管球王国 Vol.70 Autumn (発売日2013年10月27日) 表紙
管球王国 Vol.70 Autumn (発売日2013年10月27日) 表紙

管球王国 Vol.70 Autumn (発売日2013年10月27日)

ステレオサウンド
本誌48号以来約5年振りとなる、代表的な5極管EL34/6CA7の比較試聴を掲載! 秋の夜長にじっくりご覧ください。

管球王国 Vol.70 Autumn (発売日2013年10月27日)

ステレオサウンド
本誌48号以来約5年振りとなる、代表的な5極管EL34/6CA7の比較試聴を掲載! 秋の夜長にじっくりご覧ください。

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管球王国 Vol.70 Autumn (発売日2013年10月27日) の目次

■国別[英・独・伊・米・日]真空管アンプとレコードレーベルの音色
テスター=東条碩夫/新 忠篤

管球式アンプから生産国の国柄を反映した音が聴き取れるか――英・独・伊・米・日の5カ国の管球式アンプ・ブランドの代表モデルを試聴します。アンプ設計とレコード制作に深い造詣を持ち、生の演奏も熟知するテスターが、各国を代表的するレコードレーベルや当地で録音されたレコードとCDで、国ごとのアンプに特有の音色の魅力を探ります。

[試聴アンプ]
●英=クォード[QC-twenty four P、QC-twenty four、QUAD II-forty]、EAR[EAR 912、EAR 509II]
●独=アインシュタイン[The Turntable’s Choice II、The Tube II、The Light In The Dark Limited]、オクターブ[Phono Module、HP500SE、MRE220]
●伊=ユニゾンリサーチ[Sinfonia 25th Anniversary model]
●米=マッキントッシュ[C2500、MC275VI]、オーディオ・リサーチ[LS17SE、REFERENCE 75]
●日=ラックスマン[CL38u、MQ88u]、サンバレー[SV310EQ、SV310III、SV91BIII]、ウエスギ[U・BROS2011P、U・BROS2011M]、エアータイト[ATE2、ATM3]、オーディオ・ノート[GE1、Overture]

■実験工房 EL34/6CA7出力管・新旧16種の聴き比べ
テスター=新 忠篤/岡田 章/佐藤隆一

本誌48号以来約5年振りとなる、代表的な5極管EL34/6CA7の比較試聴です。真空管の持ち味をストレートに聴くためにEL34単段プッシュプルパワーアンプを用い、現行管13種、ヴィンテージ管3種を聴き比べます。製造技術の進歩による現行管EL34/6CA7の音質と性能の向上が如実に感じ取れる取材になりました。
[試聴真空管]
●現行管=エレクトロ・ハーモニックスEL34EH、サンバレーPrime EL34、トローナルEL34、JJ E34L、JJ EL34L Blue、PMコンポーネンツEL34/6CA7、ゴールデンドラゴン6CA7/EL34、スヴェトラーナ(Sロゴ)EL34、トライオードEL34、タングソル(ロシア製)EL34、PMコンポーネンツEL34 Premium、ゴールデンドラゴンEL34 Premium、スヴェトラーナ(Cロゴ)EL34
●ヴィンテージ管=シーメンスEL34、松下電器工業EL34、テレフンケンEL34

■究極のWEホーンシステムを聴く
16A/16B(6016A/6116A)ホーンの聴き比べ
新 忠篤/篠田寛一/土井雄三

1930年に開発されたウェスタン・エレクトリック(WE)16Aホーンは、WE 555レシーバーと組み合わせて用いるシアター用の金属製大型ホーンです。全幅は約270cm。1928年開発の15Aとともに究極のホーンシステムといえる存在で、左右のドライバーから放射された音が両肘を張ったようなホーン内部を通り中央の開口部で合成される独特の構造を持ちます。この16Aホーンに555レシーバー×2基を装着した6016Aシステムと、555レシーバー×4基を装着した6116AシステムをWE製アンプで聴きます。ステレオの試聴ソースを16Aホーンで合成するモノーラル化にも挑戦します。
[試聴スピーカー]WE16A(6016A)Horn System、WE16B(6116A)Horn System
[試聴アンプ]WE7A、WE25B、WE46C、WE41A+42A+43A

■「Vintage Analogue」LP初期のモノーラルカートリッジを聴く
新 忠篤/海老澤 徹/古屋 明

LP初期の魅力的なモノーラルカートリッジを試聴します。ヴァリアブル・リラクタンス型、バランスド・アーマチュア型、MC型と、3種の発電方式の10モデルを聴き比べます。
[試聴カートリッジ]
GE RPX050、GE RPX047、ピカリングD240、グレースF3、フェアチャイルド220A、デンオンPUC3、オルトフォンType A、オルトフォンType B、オルトフォンType C、EMT OFD25

■「管球アンプで聴くポピュラーミュージックの愉しみ」傅 信幸

管球式アンプでポピュラーミュージックの名曲の魅力をいかに発見できるか。傅 信幸氏が、自ら選曲したSACD、ステレオサウンド・リファレンス・レコード『Nobu’s Popular Selection』を厳選した管球アンプでじっくりと聴きます。
[試聴アンプ]トライオードTRV4SELimited+TRV-P845SE、オーディオ・リサーチVSi60、オクターブV110、オーディオ・ノートOverture、エアータイトATE2+ATM211

■「Private Sturdy/私的トーンアーム選び」角田郁雄

自宅導入を決めたアナログプレーヤーシステムにベストマッチするトーンアームを、角田郁雄氏が試聴で探ります。スタティックバランス型とダイナミックバランス型。タイプの異なるトーンアーム4モデルの音の特徴を聴き分けます。
[試聴トーンアーム]●12 inch=SME Series M2-12R、トランスローターTR5012、グラハム・エンジニアリングPHANTOM II Supreme●9 inch=SME Series V
[試聴アナログプレーヤー]トランスローターRONDINO FMD

■マイ・ハンディクラフト

『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。

新 忠篤◎EL34単段プッシュプル・ステレオパワーアンプAP5
入力トランスで位相反転するノンNFBのEL34単段・UL接続プッシュプルアンプです。ウェスタン・エレクトリック95Aに範を取る、出力管EL34のカソードから入力トランス2次側の中点に掛けたPFB(ポジティヴ・フィードバック)で、躍動的で心地良い音楽再生を狙います。スピーカーを選ばずに闊達な音を聴かせるアンプです

大西正隆◎KT120プッシュプル・モノーラルパワーアンプHK25
タムラ製作所の新型トランス搭載アンプ第4弾となる、いま話題の高出力管KT120のプッシュプルアンプです。12AU7によるカソードフォロアー回路で前段と出力段との干渉を排し、KT120を固定バイアス動作させる出力段に低インピーダンスで信号を送ります。高解像度で、マイルドさを併せ持つ音が魅力です。

唐木志延夫◎LM3886パラレル駆動ステレオパワーアンプSP01
音質に定評があり世界的にアンプ製作例のあるパワーアンプ専用ICを用い、DCサーボを掛けたパラレル駆動で組み、出力60W+60Wを得る半導体パワーアンプです。プリント基板を採用する製作しやすさも魅力で、高いスピーカー駆動力を持ち、強さを秘めた音を浸み込むような説得力で聴かせます。
「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」小林正信

■第7回 ブラットハラーとリッフェル

生に近い音を高い忠実度で再生する「HiFi」。1925年にGEのライスとケロッグが発表したコーン型フルレンジスピーカーの登場で、その技術革新が端緒についたとされていますが、同時期に、GE以外でも研究開発は盛んに行なわれていました。ドイツにおけるHiFi事始めといえる存在の2つの平面スピーカー、「ブラットハラー」と「リッフェル」の歴史と構造をひもときます。

■管球アンプ自作派大集合

自作派の方々にご参加いただき、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は、1950年代製造のランジバン101Aアンプのシャーシとトランスを用いてウェスタン・エレクトリック118Aアンプを再現した6L6GCパラレルプッシュプルアンプ、ヤマハNS1000Mをよりよく鳴らすことに焦点を絞ったEL34シングルアンプを製作したおふたりです。

■ルミエール・モノーラルカートリッジ自作キットを組む

ヴィンテージとアナログに強いオーディオ専門店が手掛ける、モノーラル専用MCカートリッジキットを製作します。コイルを自分で巻く仕様で、製作後のメインテナンス性に優れ、コイル線材の変更など発展性も備えたキットです。新 忠篤氏による試聴リポートも掲載。

■2013秋の注目新製品試聴
テスター=新 忠篤/小原由夫/高津 修/角田郁雄/傅 信幸

この秋に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は管球式アンプと、カートリッジやアナログプレーヤーシステムが充実です。

■音遊空間/音楽とオーディオに浸れる極上スポット
NO TRUNKS(東京・国立)

■真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート
◎サウンドピット(名古屋)
◎VINTAGE JOIN(東京・代々木)

管球王国の内容

オーディオの原点・徹底探求!最新の真空管アンプとウェスタンエレクトリックなど、ヴィンテージ・オーディオの音を聴いて魅力を探求!
オーディオの究極を模索する人の到達点はそれぞれですが、ひとつの究極は真空管とアナログレコードによるサウンドです。それをひとたび体験すれば、その魅惑から決して逃れることができないでしょう。管球アンプで聴けば、最新のSACDもアナログレコードも新しい魅力を聴かせます。『管球王国』は最新の真空管アンプから、歴史的価値のあるヴィンテージ・スピーカーやアンプの魅力を考察する記事を満載します。真空管やトランス、スピーカーについての豊富なデータを紹介して、実際に聴き比べます。キットや自作派のための製作記事もあり憧れのマイアンプが作れます。あなたもこの異次元ワールドの扉をたたいてみませんか?!

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