目次
Monthly Book Derma. No.122
さまざまな紅斑症
紅斑の分類と臨床検査・治療指針 片山一朗
紅斑とは炎症反応に伴う血管中心性の反応であり,皮膚における過敏反応の表現型と考えられる(réactions cutanées).
紅斑を生じる疾患を総称して紅斑症と呼ぶ.
紅斑症の病理診断学 二神 綾子ほか
紅斑症は比較的頻度の高い皮膚炎症疾患であり,複雑な臨床,病理組織像を示すが,
適確な診断,治療,検査を行ううえで,これらの基本的な病理組織像,経時的な変化,
鑑別診断を理解することは重要である.
紅斑の発症機序―接着分子から見た炎症― 佐藤 貴浩
ヒスタミンやPGD2など多くのメディエーターによる血管反応と各種接着分子の発現によって
決定された細胞浸潤構成が,紅斑の成立や特徴を左右する重要な要因である.
SLEでみられる紅斑 衛藤 光
SLEにみられるさまざまな紅斑は,疾患に特異的な紅斑と非特異的な紅斑とに分けられる.
これらの発症機序は一様ではなく,新たに記載された皮疹もある.
シェーグレン症候群でみられる紅斑 濱崎洋一郎
環状紅斑は,比較的若年の,乾燥自覚症状を伴わない症例にも認められるため,
唾液腺破壊の進行していないシェーグレン症候群患者を診断する契機となる皮膚病変である.
単純ヘルペスと多形紅斑 今福 信一
多形紅斑(EM)のうち再発性の単純ヘルペスに引き続いて生じるものはherpes associated EM(HAEM)と呼ばれる.
EM全体をレヴューし,単純ヘルペスウイルスがどのようにこの疾患に関与しているのか,
最近の報告を中心に述べる.
慢性遊走性紅斑(ECM)とボレリア感染症
―ライム病の病因論― 橋本 喜夫ほか
慢性遊走性紅斑はライム病ボレリアに対する細胞性免疫反応が主体で生じることは明確だが,
後期症状への進展メカニズムなど詳細は不明である.
内臓悪性腫瘍と紅斑 末木 博彦ほか
内臓悪性腫瘍を伴う紅斑(症)は通常の典型的な各疾患と比べ根本的な相違はないが,
一言でいえば臨床像,組織像に典型例とはやや異なる所見がみられ,難治であることが多い.
薬疹における紅斑反応 塩原 哲夫
薬疹の診断には紅斑の性状,部位,進展の仕方が重要である.
各臨床像によるその差違を熟知することは薬疹の予後判定に有用である.
結節性紅斑の多様性 勝岡 憲生ほか
多様な原因あるいは疾患によって生じる下腿の皮下結節の診断には病理組織学的所見が大変重要であり,
結節性紅斑とは何かを知った上での詳細な検討が不可欠である.
さまざまな紅斑症
紅斑の分類と臨床検査・治療指針 片山一朗
紅斑とは炎症反応に伴う血管中心性の反応であり,皮膚における過敏反応の表現型と考えられる(réactions cutanées).
紅斑を生じる疾患を総称して紅斑症と呼ぶ.
紅斑症の病理診断学 二神 綾子ほか
紅斑症は比較的頻度の高い皮膚炎症疾患であり,複雑な臨床,病理組織像を示すが,
適確な診断,治療,検査を行ううえで,これらの基本的な病理組織像,経時的な変化,
鑑別診断を理解することは重要である.
紅斑の発症機序―接着分子から見た炎症― 佐藤 貴浩
ヒスタミンやPGD2など多くのメディエーターによる血管反応と各種接着分子の発現によって
決定された細胞浸潤構成が,紅斑の成立や特徴を左右する重要な要因である.
SLEでみられる紅斑 衛藤 光
SLEにみられるさまざまな紅斑は,疾患に特異的な紅斑と非特異的な紅斑とに分けられる.
これらの発症機序は一様ではなく,新たに記載された皮疹もある.
シェーグレン症候群でみられる紅斑 濱崎洋一郎
環状紅斑は,比較的若年の,乾燥自覚症状を伴わない症例にも認められるため,
唾液腺破壊の進行していないシェーグレン症候群患者を診断する契機となる皮膚病変である.
単純ヘルペスと多形紅斑 今福 信一
多形紅斑(EM)のうち再発性の単純ヘルペスに引き続いて生じるものはherpes associated EM(HAEM)と呼ばれる.
EM全体をレヴューし,単純ヘルペスウイルスがどのようにこの疾患に関与しているのか,
最近の報告を中心に述べる.
慢性遊走性紅斑(ECM)とボレリア感染症
―ライム病の病因論― 橋本 喜夫ほか
慢性遊走性紅斑はライム病ボレリアに対する細胞性免疫反応が主体で生じることは明確だが,
後期症状への進展メカニズムなど詳細は不明である.
内臓悪性腫瘍と紅斑 末木 博彦ほか
内臓悪性腫瘍を伴う紅斑(症)は通常の典型的な各疾患と比べ根本的な相違はないが,
一言でいえば臨床像,組織像に典型例とはやや異なる所見がみられ,難治であることが多い.
薬疹における紅斑反応 塩原 哲夫
薬疹の診断には紅斑の性状,部位,進展の仕方が重要である.
各臨床像によるその差違を熟知することは薬疹の予後判定に有用である.
結節性紅斑の多様性 勝岡 憲生ほか
多様な原因あるいは疾患によって生じる下腿の皮下結節の診断には病理組織学的所見が大変重要であり,
結節性紅斑とは何かを知った上での詳細な検討が不可欠である.
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