
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限以降は本誌は非公開となります。ご了承ください。

※2026-06-12 発売号 (2026.7.3)の誌面を基に記事を作成しています。
返答が的外れ、話が平行線、何を言っても響かない……。
時に会話が成立しない相手はいませんか?
どうすればすれ違わずに意思疎通ができるのでしょうか。
今号のPresidentでは、深い対話を得意とする4名が、その方法を伝授します。
こちらの4名の専門家が、それぞれの専門的な視点から詳しく解説・ご紹介いたします。
◆ こたけ正義感 氏(芸人・弁護士)
弁護士としての専門知識と、芸人としての分かりやすい表現力を活かし、法律や具体的な対処法について解説します。
◆ 西 剛志 氏(脳科学者)
脳科学の視点から人の行動や心理メカニズムを紐解き、効果的なコミュニケーションのヒントを伝えます。
◆ 津田卓也 氏(クレーム対応研修講師)
豊富な研修実績と現場のノウハウをもとに、難しい相手への具体的な対応術や対話のステップを伝授します。
◆ ハロルド・ジョージ・メイ 氏(プロ経営者)
数々の大手企業でトップを務めた実績をもとに、経営者・リーダーとしてのグローバルな視点からアドバイスします。
会話が噛み合わない「自己チュー無神経タイプ」の正体

【特徴】
・話題が常に自分のことばかり。
・他人への共感・関心が欠如している。
・命令や否定の言葉に瞬時に敵対する。
話し掛けてもどこか上の空。何か言い出したかと思えば、話題は自分に関することばかりです。他人への関心や共感が欠如している「自己チュー無神経タイプ」には、なかなかこちらの言葉が届きません。
脳科学で見る「自分にしか関心がない人」の心理
「自分への関心の強さは、日常のあらゆる場面にも表れます」と脳科学者の西剛志氏は指摘しています。
「たとえば、大勢で撮った集合写真を見るとき、自己中心性の高い人は真っ先に自分を探して、自分以外はほとんど見ていません。
また、社会的地位が高くなるほど自己中心性が強まりやすくなる傾向もあります。地位が上がるにつれ、脳が『自分が正しい』と錯覚しやすくなるのです。
アメリカのCEOのプロフィール写真を分析した研究では、写真の枠に占める顔の比率と自己中心性は比例することが確認されています。SNSで顔の大きなアイコンを使っている人は、自己中心的な心性の持ち主かもしれません」(西氏)
「自己チュー無神経タイプ」の攻略の鍵は“損得勘定”
「このタイプは、子どもの頃に、何でも言うことを聞いてもらえた王様・お姫様的な環境で育ったか、あるいはまったく相手にしてもらえなかった愛情欠乏型か、どちらかのケースが多いように思います。
防衛本能や承認欲求が人一倍強く、会話のキャッチボールがままならないため、対応するのにかなり厄介な相手です」(津田氏)
いかにも難しそうな相手ですが、弁護士でお笑い芸人のこたけ正義感氏は対処しやすいと見ています。
「このタイプは仕事でいっぱいいっぱいになっていたり不安を抱えていたり、キャパオーバーである人が多い気がします。
視野が狭くなって他人に気を使う余裕がなくなっているだけで、余裕さえできれば変わる可能性がある。
そして、何を考えているかわからない相手ほど扱いが困難ですが、このタイプの行動原理ははっきりしているので、対策は立てやすいと言えます」
その行動原理とは、「自分にとっての損得で動く」ということです。
自分が得をするか損をするかにしか興味がないので、「他人を思いやれ」と言っても響きません。
しかし、「こうすればあなたにとってプラスになりますよ」「これをしなかったらあなたに不利益が生じますよ」など、損得に訴える言葉で話しかければ、話に耳を傾けるようになるということです。
同様に津田氏も「損得で働きかけるのがもっとも有効」という見解を示しています。
本誌に続きます。
本誌では、今回ご紹介したタイプに加えて、以下のような困ったタイプ別の特徴や具体的な対処法も詳しく解説しています。
② 自己防衛モンスタータイプ 否定されるほど信念が強固になってしまうタイプ
③ 暴走ヒステリックタイプ 自分を攻撃させないために感情の爆発を繰り返してしまうタイプ
④ 聞く耳持たず地蔵タイプ 「昔はそうだった」を最強の根拠とし、周りの意見を聞き入れないタイプ
⑤ 思考パンクタイプ 悪意はないものの、頭の中が大渋滞を起こしてしまうタイプ
⑥ 言語が異世界人タイプ 前提が異なるため、同じ言葉を使っていても意図が伝わらないタイプ

\ 関連記事をチェック /
\ 関連記事をチェック /
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限以降は本誌は非公開となります。ご了承ください。








