目次
むしのアパート
福井さとこ 作
■内容のご紹介
ミツバチが、たくさんつくったはちみつジュースのおすそわけに、同じアパートの虫たちの部屋を訪れます。マツボックリに囲まれた扉を開くと、お昼寝中のテントウムシのぼうやが目を覚まします。ギターを弾いているカブトムシや、お花を飾って優雅に暮らすチョウチョなど、身近な虫たちそれぞれの部屋の様子が楽しい絵本です。
■編集部より
気持ちよくお昼寝できそうなテントウムシの部屋、ロックなカブトムシの部屋……。自分が住むならどの部屋がいいかなと、つい考えてしまいますよね。よく見ると、テントウムシの部屋の入口が水玉模様だったり、チョウチョの部屋の入口のランプが蝶型だったり、虫をこよなく愛する福井さとこさんならではの遊び心がいっぱいです。
絵はシルクスクリーンという版画で、配合して作った色を使い、手刷りで制作されています。虫たちの部屋の色の風合いも、ぜひお楽しみください。
■作者のことば
「虫に魅せられて」 福井さとこ
スロバキアに留学していた頃、友だちが虫のための家をつくって見せてくれました。それを置くと庭が元気になるというのです。ヨーロッパでは庭づくりに、よく「虫の家」をつくるそうで、もともとは誰かが、虫がすめそうなかわいい家をつくって庭に置いていたところ、そこに本当に虫たちが集うようになり、自然と庭がいきいきしてきたのがはじまりだそうです。しかも、いろんな種類の虫たちが、みんなでくらしているのだと聞いて、想像していると頭の中にお話が広がっていきました。
この絵本ではまず、虫たちの居心地の良い家づくりを考えました。ご近所づきあいもあるアパートです。すんでいるのは、身近な虫たち。ミツバチには、竹筒や丸太にあけた穴のある部屋を。テントウムシの部屋にはマツボックリがいっぱい。家族で集まって眠り、遊んだりもできます。
カブトムシの部屋には木のうろのスピーカーがあり、床はふかふかした木くずの絨毯。クモの部屋は、半分に割った素焼きの鉢の奥が扉になっています。チョウチョの部屋は羽をたたんで出入りできる細長い扉。中は花がいっぱいに飾られた、おしゃれな空間に。見晴らしの良い最上階は、みんなのいこいの場となっています。自分たちのお気に入りの部屋で、虫の住民たちは、それぞれ「くらし」を楽しんでいるようです。
私は、幼い頃から虫が好きで、今でも夏になると、庭のレモンの葉からアゲハチョウの卵をとってきては、育てて羽化すると野に放ちます。知れば知るほど神秘的で奥深く、美しさに感動します。みなさんもぜひ、虫に家をつくってあげて、その様子を見てはいかがでしょう。ときには、
意外な来客があるかもしれません。
■著者情報
福井さとこ(ふくいさとこ)
絵本作家、版画家。京都嵯峨芸術大学デザイン科卒業。スロバキアのブラチスラヴァ美術大学で、版画家ドゥシャン・カーライ氏に師事、同大学版画学科大学院卒業。留学中に、スロバキアの最も美しい絵本賞(学生部門)、国立図書館賞を二度ずつ受賞。著書に『カティとつくりかけの家』(ポプラ社)『リパの庭づくり』『リパとみつばちの庭』『リパのおいしい庭づくり』(以上、のら書店)『スロバキアのともだち・はなとゆろ おるすばんのぼうけん』(JULA出版局)などがある。
福井さとこ 作
■内容のご紹介
ミツバチが、たくさんつくったはちみつジュースのおすそわけに、同じアパートの虫たちの部屋を訪れます。マツボックリに囲まれた扉を開くと、お昼寝中のテントウムシのぼうやが目を覚まします。ギターを弾いているカブトムシや、お花を飾って優雅に暮らすチョウチョなど、身近な虫たちそれぞれの部屋の様子が楽しい絵本です。
■編集部より
気持ちよくお昼寝できそうなテントウムシの部屋、ロックなカブトムシの部屋……。自分が住むならどの部屋がいいかなと、つい考えてしまいますよね。よく見ると、テントウムシの部屋の入口が水玉模様だったり、チョウチョの部屋の入口のランプが蝶型だったり、虫をこよなく愛する福井さとこさんならではの遊び心がいっぱいです。
絵はシルクスクリーンという版画で、配合して作った色を使い、手刷りで制作されています。虫たちの部屋の色の風合いも、ぜひお楽しみください。
■作者のことば
「虫に魅せられて」 福井さとこ
スロバキアに留学していた頃、友だちが虫のための家をつくって見せてくれました。それを置くと庭が元気になるというのです。ヨーロッパでは庭づくりに、よく「虫の家」をつくるそうで、もともとは誰かが、虫がすめそうなかわいい家をつくって庭に置いていたところ、そこに本当に虫たちが集うようになり、自然と庭がいきいきしてきたのがはじまりだそうです。しかも、いろんな種類の虫たちが、みんなでくらしているのだと聞いて、想像していると頭の中にお話が広がっていきました。
この絵本ではまず、虫たちの居心地の良い家づくりを考えました。ご近所づきあいもあるアパートです。すんでいるのは、身近な虫たち。ミツバチには、竹筒や丸太にあけた穴のある部屋を。テントウムシの部屋にはマツボックリがいっぱい。家族で集まって眠り、遊んだりもできます。
カブトムシの部屋には木のうろのスピーカーがあり、床はふかふかした木くずの絨毯。クモの部屋は、半分に割った素焼きの鉢の奥が扉になっています。チョウチョの部屋は羽をたたんで出入りできる細長い扉。中は花がいっぱいに飾られた、おしゃれな空間に。見晴らしの良い最上階は、みんなのいこいの場となっています。自分たちのお気に入りの部屋で、虫の住民たちは、それぞれ「くらし」を楽しんでいるようです。
私は、幼い頃から虫が好きで、今でも夏になると、庭のレモンの葉からアゲハチョウの卵をとってきては、育てて羽化すると野に放ちます。知れば知るほど神秘的で奥深く、美しさに感動します。みなさんもぜひ、虫に家をつくってあげて、その様子を見てはいかがでしょう。ときには、
意外な来客があるかもしれません。
■著者情報
福井さとこ(ふくいさとこ)
絵本作家、版画家。京都嵯峨芸術大学デザイン科卒業。スロバキアのブラチスラヴァ美術大学で、版画家ドゥシャン・カーライ氏に師事、同大学版画学科大学院卒業。留学中に、スロバキアの最も美しい絵本賞(学生部門)、国立図書館賞を二度ずつ受賞。著書に『カティとつくりかけの家』(ポプラ社)『リパの庭づくり』『リパとみつばちの庭』『リパのおいしい庭づくり』(以上、のら書店)『スロバキアのともだち・はなとゆろ おるすばんのぼうけん』(JULA出版局)などがある。
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