目次
でっかい はくさい くださいな
渡辺鉄太 文/北村人 絵
■内容のご紹介
自転車に乗れるようになったりんくんは、お母さんにおつかいをたのまれて、八百屋さんへ白菜を買いにいきます。自転車でびゅんびゅん風を切って走るっていい気持ち! りんくんは八百屋さんで、お母さんがびっくりするような、でっかい白菜を買いました。でっかい白菜を自転車のカゴに乗せて、ぐらぐらしながら家に帰ります。無事に白菜を持って帰れるでしょうか。
■編集部より
はじめて自転車に乗れたときの誇らしさや高揚感を憶えていらっしゃるでしょうか。本作では自転車に乗れるようになったばかりのりんくんが意気揚々とおつかいに出かけます。渡辺鉄太さんのリズミカルな言葉と、北村人さんののびやかな絵が重なり合って、ゆかいなほら話の世界ができあがりました。りんくんの愛らしさに、みなさんもきっと魅了されることでしょう。
実際には、自転車でのおつかいは未就学児には難しいもの。だからこそ子どもたちの挑戦したい気持ちが、この作品を通して自由に大きくふくらんでいくことを願っています。
■作者のことば
息子が買ってきた、でっかい、でっかい白菜 渡辺鉄太
白菜は、図体が大きい割には、地味な野菜かもしれません。少なくとも絵本にはあまり登場しません。でも我が家には欠かせない大事な野菜で、鍋、餃子、野菜炒め、浅漬けなど、しょっちゅう食べています。だから今回は、『でっかい はくさい くださいな』に、その隠れたスターに登場してもらったわけです。
私の書く絵本の物語は、たいがいは本当にあった出来事が元になっています。『でっかい はくさい くださいな』もそうです。メルボルンの我が家から車でちょっと行ったところに大きなアジア人街があって、ここのマーケットでは、白菜でもモヤシでも大根でも豆腐でも何でも売っています。レストランもたくさんあり、ベトナム料理や中華料理は本場さながらの味です。息子は、ここで餃子や麺類を食べるのが大好きなので、自動車の免許を取った時は、真っ先にひとりでここへ運転して餃子を食べに行きました。
その時うちに電話してきて、「今マーケットにいるんだけど何か買って帰ろうか?」と言いました。その声からは、息子の得意そうな顔が目に浮かんできます。「じゃあ、何か好きな野菜でも買ってきてよ」と頼んだところ、史上最高にでっかい白菜を抱えて帰ってきました。私も妻も、「こんなにでっかい、でっかい白菜は見たことない!」と、のけぞりました。それを聞いた息子は、得意そうに「うへん、うへん」と笑いました。
その後しばらく我が家では、せっせと白菜の入った料理を食べました。
■著者情報
渡辺鉄太(わたなべてつた)
1962年、東京都生まれ。大学勤務を経て、現在は子どもの本の創作、翻訳などを行っている。絵本に『ぱくぱく はんぶん』『でっかい さかなつり』(「こどものとも年中向き」2022年4月号)『くつ ぬげた!』(「こどものとも年少版」2022年3月号)、訳書に『どうながのプレッツェルとこいぬたち』(以上、福音館書店)、訳書に『クマと仙人』(父・渡辺茂男との共訳/のら書店)「としょかんねずみ」シリーズ(瑞雲舎)など。オーストラリア在住。
北村人(きたむらじん)
1981年、東京都生まれ。東海大学教養学部卒業。フリーのイラストレーターとして創作、広告、装画などで幅広く活躍する中、2012年『万次郎さんとおにぎり』で絵本作家デビュー。絵本は他に『万次郎さんとすいか』『万次郎さんとたぬきのこ』(「こどものとも」2021年5月号/以上すべて文・本田いづみ)『せっしゃは にんじゃ』(「こどものとも年中向き」2025年4月号)『こんばんは こんばんは』(「同」2024年5月号/以上、福音館書店)など多数。神奈川県在住。
渡辺鉄太 文/北村人 絵
■内容のご紹介
自転車に乗れるようになったりんくんは、お母さんにおつかいをたのまれて、八百屋さんへ白菜を買いにいきます。自転車でびゅんびゅん風を切って走るっていい気持ち! りんくんは八百屋さんで、お母さんがびっくりするような、でっかい白菜を買いました。でっかい白菜を自転車のカゴに乗せて、ぐらぐらしながら家に帰ります。無事に白菜を持って帰れるでしょうか。
■編集部より
はじめて自転車に乗れたときの誇らしさや高揚感を憶えていらっしゃるでしょうか。本作では自転車に乗れるようになったばかりのりんくんが意気揚々とおつかいに出かけます。渡辺鉄太さんのリズミカルな言葉と、北村人さんののびやかな絵が重なり合って、ゆかいなほら話の世界ができあがりました。りんくんの愛らしさに、みなさんもきっと魅了されることでしょう。
実際には、自転車でのおつかいは未就学児には難しいもの。だからこそ子どもたちの挑戦したい気持ちが、この作品を通して自由に大きくふくらんでいくことを願っています。
■作者のことば
息子が買ってきた、でっかい、でっかい白菜 渡辺鉄太
白菜は、図体が大きい割には、地味な野菜かもしれません。少なくとも絵本にはあまり登場しません。でも我が家には欠かせない大事な野菜で、鍋、餃子、野菜炒め、浅漬けなど、しょっちゅう食べています。だから今回は、『でっかい はくさい くださいな』に、その隠れたスターに登場してもらったわけです。
私の書く絵本の物語は、たいがいは本当にあった出来事が元になっています。『でっかい はくさい くださいな』もそうです。メルボルンの我が家から車でちょっと行ったところに大きなアジア人街があって、ここのマーケットでは、白菜でもモヤシでも大根でも豆腐でも何でも売っています。レストランもたくさんあり、ベトナム料理や中華料理は本場さながらの味です。息子は、ここで餃子や麺類を食べるのが大好きなので、自動車の免許を取った時は、真っ先にひとりでここへ運転して餃子を食べに行きました。
その時うちに電話してきて、「今マーケットにいるんだけど何か買って帰ろうか?」と言いました。その声からは、息子の得意そうな顔が目に浮かんできます。「じゃあ、何か好きな野菜でも買ってきてよ」と頼んだところ、史上最高にでっかい白菜を抱えて帰ってきました。私も妻も、「こんなにでっかい、でっかい白菜は見たことない!」と、のけぞりました。それを聞いた息子は、得意そうに「うへん、うへん」と笑いました。
その後しばらく我が家では、せっせと白菜の入った料理を食べました。
■著者情報
渡辺鉄太(わたなべてつた)
1962年、東京都生まれ。大学勤務を経て、現在は子どもの本の創作、翻訳などを行っている。絵本に『ぱくぱく はんぶん』『でっかい さかなつり』(「こどものとも年中向き」2022年4月号)『くつ ぬげた!』(「こどものとも年少版」2022年3月号)、訳書に『どうながのプレッツェルとこいぬたち』(以上、福音館書店)、訳書に『クマと仙人』(父・渡辺茂男との共訳/のら書店)「としょかんねずみ」シリーズ(瑞雲舎)など。オーストラリア在住。
北村人(きたむらじん)
1981年、東京都生まれ。東海大学教養学部卒業。フリーのイラストレーターとして創作、広告、装画などで幅広く活躍する中、2012年『万次郎さんとおにぎり』で絵本作家デビュー。絵本は他に『万次郎さんとすいか』『万次郎さんとたぬきのこ』(「こどものとも」2021年5月号/以上すべて文・本田いづみ)『せっしゃは にんじゃ』(「こどものとも年中向き」2025年4月号)『こんばんは こんばんは』(「同」2024年5月号/以上、福音館書店)など多数。神奈川県在住。
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