合気ニュース No.128 (発売日2001年04月20日) 表紙
  • 雑誌:合気ニュース
  • 出版社:どう出版
  • 発行間隔:季刊
合気ニュース No.128 (発売日2001年04月20日) 表紙
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  • 出版社:どう出版
  • 発行間隔:季刊

合気ニュース No.128 (発売日2001年04月20日)

どう出版
●特集� 「競技理論の原点を探る」
まず、富木謙治師範と師の合気道「競技合気道」について22ページにわたり特集しました。合気道開祖・植芝盛平の数ある傑出した弟子たちのなかで、合気道を含む古流...

合気ニュース No.128 (発売日2001年04月20日)

どう出版
●特集� 「競技理論の原点を探る」
まず、富木謙治師範と師の合気道「競技合気道」について22ページにわたり特集しました。合気道開祖・植芝盛平の数ある傑出した弟子たちのなかで、合気道を含む古流...

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2001年04月20日発売号単品
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目次

●特集� 「競技理論の原点を探る」
まず、富木謙治師範と師の合気道「競技合気道」について22ページにわたり特集しました。合気道開祖・植芝盛平の数ある傑出した弟子たちのなかで、合気道を含む古流柔術を歴史的、教育的面から理論化した業績とその学識において、富木謙治師範の右に出る者はいません。しかし、富木謙治というと、試合をする合気道、いわゆる「競技合気道」を創始した人として知られ、合気道への試合導入に批判的な一般の合気道界では、富木師範がなぜ、どのような考え、志をもって試合導入にふみきったのか、そしてその内容はどのようなものなのかは、ほとんど表面的にしか理解されていないのが現状です。
今回本誌では、その、「なぜ」をくわしく考察し、またその内容である「乱取について」その「稽古体系」などを紹介しています。富木師範の合気道への深い思いを知れば、試合の是非のみでなく、合気道における様々な問題点について、より建設的な思考ができるのではないか、と期待しています。
〇"第二の嘉納治五郎" 文:スタンレー・プラニン
「合気道面からのみ富木という人物を見ると、彼の背景にある柔道の存在を忘れがちである……彼はやはり"柔道家"なのである」 「植芝は武道を宗教的な観点からとらえたが、富木は、自己啓発と体育のための手段とみなした」
富木師範は、合気道開祖・植芝盛平の戦前の弟子ですが、もともとは柔道創始者嘉納治五郎の弟子でした。富木師範がどのような経緯で合気道への試合導入にいたったか、本誌編集長がその足跡をおいながら考察しています。
〇「合気道と柔道」 富木謙治講義録
「……植芝先生による合気の技の進み方に非常に教えられるものがあります。けれども先生の神韻微妙な進み方は我々後輩の到底追随をゆるさないところでありまして……私は植芝先生によって示された技を嘉納先生によって教えられた科学的原理と教育法をもって誰にも習いよくしたいと……」
この講義録は、昭和25年、富木師範が、植芝道場で師範として活躍している頃に書かれたものです。当時、富木師範は、まだ具体的な合気道の乱取法の研究にまでいたっていませんが、この論文から、嘉納治五郎の科学的原理と教育理論をもって、植芝盛平の合気道技の体系化をめざしはじめた師範の姿が読み取れます。
〇合気道競技の練習体系
 じつによく整理された合気道競技の稽古体系を紹介。成山師範による合気道競技とその稽古法についての実演中心の解説は、まさに富木合気道に対する認識を一新するものです。
〇富木謙治先生と競技合気道 昭道館 成山哲郎師範に聞く
「講道館では"柔道から合気道に行った人、合気道では"柔道をやる富木"ということで四面楚歌で困ったという話を私になさったことがあります」 「……あまりしゃべらない先生でした。半眼でじっと見てね、先輩方がピリピリしてるような雰囲気で……」 「形と乱取は両輪のごとく、とおっしゃったですね。どっちの歯車が狂ってもまっすぐには進めない、と……」日本合気道協会師範として昭道館(日本合気道協会中央道場)を中心に世界的に活躍する成山哲郎師範。会見では、指導を受けた富木謙治師範のこと、競技合気道の今後の抱負についてお聞きしました。
〇対論 なぜ合気道に試合が必要か
 志々田文明 vs スタンレー・プラニン
「乱取、試合の効用というのは、自分をはかること、つまり自分を映す鏡なんですよ。そういうふうに自分を常に謙虚にさせてくれるものなんです」(志々田文明) / 「試合の時代が終わって、若くないから、競争できない。だから人を教える立場になる。それで満足できるかどうか。常に自分をレベルアップするために何をすべきかと考えることは、大事だと思いますよ」(スタンレー・プラニン)
 日本合気道協会の師範・早稲田大学教授である志々田文明氏と本誌編集長との、合気道競技の是非について忌憚のない対論が繰り広げられます!

●特集� 戦後の合気道復興の推進役 養神館
 植芝盛平の弟子のなかでもそのシャープで剛胆な技で知られた塩田剛三。戦後の混乱期にあって、日本鋼管での指導を行なうなど、いち早く合気道復興、普及の道を拓きました。当時はなばなしく活躍する塩田剛三を支え、養神館設立への道を切り拓いた寺田精之(現養神館最高師範)、松尾忠敬(現合気道興武館館長)にスポット当てました。最初の養神館道場・筑土八幡道場時代の話を筑土会会長の吉成公男氏にもうかがいました。
〇寺田精之 養神会最高師範に聞く
 「(道場を作ってやるという話を館長にすると)…すごく喜んでね。早く早くと子供のようにけしかける。せっかちなんですね。やるとなったらすぐやりたい (笑)」「館長はその頃すごい受けをやっていましたよ。『あまりはりきるな』と盛平先生が叱るんですよ。怪我するぞ、と」「…次の審査の時、今度は免状は俺が出すと……独立したというより、自然離反状態だったと思いますよ」
〇松尾忠敬 合気道興武館館長に聞く
 「塩田先輩のコネで日本鋼管の指導が4ヵ所同時にはじまった。一カ所2回やると8回ですよ。ほとんど毎日ですよ……寺田先輩と二人で毎日回るわけです」「寺田先生と私が話しに話し合って、養神館の昇級技、昇段技は決めたんですよ。それが現代の養神館の元になっていますね」「当時居合刀がなくて、塩田先生に僕が斬りかかっていく刀は本物でした。打っていく僕も塩田先生も緊張しましたね」
〇吉成公男筑土会会長
「その頃は、養神館のほうが植芝道場より勢いがあったんですね。研修生が育ってきたり、宣伝活動をしたり、演武会をやったりと……塩田館長がなにからなにまで一人で活躍したというような時代でしたね。…その演武はまさに神秘的でした」「寺田先生の技ははでなところはありませんが、技をやられるとぴたっと急所にはまり、動かせない状態になる…コンピューターつきの万力みたいな感じでした」

●親英体道道主井上鑑昭の世界� 雷撃電飛の技
「井上先生の演武というのは非常にすがすがしくて美的なんです」「井上先生の世界というのは『八百長に見えれば、まあまあ。いかにも本物に見えれば偽者』と…」「親英体道には受け身がないんです……受けたら駄目なんです。受けるのではなく入身なんです……」
本誌では、今春井上鑑昭師のビデオ(60歳代から70歳代の貴重な演武の数々)を制作予定。師の演ずる技の一つひとつが平法学、大本教、親和学に由来することを理解してもらうために本記事を企画。記事作成にあたっては、親英体道代表油井靖憲氏、および井上師の甥・井上誠之助氏のご協力をいただいた。
●武田惣角先師の旧大東流の技法体系について  高橋賢
好評連載『大東流合気武術史初考』シリーズ。一ヶ条の技法構成について、一ヶ条より四ヶ条の逆極技の実際、大東流の階層構造について、整然とした体系のなかった六ヶ条以上――秘伝奥儀など、大東流研究の第一歩である武田先師の旧大東流技法体系について検証する。
●好評連載「使えるための型と稽古法」 
沖縄古伝空手心道流 宇城憲治
――昨日できなかったことが、今日できる。今日できなかったことが明日はできるかもしれない。その"できた"時、その変化成長が感動であり、悟りだと思います――武術、武道における修業のあり方を根本的に問い直す作業に私たちを導いてくれる宇城氏。今回は、「事」(技)と「理」(理合い)が一致すること、すなわち「事理一致」が、いかに武道、武術において重要であるか、また上達のための論理と上達のための稽古法が具体的に語られていきます。
●道場見てある記 「徳島文理大学合気道部」
学生自らの手で師範交代を行ない、純粋に合気道修業にうちこむ情熱溢れる学生の皆さんにお話をうかがいました。
好評連載 豪華な執筆陣!!
・佐々木説法シリーズ「なるほど」 佐々木の将人
・随縁逍遥 甲野善紀 (稽古日誌)
・実用的日本刀の知識 甲野善紀(実用的な刀装の造り方)
・柔術万華鏡 黒田鉄山(柔術について語る)
・合気道 錬成の視角 野中日文
・道歌 阿部醒石
・琢磨会に伝わる技法 森恕(合気と拍子について)
ほか

商品情報・内容

■ 現在発売中の季刊誌『道(どう)』の前身雑誌。日本武道の専門誌。

日本武道の専門誌として昭和49年4月に創刊。合気道や大東流に関する裏付けのある歴史記事、会見記事などを掲載。国際的視野にたって「武道を通じて生き方を考える」をめざす季刊誌です。

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