MAGO NOTE 発売日・バックナンバー

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2,420円
<何者でもない、ただひたすら世界各国で絵を描いた日々>

 20 代前半ですべてを失った男に残っていたのは絵筆だった――。

 ゼロからの生活を絵描きという道と決め、新宿の路上で描き始めたMAGO。地元の和紙・越前和紙と墨で描く恐竜、美人画。ライブペインティングで培った度胸と画力は人を魅了していった。やがて「サマーソニック」出演、NHK 番組アートディレクターと、何者でもない路上の絵描きは、何かしらの肩書をもらうことになる。

 しかし、彼の魂は自由。その肩書に惑わされることなく、自由の絵描きを選び続けた。そして日本を離れ、台湾、上海、ニューヨーク、パリ、ロンドン、バルセロナ、ウィーン、プラハ、ベルリンの路上で絵を描き出す。夜明けの扉を自分の力でこじ開けていくかのように。

<何者でもない、その才能の覚醒が始まる>

 その扉をこじ開ける背中を押した一枚の絵。その絵はずっと記憶の片隅に大事に置いておいた絵。そして絵描きとして生きていくことになる原風景。彼は筆を取り、一心不乱にキャンバスに向かう。夜明けの扉が開くまでもう少し。

 ヨーロッパ帰国後から、彼の周囲はやおら色めき立ち出す。彼の才能が開花し始めているのを知り、人は集まり始める。自分のための絵から、平和を目指す絵へ。才能は覚醒し始めている。そして魂の叫びを聞き、単身アフリカ・ガーナへ飛び立った。

<何者でもない、から、人のために生きる美術家へ>

 雑誌の写真で見た、あたり一面が先進国の電子機器のゴミで埋め尽くされた土地。それが本物かどうかを見たい、誰にも止められない衝動が、この地まで足を運ばせた。嘘ではない現実の世界。甘ったるい平和の道は吹っ飛んだ。そして彼はその土地でゴミを燃やし、有毒ガスで寿命を縮めている人たちのために生きたいと決心した。

 自分のための絵から、彼らの生活を変え、世界の持続につながる絵へ。夜明けの扉は開き、彼の人生は変わった。そしてついに辿り着いた理念【サスティナブルキャピタリズム】は、世界中が認識し始めているSDGs の根幹にもなり得る理念。

 彼の今の目標は、100 億円を貯めてガーナにリサイクル工場を作ること。その目標に向かう「行動」は「真実」になり、「継続」は「力」になる。この理念はビジネス界からも注目され、路上の絵描きはSDGs の旗手へと進化していった――。



SDGs の大本命となる理念【サスティナブルキャピタリズム】に続く7 年間の記録。福井の情報誌『月刊ウララ』で毎月掲載していた「MAGO NOTE」を1 冊の本に。苦悩と挑戦の物語は、全世代、全ジャンルの人の心に響く壮大な物語。

MAGO NOTEの内容

SDGs大本命の理念【サスティナブルキャピタリズム】はいかにして生まれたのか!?
先進国の犠牲となっているガーナの惨状を救うため、アートで世界を変えると決心した、美術家・MAGO。今や彼のドキュメンタリー映画はサスティナブル先進国アメリカで評価され、ビジネスの世界でも注目を浴びる存在。彼は決して初めからそう思ってはいませんでした。苦悩しながら、挑戦を続けた7年間があったから、今の彼が存在しています。その7年間の記録は全世代、全ジャンルの人が読んでも心に響く壮大な物語。

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