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2026-04-10 発売号 (2026.5.1)
性善説、性悪説は聞きますが、性弱説とは?
PRESIDENTでは、おそろしく成果が出る「性弱説」の使い方を特集。
どういった仕組みなのか、気になる内容をピックアップしてみました。
なぜキーエンス社員は平均2000万超を稼げるのか?
「部下がすぐに動いてくれない……」
高い付加価値を生み出す組織では、そんな悩みをどう払拭しているのか?
人材が成長し続ける企業風土を解明します。
キーエンスの強みは性弱説
売上高1兆円超え――。
2025年3月期決算において、キーエンスが初めて大台を突破しました。
メディアではしばしば「社員の平均年収が2000万円以上」という情報が取り上げられますが、その事業内容はセンサーや測定器、画像処理機器など、おもに製造・研究現場向けの機器を手がける企業です。
私はキーエンスに約10年在籍した後、コンサルタントとして独立しました。
多くの企業の現場を見てきた経験から、キーエンスの強さの根本を言い表す言葉として、近年「性弱説」という視点にたどり着きました。
性弱説とは
ビジネスにおける「性善説」とは、「人は動いてくれる」という前提に立つ考え方です。
仕組みをつくれば使ってくれる、指示すればちゃんとやってくれる、スケジュールを示せば守ってくれる。そうした楽観的な前提のもとで仕事を進める発想です。
一方、ビジネスにおける「性悪説」は、「能力もやる気も信頼できない」として、一から十まで管理しようとする考え方になると思います。
「性弱説」はこのどちらでもありません。
「人は本来弱い生き物だ」という前提に立ちながら、最終的に「できるようになる」ことを目指す考え方です。
楽なほうに流されやすい、難しいことは後回しにしたくなる、忙しいと大事なことを見落とす――。
そうした人間が持つ弱さを直視したうえで、成果を出すための仕組みを設計するのです。
「事前報告」の劇的な効果

キーエンスにおいて、性弱説的アプローチがもっともよく表れているのが「事前事後報告」です。
多くの企業では営業の報連相は事後報告が主流ですが、キーエンスでは顧客との面談に臨む前に、上司と担当者が準備内容を確認し合います。
担当者がどこまで内容を理解しているか、何をアドバイスすべきかを事前に整理するのです。
性弱説のキーエンスの考え方について、まだまだ続きます。ぜひ本誌でご覧ください。
本誌では他にも、年収3000万の「すぐやる」技術を特集されています。
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