーションにはこう挑む!●12
3. 認知症ケアを見直そう ●13
4. 不適切ケアと身体拘束廃止 ●14
5. 施設・チームで取り組む虐待防止 ●15
6. 家族とともに迎えるターミナルケアを考える ●16
7. 「ここで働いてよかった」と思える職場に変えていく ●17
8. 認知症ケアを苦手にしない ●18
応援、よろしくお願いします! ●19
--------------------------連 載--------------------------
○ブリコ今昔ものがたり
特集「髙口光子、介護を問う」
246号(2017年1・2月号より)●20
○たの思想な介護詩●22
選者:小林敏志
○サル目ヒト科ヒト属ヒトの老人
特別養護老人ホーム施設長の業務日誌(16)
子犬ロボ●25
○肩越しから見る世界(23)
まりさんは、暇なときほど忙しい
磯野真穂●26
○事例で学ぶリスクマネジメント(5)
利用者のわいせつ行為の情報を事業者に伝えたケアマネ〈2〉
山田 滋●28
○だんだん物語(7)
保持雅子●30
○アロマDE認知症ケア(1)
認知症とアロマセラピーの不思議な関係
本多直子●32
○野田明宏が覗いたいしいさん家(12)
振り回して振り回されてナンボ!!●34
○リハビリデザイン研究所お風呂改修レポート(4)
トレーラーに浴槽を設置し介護トレーラー!
山田 穣●42
----------------------Culture Brico----------------------
○ブックレビュー『他者と生きる』
統計的生の必然から共同的生の偶然へ
高木俊介●38
○ブックレビュー『古典の効能』
古典は読むクスリ
松本健史●40
○ブックレビュー『東大教授、若年性アルツハイマーになる』
若井さんは、最期まで若井さんらしかった
田部井康夫●41
○モノづくりのヒント(49)
ウレタンフォーム 光野有次●44
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○ぶぶぶ倶楽部 読者のひろば
○リハ★タツ講座開講のお知らせ●45
○ワークショップあなたがつくる人生紙芝居 第3期が始まります!●39
○読書会のご案内●39
セミナーイベント情報(6月~7月)……●46
○クレジットカード決済のご案内●49
元気が出る介護現場の情報交流誌
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2022/03/15
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2022/01/15
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2021/11/15
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2021/09/15
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2021/07/15
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2021/05/15
発売号
世界文化社
レクリエ
2022年05月31日発売
目次:
表紙
目次
みんなで作る壁面7月「ダリアの花束」
みんなで作る壁面8月「祭り提灯」
毎月作ろう 今月のカレンダー
季節の制作「七夕のミニ飾り」「あさがおの壁飾り」
なじみの歌やヒット曲で楽しく! 音楽レク
エキセントリックトレーニング
特集1 ゲームレクで上肢を鍛えて着脱を楽に!
体操&マッサージでお達者に! ごぼうと予防体操
作って食べて心を元気に ポリ袋で超簡単! おやつレク
レクリエカフェ
レクリエSHOPPING
レクリエPICK UP!
特集2 正しくできていますか? 服薬介助
BPSDを緩和させる パーソン・センタード・ケア
クイズをきっかけに 会話を楽しむ脳トレ
今、知っておきたい! 介護最新ニュース
一日の始まりに、会話のきっかけに 今日は何の日?
季節のちぎり絵・美しいぬり絵・ぬり絵カレンダー
パズルで脳トレ
コピー用型紙集
レクリエ バックナンバーのご案内
次号予告
年間購読のご案内
高齢者介護をサポートするレクリエーション情報誌
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2022/03/31
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2022/01/31
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2021/11/30
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2021/10/01
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2021/09/30
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2021/07/29
発売号
日経BP
日々発生する医薬品の最新情報をお届け。また調剤や服薬指導に関する実践情報から、薬局のマネジメントに関する情報までをカバーしています。
精神看護出版
精神科看護
2022年06月20日発売
目次:
CONTENTS◆隔離・身体拘束について話そう
【座談会1】隔離・身体拘束についていま語りあうべきこと
―最高裁判決を受けての対話
木下孝一(行動制限最小化研究会 代表)
長谷川利夫(杏林大学保健学部 教授)
辻脇邦彦(東都大学ヒューマンケア学部看護学科 教授)
下里誠二(信州大学医学部保健学科 教授)
浅川佳則(医療法人長尾会ねや川サナトリウム 看護部長/精神科認定看護師)
【座談会2】行動制限最小化
―看護師がいまからできること
木下孝一(行動制限最小化研究会 代表)
須田幸治(医療法人松崎病院豊橋こころのケアセンター 副看護部長/精神科認定看護師)
貝田博之(訪問看護ステーション和来あま 管理者/精神科認定看護師)
田辺友也(特定非営利活動法人精神医療サポートセンター訪問看護ステーションいしずえ 代表理事/精神科認定看護師/精神看護専門看護師)
服部朝代(地方独立行政法人岡山県精神科医療センター 精神科認定看護師)
木挽秀夫(中部学院大学看護リハビリテーション学部看護学科 専任講師)
認知症治療病棟における身体拘束ゼロへの道筋
―秦野厚生病院の取り組み
山武夕子(医療法人社団厚仁会秦野厚生病院 看護師長/認知症看護認定看護師)
西 典子(同 看護部長/精神看護専門看護師)
ANGLE
もっと外来看護に注目を!(その4)
―精神科外来看護の課題と将来
北 恵都子(岐阜協立大学看護学部 講師)
特別記事
うまくできれば,楽になる! 目からウロコの排泄ケア3
―排泄ケアを通じた組織改革のために
石井さや香(ユニ・チャーム メンリッケ株式会社 TENAアドバイザー)
REPORT
トラウマインフォームドな社会を実現するために
―実践の拡がりを概観する
一ノ山隆司(金城大学看護学部・公衆衛生看護学専攻科 学部長・専攻科長/教授)
境 美砂子(金城大学看護学部 講師)
千 英樹(富山福祉短期大学看護学科 准教授)
研究報告
保護室看護において複数対応を遵守できない要因
―アンケートによる精神科看護師の意識調査
筒井 愛(医療法人社団光風会三光病院)
三好敏博(同 副看護部長)
多田羅光美(香川県立保健医療大学保健医療学部看護学科 講師)
実践レポート
思春期・発達精神科クリニックによる取り組み
―専門機関と教育機関の連携
美濃陽介(秀明大学看護学部精神看護学分野 専任講師/ストレスケア東京上野駅前クリニック)
細川大雅(ストレスケア東京上野駅前クリニック 院長)
From Overseas
第2回 チャールズ・セントルイス氏とのリモート対話
―米国北西部にある州のトラウマインフォームドケア
川野雅資(心の相談室荻窪 室長)
新連載
すべてかかわりのかたち
第1回 100号の絵画
編集部
取材先:訪問看護ステーションWing
連載
精神科看護コミュニケーション 8
トラウマインフォームドケアにもとづく精神科看護師のコミュニケーション
川野雅資(心の相談室荻窪 室長)
学の視点から精神保健(メンタルヘルス)で地域をひらく28
28th Step 地域包括ケアの充実のために(2)
安保寛明(山形県立保健医療大学看護学科 教授)
どん底からのリカバリー―WRAP(R)を使って。
第33回 「CVPPP」ってなんですか?
増川ねてる(アドバンスレベルWRAP(R)ファシリテーター)
坂田三允の漂いエッセイ 196
人は昔々鳥だったのかもしれないね
坂田三允(多摩あおば病院 看護部顧問)
現場と現場、人と人とをつなげる雑誌
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2022/05/20
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2022/04/20
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2022/03/20
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2022/02/20
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2022/01/20
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2021/12/20
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医学書院
保健師ジャーナル
2022年06月10日発売
目次:
■特集 保健師のメンタルヘルス■
特集 保健師のメンタルヘルス
□行政保健師のメンタルヘルスとワーク・エンゲイジメント(五十嵐久人)
□保健師活動に活かすストレスマネジメント(高山恵子)
□保健師活動に活かすアンガーマネジメント(安藤俊介)
□保健師活動に活かすブリーフセラピー(木場律志)
□保健師の精神的健康と意欲を高める職場環境づくり
市町村保健師への質問紙調査結果から(齋藤尚子)
□PickUp
「地域の人材:縁結びプロジェクト」
現役勤労者と地域団体を結ぶ(斎藤みほ、野中久美子、村山幸子、村山洋史)
□特別記事
行政における“地域薬剤師”の活動
佐久市の在宅医療・介護連携推進事業(岩下 誠、井出光輝、大隈康平)
□活動報告
知的障害者施設におけるCOVID-19集団感染への対応経験から
DMATをはじめとする応援職員との協働からの学び(友廣さき)
●地域包括ケアシステムの構築に向けた都道府県本庁と保健所による取り組み・1
保健医療福祉連携システムの構築方法の解明と連携モデルの提案(鎌田久美子、村嶋幸代、木嶋彩乃)
●ここがポイント!アレルギーの「保健指導」・3
小児アレルギーに関する最新の知見と対応法(福家辰樹)
●ポジティブな地域づくりを考える ポジティブ心理学×公共哲学から見る公衆衛生活動・19
健康格差や偏見・差別へのポジティブ心理学アプローチ(小林正弥、島井哲志)
保健師のための専門誌『保健師ジャーナル』
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2022/04/10
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2022/02/10
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2021/12/10
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2021/11/10
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2021/10/10
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2021/09/10
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医学書院
訪問看護と介護
2022年05月15日発売
目次:
■特集 「外来でがん薬物療法を受けている人」の依頼を受けたときに■
特集 「外来でがん薬物療法を受けている人」の依頼を受けたときに
がん医療の現在地と、在宅ケアチームがそこに関わる意義――これからの訪問看護の役割(平本秀二)
外来で行われるがん薬物療法はどういうものか――「化学療法室」の看護師の目線から(朝鍋美保子)
がん看護専門看護師に聞いた!
“私はこう関わる”(治療期から治療を終えた後までを、訪問看護が一貫してサポートする――治療期から看取りまで関わった事例から(田中雄大)
高齢がん患者の外来治療を訪問看護でサポートする――治療期の支援の事例から(熊谷靖代)
□特別記事
どうする? 訪問先での暴力・ハラスメント――在宅医療福祉職に必要な7つの視点(武ユカリ)
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・150
聴覚障害者が高齢になって(秋山正子)
●在宅療養生活支援の見える化の試行・6(最終回)
訪問看護における生活と医療の統合化モデルの試み(川村佐和子/酒井美絵子/蒔田寛子/尾﨑章子/中野康子)
●スペシャリストの現場思考(最終回)・9
皮膚・排泄ケア(畑千晶)
●バッドニュースコミュニケーション塾・2
「精神的な配慮」って何? ――「伝え方」に工夫を(岡山容子)
●訪問看護BCPプロジェクト・7
STEP7 連携型BCP、地域BCP(山岸暁美/岩本大希/金坂宇将/平山司樹/藤野泰平)
●そういえば、私がん患者だった・7
毎回が小旅行――治療中に助けになったアイテム(濵本千春)
●往復郵便・12
「綿あめ」と「割り箸」(榊原千秋/頭木弘樹)
□レポート
こちら現場からお伝えします!・15(樋口秋緒)
このARTが気になる!(川村雄次)
HOUMONホットライン(編集室)
医療と福祉の新時代を築くニューマガジン
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2022/03/15
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2022/01/15
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2021/12/15
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2021/11/15
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2021/10/15
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2021/09/15
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