捜査のみならず、その周辺の警察活動をめぐる基本判例も取り上げた警察関係判例集の粋を究める。
本書は、実務家および学者の執筆により全100件の判例解説を特集したものである。内容は、警察法、警察官職務執行法17件、刑事訴訟法55件、道路交通法6件、公安条例8件、民事・国会賠償14件からなり、いずれも日常の執公務に不可欠な判例をとりあげ、問題の所在、事実関係と判旨、従来の判例・学説、本判決(決定)の意義と、文章も大変理解しやすく構成されており、とくに警察執務上極めて有益である。