1.はじめに:急性腎障害と腎代替療法のこれから
土井 研人 東京大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学
Part 1:critical care nephrologyのキホン
2.急性腎障害に対するアプローチ:原因による分類:腎前性,腎性,腎後性
是枝 大輔 日本赤十字社和歌山医療センター 救急科・集中治療部
3.急性腎障害に対するアプローチ:発生場所/基礎疾患による分類
山口 晃典 信州大学医学部附属病院 集中治療部/腎臓内科
【コラム】見逃してはいけない鑑別診断:原因疾患によって異なるAKI,その臨床的特徴と診断につながる検査
耒田 善彦 沖縄県立中部病院 腎臓内科
【コラム】ICUにおける尿検査:各検査の有用性とその理由
坂井 正弘 浦安ツバメクリニック/東京ベイ・浦安市川医療センター 腎臓・内分泌・糖尿病内科
4.AKIに対する薬物治療:AKIの予防と管理における輸液製剤,血管作動薬,利尿薬の考え方・使い方
岡田 和也 東京都立墨東病院 集中治療科
5.血液浄化療法の基本と最新アップデート:各モードの原理に基づき適切に施行する
山中 隆広・本間 康一郎 慶應義塾大学医学部 救急医学
6.小児の持続的腎代替療法(CRRT):成人CRRTとの違いと国内外の現状
井手 健太郎 国立成育医療研究センター 集中治療科/小児透析・血液浄化センター
7.CRRT施行時のアラーム対応とトラブルシューティング:状況ごとの押さえておくべきポイント
山田 麻有佳 済生会横浜市東部病院 臨床工学部
上岡 晃一 東京医科大学病院 臨床工学部
8.腎障害患者における薬物投与量の適正化を考える:薬剤師の役割
柴田 啓智 済生会熊本病院 薬剤部
9.AKIにおける栄養療法:その考え方と実施のうえでの注意点
岩本 昌子 神戸市立医療センター中央市民病院 栄養管理部
東別府 直紀 神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科
10.CRRT施行中の集中治療患者の早期離床・リハビリテーション:理学療法士の役割
齊藤 正和 順天堂大学保健医療学部 理学療法学科
Part 2 critical care nephrologyの未解決課題
11.AKIや体液過剰のde-escalation:4つの輸液フェーズを理解する
北村 浩一 東京ベイ・浦安市川医療センター 腎臓・内分泌・糖尿病内科
12.開始/離脱のタイミング,モダリティの選択:現状と課題
八木 洸輔・藤井 智子 東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座 集中治療部
13.ヘモフィルターについてのPros & Cons:Pro:予後を改善する
成宮 博理 京都第二赤十字病院 救急・集中治療科
14.ヘモフィルターについてのPros & Cons:Con:予後を改善しない
小泉 三輝 京都医療センター 腎臓内科
【コラム】エンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)は終わったのか?:背景をふまえて複数のエビデンスから読み解く
青松 昭徳 自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科集中治療部/腎臓内科
Part 3 critical care nephrologyの新たな標的
15.subclinical AKI(バイオマーカーAKI)とAKD:AKIに関連する新しい分類と再定義
小丸 陽平 セントルイス・ワシントン大学医学部 腎臓内科
16.AIによるAKI発症予測,AKIアラート:最適な予測と介入でAKIの重症化を予防する
西岡 典宏 京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 予防医療学分野
井澤 純一 沖縄県立中部病院 集中治療科
17.AKIにおけるCRRTのtime-limited trial, shared decision making:患者が望む医療実現のためのストラテジー
山田 博之 京都大学大学院医学研究科 初期診療・救急医学/腎臓内科学
18.おわりに:20年を振り返って
内野 滋彦 自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部 非常勤講師
連載
■最新エビデンスを読む
第8回:重症市中肺炎へのステロイド投与
小中 理大・片岡 惇 練馬光が丘病院 総合救急診療科 集中治療部門
■え?知らないの?EITの使い方
〈シリーズ構成:上岡 晃一 東京医科大学病院 臨床工学部〉
宇佐見 直 東京ベイ・浦安市川医療センター 臨床工学室
■集中治療に関する最新厳選20論文
田邊 翔太 松江赤十字病院 救急部
吉田 英樹 聖マリアンナ医科大学 救急医学
INTENSIVIST(インテンシヴィスト)の内容
- 出版社:メディカル・サイエンス・インターナショナル
- 発行間隔:季刊
- 発売日:1,4,7,10月の1日
世界標準の集中治療を追及する、年4回発行の新雑誌
「世界標準の集中治療を誰にでもわかりやすく」をコンセプトに、若手医師の育成や情報交換を目的として発足した「日本集中治療教育研究会」(JSEPTIC)の活動をベースに、年4回発行。 重症患者の治療にあたる医師として最低限必要な知識を手中に収めるべく、テーマは集中治療にとどまらず、内科、呼吸器、救急、麻酔、循環器にまで及び、ジェネラリストとしてのインテンシヴィストを追求する。集中治療専門医、それを目指す若手医師をはじめ、専門ナース、各科臨床医に対し、集中治療を体系的に語り、議論し、意見交換ができる共通の場(=アゴラ)を提供する。
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