わかりやすくて実務的でありながら読み応えあり
☆☆☆☆☆2003年01月12日
thundersteel 会社員
創刊の辞にあるとおり、他のビジネスレビュー誌と比較してはるかに読みやすい。この読みやすさは以下の三点によるものであろう。①ビジネスマンの視点で記事がかかれおり身近に感じ易い ②日本企業のケースがあり、イメージしやすい ③コンテンツの要旨が明確になっているビジネスレビュー誌というものは訳文によるとっつきにくさ、対象企業に親近感が無い、研究論文発表の場と化している感をもっていた。そのため、自分は幾つかのビジネスレビュー誌を定期講読してはいるが、1冊の中でいくつかの記事を読む程度であった。GMRは先に挙げたような①②③のような配慮がなされているため、自分のような人間でも一気に全てを読める編集となっている。この点を評価したい。個々のケーススタディには、それぞれ何らかの新鮮な観点や主張があり決して浅薄な内容ではない。そのため、読み応えはかなりある。可能ならば理論的記事にも、より一層の企業や現場事例を充実させると更に読み手に訴えかけやすくなるか。また、コンテンツに経営3要素(ヒト・モノ・カネ)のバランス配分を意識している点も評価できる。シンプルだが、1冊で多角的な経営思考を体験することができるため、満足度がより高くなっているようだ。この雑誌は、一般的なビジネスマンから、経営者までの幅広い対象をも満足させることができる書籍である。ビジネス週刊誌は読むがビジネスレビュー誌はとっつきにくいと思っていた方はぜひご一読をお奨めしたい。