目次
ぽぽぽのひ
ぬまのうまき 作
■内容のご紹介
ある朝、熱を出したねずみのぼうや。お母さんに、「きょうは おねつがあるから ぽぽぽのひ」と言われます。ベッドに戻って氷枕をしたり、苦いお薬をお飲んだり、大好きなスープを飲ませてもらったり、子守り歌を歌ってもらったり……。小さな子が風邪をひいた時の、いつもと違う特別な一日を、あたたかな筆致で描きます。
■編集部より
子どもの頃、熱が出てしまった時のことを覚えているでしょうか。しんどくて、不安で、でも普段はできない過ごし方をしたり、いつもより大人から甘やかしてもらったり……。そんな揺れ動く気持ちを、ぬまのうまきさんがみずみずしく描き出してくださいました。あたたかな筆致で描かれるお話に、子どもたちは、ねずみのぼうやに心を寄せながら入り込んでくれることでしょう。
作者のぬまのうまきさんは、いま活躍中の気鋭の絵本作家です。幼い頃の思い出から、熱が出た時の苦しさや、お世話をしてもらううれしさなど、子どもの心の機微を見事に描き出してくださいました。「ぽぽぽのひ」という言葉からは、風邪をひいた子への、ぬまのうさんの優しいまなざしが感じられます。作中でお母さんが歌う子守歌は、風邪の時の定番の歌になるかもしれません。ぼうやが住む切り株の家の、細やかに描かれた内装にもご注目ください。
お子さんに熱が出てしまった時は、『ぽぽぽのひ』を読んで、ひととき、安心できる時間を一緒に過ごしてもらえたらうれしいです。
●作者のことば
ぽぽぽと安心 ぬまのうまき
わたしは人と話す時、展示の説明文や絵本の原稿を書く時など、普段から「のびのび」とか「こっくり」といった擬態語を使っている。擬態語とはオノマトペの一種で、音を伴わない様子や感情をいきいきと表現する言葉のこと。小さな子どもの本にもよく使われている。
わたしは気づいたことがあると、ふむふむ、と考える癖があるのだが、そういえば、なぜわたしはよく擬態語を使うのだろう? 布団に入って眠るまでの間、ぼんやり考えてみた。
あ、そうか、わたしは安心するのだ。言葉が意味や具体性を求めることから自由になり、ふんわりと余白が生まれる。それがわたしを包む温かな毛布のようだから。わたしは安心して眠りについた。今作のタイトルの擬態語「ぽぽぽ」にも、わたしはきっと安心を感じているのだろう。 安心といえば、子どもの頃、わたしは風邪をひくと不安な気持ちでいっぱいになった。自分の中に何か得体のしれないものが大暴れしていて、わたしはどうなってしまうんだろう。このまま朦朧として、ぜえぜえと息も苦しくて、友だちと遊ぶことも、本を読むことも、絵を描くこともできなくなってしまうんじゃないか。
そんな時、いつもは忙しい母が、くまちゃんをつれてきてくれた。すりおろした林檎を「はい、あーん」と言って、わたしの口に運んでくれた。絵本もよく読んでくれた。わたしが眠るまでの間、隣にいてくれたのだ。小さなわたしの心は、安心した。
どうやらわたしは言葉と人に安心するようなので、同じようにわたしも大切な人に安心を伝えていきたいと思う。(さてさて、わたしはこれまで、いくつ擬態語を使ったでしょう。もしよければ数えてみてください。)
■著者情報
ぬまのうまき
神奈川県生まれ。絵本作家。女子美術大学芸術学部デザイン学科卒業。どこか懐かしさを感じさせる、動物や人々の暮らしを描く。絵本に『てっぺんのたからもの』(あかね書房)『カリジェの町の大時計』(世界文化社)『かぜのこうさぎのピュピュン』(アリス館)など。また、『Nursery Rhymes(新装版)』など、私家版絵本の制作も行っている。
ぬまのうまき 作
■内容のご紹介
ある朝、熱を出したねずみのぼうや。お母さんに、「きょうは おねつがあるから ぽぽぽのひ」と言われます。ベッドに戻って氷枕をしたり、苦いお薬をお飲んだり、大好きなスープを飲ませてもらったり、子守り歌を歌ってもらったり……。小さな子が風邪をひいた時の、いつもと違う特別な一日を、あたたかな筆致で描きます。
■編集部より
子どもの頃、熱が出てしまった時のことを覚えているでしょうか。しんどくて、不安で、でも普段はできない過ごし方をしたり、いつもより大人から甘やかしてもらったり……。そんな揺れ動く気持ちを、ぬまのうまきさんがみずみずしく描き出してくださいました。あたたかな筆致で描かれるお話に、子どもたちは、ねずみのぼうやに心を寄せながら入り込んでくれることでしょう。
作者のぬまのうまきさんは、いま活躍中の気鋭の絵本作家です。幼い頃の思い出から、熱が出た時の苦しさや、お世話をしてもらううれしさなど、子どもの心の機微を見事に描き出してくださいました。「ぽぽぽのひ」という言葉からは、風邪をひいた子への、ぬまのうさんの優しいまなざしが感じられます。作中でお母さんが歌う子守歌は、風邪の時の定番の歌になるかもしれません。ぼうやが住む切り株の家の、細やかに描かれた内装にもご注目ください。
お子さんに熱が出てしまった時は、『ぽぽぽのひ』を読んで、ひととき、安心できる時間を一緒に過ごしてもらえたらうれしいです。
●作者のことば
ぽぽぽと安心 ぬまのうまき
わたしは人と話す時、展示の説明文や絵本の原稿を書く時など、普段から「のびのび」とか「こっくり」といった擬態語を使っている。擬態語とはオノマトペの一種で、音を伴わない様子や感情をいきいきと表現する言葉のこと。小さな子どもの本にもよく使われている。
わたしは気づいたことがあると、ふむふむ、と考える癖があるのだが、そういえば、なぜわたしはよく擬態語を使うのだろう? 布団に入って眠るまでの間、ぼんやり考えてみた。
あ、そうか、わたしは安心するのだ。言葉が意味や具体性を求めることから自由になり、ふんわりと余白が生まれる。それがわたしを包む温かな毛布のようだから。わたしは安心して眠りについた。今作のタイトルの擬態語「ぽぽぽ」にも、わたしはきっと安心を感じているのだろう。 安心といえば、子どもの頃、わたしは風邪をひくと不安な気持ちでいっぱいになった。自分の中に何か得体のしれないものが大暴れしていて、わたしはどうなってしまうんだろう。このまま朦朧として、ぜえぜえと息も苦しくて、友だちと遊ぶことも、本を読むことも、絵を描くこともできなくなってしまうんじゃないか。
そんな時、いつもは忙しい母が、くまちゃんをつれてきてくれた。すりおろした林檎を「はい、あーん」と言って、わたしの口に運んでくれた。絵本もよく読んでくれた。わたしが眠るまでの間、隣にいてくれたのだ。小さなわたしの心は、安心した。
どうやらわたしは言葉と人に安心するようなので、同じようにわたしも大切な人に安心を伝えていきたいと思う。(さてさて、わたしはこれまで、いくつ擬態語を使ったでしょう。もしよければ数えてみてください。)
■著者情報
ぬまのうまき
神奈川県生まれ。絵本作家。女子美術大学芸術学部デザイン学科卒業。どこか懐かしさを感じさせる、動物や人々の暮らしを描く。絵本に『てっぺんのたからもの』(あかね書房)『カリジェの町の大時計』(世界文化社)『かぜのこうさぎのピュピュン』(アリス館)など。また、『Nursery Rhymes(新装版)』など、私家版絵本の制作も行っている。
◼︎ 目次配信サービス
こどものとも年少版最新号の情報がメルマガで届く♪ メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。
※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。
以下のプライバシーポリシーに同意の上、登録して下さい。
◼︎ メルマガ配信サービス
こどものとも年少版よりメールマガジンをお届けします。
※登録は無料です
おすすめの購読プラン
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
Fujisan.co.jpとは?
株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。
雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!
法人サービスはこちら >
-
タイトル1万以上
豊富なラインナップで
書店に並ばない本とも出会える -
試し読み
バックナンバー1冊まるごと試し読み
したり、最新号も試し読みできる -
タダ読み
5,000冊以上の雑誌が
無料で読み放題 -
500円OFF
普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
500円割ギフト券をプレゼント -
事前予約
気になる本は
発売日前から事前予約可能 -
割引や特典付き
定期購読なら
お得に本が読めて
送料無料の雑誌も!
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!