●1台のアンプで多種の出力管を愉しむコンパチブルアンプ試聴
テスター=高津 修/篠田寛一
異なる出力管に対応するコンパチブルタイプの管球式アンプで、出力管種を変えることによって聴き慣れた音楽から新しい表情を引き出す愉しみを提案します。試聴を通して、アンプ本来の音のクォリティ、異なる出力管を用いることによる音の変貌度を徹底的に探ります。
[試聴アンプ]
サンバレーSV19D、アコースティックマスターピースM101、サンバレーVP3488SE、トライオードTRX-P6L、ヒューガーHG-KT88S Tango、エイフル Asano PX25A(DA30)/PX25 Single、オクターブV40SE、P&C 45/2A3 Single Stereo
●2010秋の注目新製品試聴
テスター=小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄/和田博巳
この秋に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は個性豊かなスピーカーシステムのほか、FMチュ-ナーなど幅広い製品が満載です。
●マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者であり熟達した設計者による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を紹介します。
•上杉佳郎◎EL34プッシュプル・ステレオパワーアンプTAP39
電圧増幅部と電力増幅部のゲイン配分を最適化した“2アンプ構成パワーアンプ”。EL34プッシュプルで、フレッシュなスピード感にエネルギッシュな魅力が加わった音が楽しめます。
•大西正隆◎EL156シングル・ステレオパワーアンプHK18
低ノイズ、低インピーダンス設計で、ドイツ製の産業機器用5極管EL156の実力を引き出したシングルアンプ。オーディオ専用管では聴けなかったような大人の味わいのある音が魅力です。
•新 忠篤◎WE300Bプッシュプル・モノーラルパワーアンプA1001
初段WE101D、出力段WE300B、整流管WE274Aとすべて直熱管で構成し、ファインメット・トランスなど優れたパーツで組み上げたトランス結合型アンプ。演奏家の心に触れるような鮮度の高い再生が魅力です。
●新・管球アンプキットを「組む」愉しみ
サンバレーSV2(2007)
テスター=高津 修
クラフト初心者でも取り組め、管球式アンプの魅力の奥深さを味わう格好の入口となるキットアンプの製作リポートです。設計コンセプトも優れたキットアンプを厳選し、編集部による組立てプロセスをじっくりとご紹介しクラフトの楽しさと勘所をお伝えします。今号は、数多いキットアンプのラインナップを持つサンバレーの、製作の安全性にも配慮された大型直熱管845パワーアンプです。
●真空管アンプ ブランド・ストーリー
=トライオード
真空管アンプブランドのポリシーとアンプ作りの魅力の源泉を、ブランド・ヒストリーをひもときながら最新製品試聴や今後の展開を聞くインタビューも交え、多角的に紹介します。今号は、進取の精神に富んだアンプを次々と送り出す「トライオード」です。
●アナログレコード再生と同じ思想を貫く「メトロノームテクノロジー」
テスター=角田郁雄
高品位な電源部や、精度の高い信号読み取りのための緻密な筐体設計など、先進技術を駆使し、DACチップや出力段に用いる3極管まで構成パーツの実力を引き出して純度の高い音楽再生を実現する「メトロノームテクノロジー」。最新の一体型CDプレーヤーの魅力を紹介します。
●連載「マイ・フェイバリット・シングス」第10回 小原由夫
フォノイコライザーの音楽適性を探る
注目フォノイコライザー7機種を選び、ヴォーカル/ロック/ジャズ/クラシックの4枚のLPレコードを試聴し、異なるジャンルの音楽がいかに魅力的に再生できるか、各モデルの個性を探ります。
●WE755A+618C typeスピーカーシステムを聴く
テスター=新 忠篤/篠田寛一
20cmシングルコーン型フルレンジの原点といえる希少な名ユニット、ウェスタン・エレクトリック(WE)755Aを、WE専門店のウエスタン サウンド インクがアルテック618Cを忠実に再現したエンクロージュアに納め独自のチューンングを施したシステムで試聴します。試聴システムを5セットのみ、ステレオサウンド・ホームページVintageセレクトショップで限定頒布いたします。
●JBL Lancer101/44をSA600、SG520+SE408Sと
現代管球式アンプで鳴らす
――高津 修
高度経済成長期の1960年代に“頑張れば手が届く”存在として憧れの的となったJBLの家庭用スピーカー「ランサー・シリーズ」。Lancer101、Lancer44の2モデルを、当時を代表するJBLソリッドステート式アンプと現代の管球式アンプで聴き、CD/アナログレコード再生で、その魅力を探求します。
[試聴アンプ]
・ヴィンテージアンプ=JBL SA600、JBL SG520+JBL SE408S
・現行管球式アンプ=エアータイトATC2+エアータイトATM4/山本音響工芸A09S
●大型ホーンと組み合わせる、18インチ励磁型ウーファー用エンクロージュア
WEを始めとするヴィンテージ製品に範をとったスピーカーユニットやシステムを開発するGIPラボラトリーの、大型ホーンとの組合せで量感のある再生を追求した18インチ励磁型シングルウーファー用エンクロージュアで2ウェイ、3ウェイシステムを組み、試聴します。
●タンノイMonitor15 Silver/Red/Gold
英国製15インチ同軸2ウェイユニットを聴く
――新 忠篤/篠田寛一/土井雄三
タンノイ製15インチ同軸ユニットを「ランカスター」エンクロージュア、パイ社製エンクロージュアに納めて、歴史的な名デュアルコンセントリック・ユニットの魅力を探ります。
[試聴システム]
タンノイLancaster+タンノイMonitor Gold、タンノイLancaster+タンノイMonitor Red、パイHF25/SC+タンノイMonitor Red、パイHF25/SC+タンノイMonitor Silver
●実験工房
電圧増幅管12AX7=フォノイコライザーによる21種の聴き比べ
テスター=新 忠篤/篠田寛一
新 忠篤氏設計によるCR型フォノイコライザーで、電圧増幅用双3極管12AX7の現行管10種、ヴィンテージ管11種を試聴し、それぞれの音質、構造の特徴を詳しくリポートします。
[試聴真空管]
・現行管=中国製12AX7B、エレクトロ・ハーモニックス12AX7EH、ソヴテック12AX7WC、ゴールデンドラゴンGD E83CC/12AX7、JJ ECC803S、スヴェトラーナ12AX7、PM 12AX7HG、タングソル12AX7/ECC803S、フルミュージック12AX7、グルーブチューブGT12AX7MPI
・ヴィンテージ管=東芝12AX7A、松下12AX7T、GE(米)5751、レイセオン(米)JRP12AX7、RCA(米)5751、ブライマー(英)CV4004/12AX7、ムラード(英)ECC83、テレフンケン(独)ECC83(ダイヤマーク)、シーメンス(独)E83CC、テスラ(チェコ)E83CC(ゴールドピン)、フィリップスMINIWATT(蘭)ECC83
●自作派大集合 第53回 訪問篇
自作派の方々に、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽との付き合いをうかがう連載です。今号は「訪問篇」として、工業用トランスなど多彩なパーツを転用して組み上げたアイデア豊かな真空管アンプ、測定に基づく理論と長年のキャリアが集約された重量級アンプを製作したお2人のリスニングルームを訪ね、入念に組んだスピーカーシステムと自作アンプで音楽の感動を追求する再生をお聴かせいただきます。
●管球王国・実践ラボラトリー「ライントランスを使ったモノーラルミックスの魅力」佐藤隆一
スピーカー1本のシステムで、ステレオソースも濃密で実在感の音で再生するための、ライントランスを用いたモノーラルミックスを実践します。
●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート 特別編
◎エイフル(福島県・裏磐梯)
自然豊かな福島県・裏磐梯の地で3階建てビルを全棟用い、数々のWEシステムを始めとする豊富なヴィンテージ機器を整備し音が聴ける状態で収蔵する、他に例のない“オーディオ博物館”を準備中のオーディオショップ「エイフル」を訪ねます。
●書評 『ヴァイオリンの奥義~ジュール・ブーシェリ回想録』新 忠篤
管球王国の内容
- 出版社:ステレオサウンド
- 発行間隔:季刊
- 発売日:1,4,7,10月の28日
- サイズ:B5
オーディオの原点・徹底探求!最新の真空管アンプとウェスタンエレクトリックなど、ヴィンテージ・オーディオの音を聴いて魅力を探求!
オーディオの究極を模索する人の到達点はそれぞれですが、ひとつの究極は真空管とアナログレコードによるサウンドです。それをひとたび体験すれば、その魅惑から決して逃れることができないでしょう。管球アンプで聴けば、最新のSACDもアナログレコードも新しい魅力を聴かせます。『管球王国』は最新の真空管アンプから、歴史的価値のあるヴィンテージ・スピーカーやアンプの魅力を考察する記事を満載します。真空管やトランス、スピーカーについての豊富なデータを紹介して、実際に聴き比べます。キットや自作派のための製作記事もあり憧れのマイアンプが作れます。あなたもこの異次元ワールドの扉をたたいてみませんか?!
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