尾瀬、高峯、美ヶ原、白馬、甲斐駒など57コースを紹介。
何百回かの山行を重ねた著者が、一番熱を入れて取り組んできた雪山について、その美しさ、楽しさ、充実感を、後から続く人に伝えたい。そして多数の方々が雪山に入る助けになりたいとの思いから、あらわした書。そのために、厳冬期の山は、山小屋が営業し大勢の入山する山に限り、一段と難度の高い山は、天候が安定し雪崩の危険がほとんどなくなるゴールデンウィーク前後を選んでいる。全体的に言えば、初級・中級コースの紹介であり、また、「紀行集」の形をとり、「ガイド」とするよりも、実際に歩いた感覚が伝わるよう配慮されている。