「なぜコメ価格は下がらない?」経済評論家が読み解く高騰の理由と“日本特有の構造”

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安くなると言ってたけど、スーパーのお米はまだ高い!
この夏、お米の価格はどうなる?まだ高いまま?
日本人にとって、主食でもある米の価格はいったいどうなっているのか、毎日気になっている人も多いのでは?!
ニューズウィーク日本版では「コメ高騰」について言及。
なぜお米は高くなっているのかをピックアップしてみました。

 

 

昨年から始まったコメ価格高騰が収まる気配を見せません。
小泉氏は政府が保有する備蓄米を随意契約によって安く売り渡す措置を実施したことで、とりあえず5キロ当たり2000円台という価格で店頭に並べることに成功しました。
だが、それ以前から販売されていたコメについては、一部を除いて高値が続いている状況です。

 

コメ高騰の構造を分析

 

最初に説明しておくと、今回、コメ価格が上昇した最大の理由消費の増大に対して生産量が追い付いていないからです。
つまり、需要が供給を上回るという極めてシンプルな図式が価格上昇の原因となっています。
資本主義社会において価格というのは、需要と供給を調整する最大のツールであり、コメもその例外ではありません。
しかしながら、日本社会のおいてコメというのは独特な存在であり、市場メカニズムの問題だけでは済まされない面があるのです。

 

コメ価格が上昇した当初、一般に共有されていたのは以下の2つの見立てでした。
1つは「一時的に需給が逼迫しているだけであり、新米が出てくれば安くなる」というもの。
もう1つは「一部の中間業者が買い占めを行っており価格をつりあげている(消えたコメが存在している)」というものです。
どちらも誤りですが、前者はコメの生産と消費に関する理解不足から生じています。

 

コメのように主に1年に1度生産される農作物は、ある年に生産した作物を1年間で消費される流れで市場が形成されます。

 

一部のコメは古米や古古米として2年後や3年後に消費されるケースもありますが、それは例外と考えてよいでしょう。
市場には基本的に1年間で消費される分しか在庫は存在しないので、ある年にコメが不足し、新米を不足分に充当しても、翌年分の消費を先取りにしたにすぎません。
従って、新米が流通すれば価格が安くなるというロジックそのものが成立しないのです。

 

後者についても、流通における市場価格形成のメカニズムを理解できていれば、中間業者が買い占めたことによる価格高騰ではないことが分かるはずです。

 

コメは生産量に対して需要過多の状態にあります。
こうした状況下において、小売店や飲食店にコメを卸す事業者が何としても商品を確保しようとするのは当然のことです。
特にその意向が強く働くのが、飲食向けの卸事業者なのです。

 

 

コメの生産量と需要が崩れているという見解なのですね。このあとは小売店と飲食店の関係など、コメ問題についての内容はまだまだ続くのぜひ本誌でご覧ください。

 


 

本誌では他にも、コメ高騰の真犯人を特集し、価格の仕組みなどを紹介されています。

 

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