目次
焼きそばパンはヘン? 小麦のへんしん
森枝卓士 文・写真
■内容のご紹介
焼きそばパンがふしぎだと感じたことはありませんか? 焼きそばは主食、パンも主食。主食とおかずの組み合わせではなく、主食と主食が合体している! しかも原材料はどちらも小麦なのです。焼きそばパンの謎を探っていくと、粒として食べるのは困難で粉にして使うため、様々に形に変身しやすいという小麦の大きな特徴が見えてきました。
■編集部より
軽食として、おやつとして、日本では当たり前に食べられている焼きそばパン。これが外国の人から見ると驚きの食品で、見ると笑ってしまう人が多いそうです。小麦でできたパンで、小麦でできた麺をはさむとは! と。
前作『はじめちょろちょろ 中ぱっぱ ごはんを炊く』でお米について様々なふしぎを明かしてくれた森枝さんが、今回小麦のふしぎに取り組んだとき、真っ先に浮かんだのが焼きそばパンだったそうです。そして麺やパンのもとになっている小麦を、小麦畑の種まきから取材していくと、粉にしてから使うため、世界じゅうで様々に形を変えて食べられている、小麦の特徴が見えてきました。
コロッケやフライは、具に小麦をつけ、最後はパン粉で包んで揚げてあるし、カレーパンに至っては、カレーも含めて小麦の三重重ねになっています。
この本に登場するワンタン麺、登場しなかったたぬきうどんなど、この世界には実に多くの炭水化物重ね(小麦重ね)の食品が多いことに気づいたのでした。
■作者のことば
小麦粉がいっぱい 森枝卓士
トウモロコシ、小麦、米。
世界三大穀物というのだそうです。生産量もその順番ですが、トウモロコシは家畜のエサやバイオエタノールという燃料にされたりもするので、食糧としては小麦が一番です。水がたっぷりと必要な米に対して、乾燥に強いこともあって、小麦が世界の広い地域で作られ、食べられているということです。
一昨年、『はじめちょろちょろ 中ぱっぱ』と題して、米の炊き方から米の話の本を「たくさんのふしぎ」で作りました。
今度は小麦で……と考えていて気になったのは、やはり、様々な形に姿を変えて食べられているということでした。粉食ゆえだと思いますが、それにしても、いろいろと……あ、焼きそばパン、カレーパン、コロッケパン、どれも小麦粉がいっぱいだ。そこからお話を始めようと思いついたのでした。
正直に言いますと、ちょっとジャンクな食べものだな、と思わないでもありませんでした。でも、その「ふしぎ」を考えていくと、少し納得したりも。それだけ、小麦が様々な用途で活躍するということの証明かもしれません。
ところで、日本にいたら、ほとんどのところで、米、つまり稲が育つ水田は身近であったり、目にすることも多かったのではないでしょうか。でも、小麦はそれほどでもないかもしれない。
ならば、どうせなら、種を植えて育て、収穫してという流れ、あるいはそれが粉になってというところまで、ちゃんと見たい、見せたいと思いました。
探したら、社会福祉法人グリーンという団体が、横浜市で障碍者の皆さんと一緒に、小麦を育てていることを知りました。その名も青葉区と言うとおり、緑豊かな一帯で、様々な野菜や小麦を育てたり、収穫したものなどを販売したりしているのでした。
利用者とスタッフ、そして支援者が一緒になって、働いているところに通って、種まき、麦踏み、収穫などを見せてもらいました。
さらに、その収穫した小麦を地元の飲食店などで使って、食べものにして……という活動をしている、横浜あおば小麦プロジェクトの奥山さんに出会い、収穫のあとも見せてもらったのでした。その小麦を使っている、パン屋さんや麺屋さんも紹介してもらって。
そうして、全体を見渡し、この本ができました。世界中で一番食べられている穀物、小麦のことが少しは分かったかなあ。わたしも、みなさんも。いろいろ食べて考えよう。
■著者情報
森枝卓士
1955年、生まれ育った熊本県水俣市でアメリカの写真家、ユージン・スミスと出会い、報道写真の道を志す。国際基督教大学卒。カンボジアの内戦の取材を経て、食文化を主な取材対象とする。著書に『食べもの記』『手で食べる?』『線と管のない家』(「たくさんのふしぎ」2020年3月号)『はじめちょろちょろ 中ぱっぱ ごはんを炊く』(同2024年4月号)『人間は料理をする生きものだ』(以上福音館書店刊)、『干したから……』(フレーベル館刊)など。大正大学など多くの大学で、食文化、写真(取材、調査法)等を教えている。
森枝卓士 文・写真
■内容のご紹介
焼きそばパンがふしぎだと感じたことはありませんか? 焼きそばは主食、パンも主食。主食とおかずの組み合わせではなく、主食と主食が合体している! しかも原材料はどちらも小麦なのです。焼きそばパンの謎を探っていくと、粒として食べるのは困難で粉にして使うため、様々に形に変身しやすいという小麦の大きな特徴が見えてきました。
■編集部より
軽食として、おやつとして、日本では当たり前に食べられている焼きそばパン。これが外国の人から見ると驚きの食品で、見ると笑ってしまう人が多いそうです。小麦でできたパンで、小麦でできた麺をはさむとは! と。
前作『はじめちょろちょろ 中ぱっぱ ごはんを炊く』でお米について様々なふしぎを明かしてくれた森枝さんが、今回小麦のふしぎに取り組んだとき、真っ先に浮かんだのが焼きそばパンだったそうです。そして麺やパンのもとになっている小麦を、小麦畑の種まきから取材していくと、粉にしてから使うため、世界じゅうで様々に形を変えて食べられている、小麦の特徴が見えてきました。
コロッケやフライは、具に小麦をつけ、最後はパン粉で包んで揚げてあるし、カレーパンに至っては、カレーも含めて小麦の三重重ねになっています。
この本に登場するワンタン麺、登場しなかったたぬきうどんなど、この世界には実に多くの炭水化物重ね(小麦重ね)の食品が多いことに気づいたのでした。
■作者のことば
小麦粉がいっぱい 森枝卓士
トウモロコシ、小麦、米。
世界三大穀物というのだそうです。生産量もその順番ですが、トウモロコシは家畜のエサやバイオエタノールという燃料にされたりもするので、食糧としては小麦が一番です。水がたっぷりと必要な米に対して、乾燥に強いこともあって、小麦が世界の広い地域で作られ、食べられているということです。
一昨年、『はじめちょろちょろ 中ぱっぱ』と題して、米の炊き方から米の話の本を「たくさんのふしぎ」で作りました。
今度は小麦で……と考えていて気になったのは、やはり、様々な形に姿を変えて食べられているということでした。粉食ゆえだと思いますが、それにしても、いろいろと……あ、焼きそばパン、カレーパン、コロッケパン、どれも小麦粉がいっぱいだ。そこからお話を始めようと思いついたのでした。
正直に言いますと、ちょっとジャンクな食べものだな、と思わないでもありませんでした。でも、その「ふしぎ」を考えていくと、少し納得したりも。それだけ、小麦が様々な用途で活躍するということの証明かもしれません。
ところで、日本にいたら、ほとんどのところで、米、つまり稲が育つ水田は身近であったり、目にすることも多かったのではないでしょうか。でも、小麦はそれほどでもないかもしれない。
ならば、どうせなら、種を植えて育て、収穫してという流れ、あるいはそれが粉になってというところまで、ちゃんと見たい、見せたいと思いました。
探したら、社会福祉法人グリーンという団体が、横浜市で障碍者の皆さんと一緒に、小麦を育てていることを知りました。その名も青葉区と言うとおり、緑豊かな一帯で、様々な野菜や小麦を育てたり、収穫したものなどを販売したりしているのでした。
利用者とスタッフ、そして支援者が一緒になって、働いているところに通って、種まき、麦踏み、収穫などを見せてもらいました。
さらに、その収穫した小麦を地元の飲食店などで使って、食べものにして……という活動をしている、横浜あおば小麦プロジェクトの奥山さんに出会い、収穫のあとも見せてもらったのでした。その小麦を使っている、パン屋さんや麺屋さんも紹介してもらって。
そうして、全体を見渡し、この本ができました。世界中で一番食べられている穀物、小麦のことが少しは分かったかなあ。わたしも、みなさんも。いろいろ食べて考えよう。
■著者情報
森枝卓士
1955年、生まれ育った熊本県水俣市でアメリカの写真家、ユージン・スミスと出会い、報道写真の道を志す。国際基督教大学卒。カンボジアの内戦の取材を経て、食文化を主な取材対象とする。著書に『食べもの記』『手で食べる?』『線と管のない家』(「たくさんのふしぎ」2020年3月号)『はじめちょろちょろ 中ぱっぱ ごはんを炊く』(同2024年4月号)『人間は料理をする生きものだ』(以上福音館書店刊)、『干したから……』(フレーベル館刊)など。大正大学など多くの大学で、食文化、写真(取材、調査法)等を教えている。
◼︎ 目次配信サービス
たくさんのふしぎ最新号の情報がメルマガで届く♪ メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。
※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。
以下のプライバシーポリシーに同意の上、登録して下さい。
◼︎ メルマガ配信サービス
たくさんのふしぎよりメールマガジンをお届けします。
※登録は無料です
おすすめの購読プラン
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
たくさんのふしぎの所属カテゴリ一覧
Fujisan.co.jpとは?
株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。
雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!
法人サービスはこちら >
-
タイトル1万以上
豊富なラインナップで
書店に並ばない本とも出会える -
試し読み
バックナンバー1冊まるごと試し読み
したり、最新号も試し読みできる -
タダ読み
5,000冊以上の雑誌が
無料で読み放題 -
500円OFF
普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
500円割ギフト券をプレゼント -
事前予約
気になる本は
発売日前から事前予約可能 -
割引や特典付き
定期購読なら
お得に本が読めて
送料無料の雑誌も!
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!