ツーリング 関東

バイク雑誌のツーリング特集が無料で読めます!

関東

  • 鉄馬絶景道 Episode 09 三浦半島から鎌倉、江の島へ!国道134号線
  • 鉄馬絶景道 Episode 09 三浦半島から鎌倉、江の島へ!国道134号線
  • 鉄馬絶景道 Episode 09 三浦半島から鎌倉、江の島へ!国道134号線

三浦半島から鎌倉、江ノ島へ!
国道134号線

日本の絶景道を求め、ハーレーで旅するノベトキちゃん。
今月やってきたのは、ずっと憧れていた地元・鎌倉を通る大定番のシーサイドロード。
見慣れた街を駆け抜けた時、彼女の目にはどんな景色が映ったのでしょう。
さあ、念願の地元ツーリングの幕開けです!

記事を読む

見慣れているのに新鮮な地元の街で初ツーリング!

季節は3月、そろそろ気温も暖かくなり、待ちに待ったツーリングシーズンの到来です。春の陽気に誘われるまま、好きな所を好きなように走ろうじゃないか! ということで。今回はノベトキちゃんがずっと走りたがっていた、地元・鎌倉を通るルートに決定。
「生まれ育った街をハーレー(笑)。目的地は、私の大好きな、思い出のたくさん詰まった海! 海岸線をなぞるように、思う存分走り尽くしたいと思います!!」
 いつも以上に気合充分なノベトキちゃん。かつて訪れた思い出の地を巡りながら、新たな出会い、知らなかった地元の一面を求めて、走り出します。覚えていますか? 生まれ育った馴染みの街を、初めてハーレーで駆け抜けた、あの時の想いを。ノベトキちゃんはこれから、皆さんも体験したであろうその感動に、出会いに行くのです。

江ノ島めざして駆け抜ける

鎌倉から江ノ島に向かう七里ヶ浜の海沿いは、バイク乗りなら誰でも一度は憧れる、潮風が気持ち良い快走ルート。シーズン中や通勤時間は渋滞がひどいけれど、のんびり海を眺めながら流すのも、また楽しい

三浦半島でリゾートランチ

三浦半島の海の幸を堪能すべく訪れたのは、定番の海鮮丼屋、ではなく、漁師小屋を改装して作られたカリフォルニアな雰囲気のカフェ。三崎まぐろのローストやカルパッチョ、釜揚げしらすのピザに幅海苔など、ほかでは味わうことのできない、ご当地食材を使った創作料理に、ノベトキちゃんもご満悦

ツーリングは三浦半島からスタート。岸辺の漁船や港町を横目に、江ノ島方面へ向かっていく。馬堀海岸沿いにはヤシの木が植えられ、見通しのいい直線道路が気持ちいい

かねよ食堂
神奈川県横須賀市走水1-6-4
TEL046-841-9881
駐輪スペース確保のため、
バイクで来店時は
必ず予約をしてください

「ドラマや映画の主人公になったような、そんな気持ちにさせてくれます。」

ハーレーで走って初めて気づいた、地元の魅力。

さて今回は国道134号がメインですが、出だしからちょっと道を外れます。まずは三浦半島を堪能すべく、16号線の馬堀海岸からスタート。リゾートな道と定番を外した創作ランチを堪能したら、小さいころの思い出の地を訪ねることに。「ここ、ここ! 逗子マリーナのリゾートな雰囲気、昔と何も変わらないですね。ヤシの木の下を南国のような気分で走るのもアリだし、少し停めてお散歩するのもいい。初めて気づいたけど、ツーリングの立ち寄りスポットにいい場所ですね」
 昔と変わらない景色の中で、昔とは違う、バイク乗り目線で考えが巡るようになったノベトキちゃん。ハーレーが日常となっている証拠です。
 さて、腹ごなしも済んだところで、念願の鎌倉に向かいます。逗子マリーナから鎌倉までは目と鼻の先。

「ここ、昔通ったことある! この景色、知ってる!!」
 そんな感動を繰り返しながら、時々海が覗く、細い路地かけ抜けます。思い出の景色を楽しみたいから、ここはゆっくり、のんびりと。さあ、一番の目的地が近づいてきましたよ。「ついに来ちゃった、鎌倉。ツーリングの定番かもしれないけど、この由比ヶ浜、七里ヶ浜から江ノ島に向かう道は、最っ高!!
 実際に走ると、バイクに乗る人にしか味わえない鎌倉の空気を感じられて。これはもう、この道はバイク乗りのためにあるんじゃないかと思わせてくれるほど。キラッキラの海を左手に、右手には江ノ電が走り去る。このロケーションの良さは、ハーレーに乗っている自分が、なんだかドラマや映画の主人公にでもなったかのような、そんな気持ちにさせてくれました。ここが地元って、一人のハーレー乗りとして、とても誇らしいかも……なんて思っちゃいました」
 小さい頃から慣れ親しんだ、何度も通ったはずの道。
それなのに、ハーレーで走って初めて、地元の道が持っている魅力に気づいたようです。ただ通り過ぎるだけと、バイクで駆け抜けるのでは、感じるものが全然違う。そう気づいたノベトキちゃんは、これからもっと、バイク越しに見える景色を、感じる風を貴重に感じることでしょう。 さあ、絶景ハンターとして覚醒しつつあるノベトキちゃん。見事に渋滞を回避し、江ノ島まで一直線。皆さんに見せたい景色があるようです。

江ノ島を観光しつつ絶景を目指す。

「江ノ島ってこんなにバイク乗りで溢れているんだ! ハーレーともたくさんすれ違ったなぁ~」そう、江ノ島は“しらす丼ツーリング”に来るライダーがたくさん。ノベトキちゃんもバイク乗りの気持ちになって、いつもは寄らない場所にも足を伸ばしつつ、改めて島を観光することに

「心の底から、この街が大好き。ハーレーで走って改めてそう感じました。」
江ノ島を遠目に夕日を眺める。葉山で少し134号線を外れ、海沿いの堤防でバイクを止める。遠くに見える江ノ島と富士山が茜色に染まるのを眺めながら、今日という1日を振り返った

「江ノ島の灯台から見た景色を、みんなにも見てほしい!!」ということで、頂上を目指すことに。ピチピチの26歳はそこそこ長い階段を自力で登ったけれど、オトナな人は有料のエスカーという文明の力に頼るのも手。頂上の灯台、江ノ島シーキャンドルの入場料とセットで大人1人750円

「この景色を見てほしい」地元の絶景を、ノベトキより。

「意外と知られていない、展望台からの景色は、ぜひ見てほしい!!」
 ということで、江ノ島を観光しつつ、シーキャンドルを目指します。頂上まで階段で登るのは、なかなかガッツがいるけれど。時折振り返ったときに見える、木々の隙間に広がる波止場はどこか懐かしい。たくさんある神社を気まぐれに参拝し、早咲きの河津桜で、思わぬ春と出会う。久しぶりの江ノ島を懐かしみながら散策していると、意外とすぐそこに、タワーは姿を見せていました。「やっと着きました、展望台。コレ、この景色を見て欲しくて! 自分で走ってきた海岸沿いを見降ろせるのって、とっても貴重じゃないですか!?
 ここまで登るの、オススメです。階段で登るのが辛かったら、エスカーという、まあ、名前の通りエスカレーターなんですけど(笑)。便利なルートもあるので。せっかく江ノ島まできたのに、しらす丼を食べて帰るだけじゃもったいないです!」
 ノベトキちゃんが見せたかったのは、地元を、走ってきた海岸線を一望する景色。今回は夕方でしたが、お昼の見晴らしが一番好きなんだとか。さあ、夕日が沈んでしまう前に、夕焼けがキレイに見える、絶景ポイントに移動しなくては。
134号線を東京方面に上り、葉山で少し道を外れます。海へ海へと走って行くと、地元の人に有名な、絶景スポットに到着しました。そこは江ノ島と富士山、そして沈みゆく赤々とした夕日を一度に眺められる、贅沢な場所。ここで今日1日を振り返ります。
「今回のツーリングでは、ハーレーに地元の美しさを改めて感じさせてもらいました。心の底から、この街が大好き!! そう思った1日でした」
ハーレーに対して、生まれ育った街に対して、たくさんの想いが芽生えた今回のツーリング。彼女の中で、ずっと忘れることのない、かけがえのない思い出になったことでしょう。



「タダ読みサービス」で
バイク雑誌を多数無料公開中!

CLUB HARLEY(クラブハーレー) 2016年4月号

CLUB HARLEY
(クラブハーレー)

2016年4月号
(2016年03月14日発売)より

発行間隔:月刊
1冊定価:1,080円

関東

  • 関東・甲信越の絶景ツーリング!
  • 関東・甲信越の絶景ツーリング!
  • 関東・甲信越の絶景ツーリング!
  • 関東・甲信越の絶景ツーリング!

絶景道カタログ!
関東・甲信越

伊豆、箱根、富士に南北アルプスに、浅間、白根の火山の峰々いずれも首都圏から放射状に延びる高速道路を使って2~3時間もバイクを走らせれば、そこはもう絶景の宝庫だ

記事を読む

群馬県・長野県
国道日本最高地点を擁する山岳道路
志賀草津道路


火山、高原、森と3つの表情を楽しめる

日本の国道最高地点として有名な渋峠をピークに、長野県山ノ内町の渋温泉と群馬県草津町の草津温泉を結ぶのが志賀草津道路だ。 スキーリゾートとして古くから親しまれている志賀、草津、万座エリアの横手山、白根山の稜線を舐めるように走る山岳国道。草津温泉側から走り出してすぐに標高1500mを超え、長野・群馬県境となっている渋峠の数100m南で、日本国道最高地点の2172mを迎える高原ルートとなる。
ルートは3つの表情を見せる。草津温泉から草津白根レストハウスまでは、草津白根山の山肌に広がる荒涼とした景色だ。このあたりを走っていると、時折湯釜から流れてくる硫黄性ガスの匂いが鼻を突き、大地の息吹を肌で感じ取ることができる。
 草津白根レストハウスから渋峠を過ぎ、横手山にあるドライブインまでは、万座や遠くに浅間山を望む景色が素晴らしい。周辺は丈の低い高山性の植物が広がり、視界を遮るものが少ないのだ。
 そして横手山を過ぎると、緑濃い森の中を下るルート。スキーリゾートを両側に見ながら、九十九折れをリズムよく走ることができるワインディングとなっている。 標高が高いこともあって冬は雪に閉ざされるこのエリア。志賀草津道路は、例年ゴールデンウィーク前に開通となるが、その頃の道の両側はまだ雪に覆われている。そのため、白銀の中をバイクで走るという、不思議な感覚を楽しむことができる。

長野県
知る人ぞ知る美ヶ原の絶景ロード
美ヶ原高原道路

Road Information
区間距離:5.3㎞ 通行料金:なし
冬季閉鎖:11月下旬~4月下旬
問:信州ビーナスライン観光協会

Access
ビーナスラインも楽しむなら、県道464 号と62 号で武石峠から。長野自動車道の松本ICから、国道158 号と143 号で浅間温泉を経由し、美ヶ原林道を進むと、約23㎞で到達する安曇野の先に広がる北アルプスの大パノラマ

「美ヶ原」といえばビーナスラインというくらい、ライダーにとっては、美ヶ原に至る高原ルートが有名だが、実は本当の美ヶ原の絶景を堪能できるルートがほかにある。それが美ヶ原高原道路だ。
この道は、松本市街から美鈴湖を経て、武石峠に至る通称「美ヶ原スカイライン」の終点から、美ヶ原自然保護センターまでの全長わずか5㎞の道のりのことを差す。自然保護センターで終点となるため、ツーリングルートの途中に織り込むことは難しいが、その分、交通量も少なく気持よく絶景を楽しむことができる。
眼前には松本市街と安曇野が広がり、その向こうには北アルプスの山々。さらに遠くには御嶽山や乗鞍岳も望めるなど、その眺望はまさに絶景。緑が濃い春から夏にかけては、あたり一帯が緑の絨毯を敷き詰めたような風景となる。 終点の自然保護センターから美ヶ原高原美術館までは、徒歩約1時間半のハイキングコース。時にはバイクを置いて、美ヶ原の自然と絶景を、堪能してみてはいかがだろうか。

東京都
東京湾の大パノラマを海鳥気分で味わえる
東京湾アクアライン

Road Information
区間距離:約15.1㎞
通行料金:2470 円 冬季閉鎖:なし
問:NEXCO 東日本

神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアラインは、東京湾の真ん中に浮かぶ人工島海ほたるを挟んで、川崎側が海底トンネル、木更津側が橋梁となっている。この、長さで日本一を誇る全長約4.4㎞のアクアブリッジは、最高部で平均海面から約41mの高さがあり、この高さからの景色はまさに海鳥気分。東に向かえば煙突から赤々と炎を上げる千葉のコンビナートを左に、美しいカーブを描く富津岬を右に見ることができる。一方、西に向かえば右手に東京から千葉、左手に横浜の街並みを望む。夕陽の時間ともなると、黄金色に輝く地平線に富士山のシルエットが美しい。

静岡県
登山道路と周遊区間の2つの景色を堪能できる
富士山スカイライン

Road Information
区間距離:約34㎞ 通行料金:なし マイカー規制:7月中旬~9月中旬
冬季閉鎖:11月中旬~4月中旬ごろ
問:富士宮市観光協会 TEL0544-27-5240

富士山の南麓、標高1400m前後を東西に走るルートと、標高2380mの富士宮口五合目まで上る登山道路で構成される。麓を走る周遊区間は県道23号、152号、180号で構成され、富士宮市と御殿場市を結んでいる。一方、登山区間は、標高1455mからは約13㎞で高さ900mを駆け上がる、平均約7%の九十九折れルート。終点の富士宮口五合目は、マイカーで行ける日本最高地点となっていて、駿河湾を一望する景色はまさに日本一の絶景だ。一方、麓を走る周遊区間はゆったりとしたカーブが続く。深い森の中を走るルートで、盛夏は濃い緑、そして秋は紅葉と、木々の変化を楽しみながら走ることができる。

静岡県
富士山を仰ぎ見るワインディングロード
伊豆スカイライン

Road Information
区間距離:約40.6㎞ 通行料金:110 ~ 570円 冬季閉鎖:なし
問:静岡県道路公社 TEL054-254-3424

首都圏のライダーにとってワインディングのメッカともいえる“伊豆スカ”。熱海峠から天城高原までの40.6㎞を、伊豆半島東側の丹那山地の尾根に沿って走る自動車専用の観光道路だ。山脈の尾根をつづるため、東に相模湾、西に駿河湾の眺望が抜群。また、玄岳ICから熱海料金所にかけては、富士山を見ながら走れるなど、“スカイライン”の名にふさわしい絶景が楽しめる。行楽シーズンの休日の日中は観光客のマイカーやバスで混雑するが、夕方以降は交通量も少なく奥伊豆方面からの帰りのルートとしても最適。特に韮山峠IC~玄岳IC間にある、池の向駐車場から見る駿河湾の夕陽や夜景はとても美しい。

栃木県
48のカーブをつづる関東屈指の観光道路
いろは坂

Road Information
区間距離:約15.8㎞
通行料金:なし 冬季閉鎖:なし
問:日光市観光協会
TEL0288-54-2496

観光客の人気スポット、日光を代表する観光道路。「いろは」の文字通り、48のヘアピンカーブがあることからこう呼ばれる。日光市街から中禅寺湖を結ぶ国道120号で、中禅寺湖に上るルートが第2いろは坂、日光市街に下るルートが第1いろは坂と上下が2つのルートに分けられていて、それぞれ一方通行になっている。 第2いろは坂の途中には、明智平というパーキングとレストハウスがあり、ここからは第1いろは坂や日光市街を望むことができるビュースポットとなっている。またここからロープウェイに乗って展望台に上がれば、華厳の滝や中禅寺湖を望むこともできる。

千葉県
太平洋に昇る朝日を浴びて走るシーサイドライン
九十九里有料道路

Road Information
区間距離:約17.2㎞ 通行料金:220 円 冬季閉鎖:なし
問:千葉県道路公社 TEL043-227-9331

千葉の九十九里町から一宮町まで、九十九里浜に沿って伸びる17.2㎞の自動車専用の観光道路。通称“波乗り道路”と呼ばれるシーサイドラインで、九十九里浜の保安林の向こうに、太平洋を眺めながら走ることができる。初日の出スポットとしても知られていて、朝日を浴びながら走るのが気持ちいい。ルート途中の真亀JCTには東金九十九里有料道路が接続されており、圏央道・東金JCTからのアクセスも便利だ。現在、海岸津波対策工事のため2017年3月31日までの予定で全線が通行止めとなっている。完成後は白子IC付近から北側は路盤がかさ上げされ、さらに眺望がよくなることが期待される。



「タダ読みサービス」で
バイク雑誌を多数無料公開中!

培倶人 2017年4月号

培倶人

2017年4月号
(2017年03月01日発売)より

発行間隔:月刊
1冊定価:778円

関東

  • 西伊豆スカイラインの走り方
  • 西伊豆スカイラインの走り方

Curving Twisties ワインディングニッポン No.7
西伊豆スカイラインの走り方

走りと眺望、グルメが楽しめる人気のツーリングエリア、伊豆半島。
関東近辺のライダーにとってそこは、数少ない冬でも走れるルートでもある。
なかでも交通量の少ない西伊豆スカイラインは、澄んだ空気の中、
雄大な富士山を眺めながら走れる道だ。

記事を読む

「山あいを縫うように駆け抜け駿河湾を一望できる山岳路」

富士山と新鮮な魚介を堪能

「東京は恵まれている」と言うのは、関西のライダーたちである。関西では多くのエリアが北から流れてくる寒気の影響をモロに受け、冬季閉鎖されないまでも多くの道路に凍結や積雪の恐れがあるとなれば、出かけるのがためらわれるのは当然のこと。 関東圏のライダーたちが、冬に訪れるエリアのひとつが伊豆半島。穏やかな気候に包まれる海沿いの国道や、ルートのほとんどを東京から自動車専用道だけでも行ける伊豆スカイラインなどが人気。そんな伊豆半島でも、意外なほど交通量の少ないのが西伊豆スカイラインだ。
東海岸沿いの道や伊豆スカイラインに比べれば、〝反対側〟というだけで遠く感じてしまうのかもしれない。また近年まで沼津周辺の大渋滞がネックになっていたのも事実だ。しかし東名高速の沼津ICに直結する自動車専用道の完成により、一般路を走ることなく西伊豆の入口となる戸田峠へと通じる県道18号の近くまで行けるようになった。
 戸田峠までは、樹木に覆われた曲がりくねった区間。戸田の町を結ぶ主要道なうえ、沿線にテーマパークやゴルフ場もあるため交通量は多め。峠を目前にし、樹木に覆われていた頭上に空が開け始めたころに現れるのが「だるま山高原レストハウス」だ。晴天なら沼津の町を眼下に富士山の雄大な姿が目の前に現れる眺望ポイントで、付近で唯一のトイレもある休憩スポットだ。ただし観光客でにぎわっていることも多く、駐車場の出入り口はブラインド気味になる要注意箇所でもある。
 戸田峠から西伊豆スカイラインに入ってほどなく、尾根沿いに走る周辺には背の高い木々も姿を消し、穏やかな曲線の続く山々の上に大きな空だけが広がる雄大な景色のなかを走ることになる。しかしその前に気をつけなければならないのは、戸田峠の入り口からしばし山々や木々に太陽の光を遮られること。悪天候時やその後の早朝などには、路面凍結などが見られることも少なくない。

前を行くクルマはほとんどなく整備された道はまさに快走路

いくら温暖な雰囲気あふれる伊豆でも、やはり日陰は要注意だ。
比較的緩やかなRのコーナーが連続する西伊豆スカイラインは、常識的な速度域で走るには心地いいローリングと目の前で空や山々が忙しく入れ替わる雄大な眺めが楽しめるルートだ。だからといって走るだけではもったいない。南行きなら背後に、北行きなら目前に大きくなったり小さくなったりしながら現れたり消えたりする富士山の姿が拝めるのである。その延長は土肥峠までの10㎞ほどしかないため、途中には立派な設備のある駐車場などはない。それでもバイクの特権で、わずかでも〝邪魔にならない安全なスペース〟さえ見つけられれば、ときに駿河湾をも眺められるスポットで景色を堪能することもまた、ここならではの楽しみのひとつ。
土肥峠から先、仁科峠付近までは気持ちよく走れるワインディングが続くが、そこまで行ってしまうと思いのほか帰り道に時間がかかってしまう。かといって同じ道を引き返すのも面白みが少ないとなれば、日没の早い季節は無理をせず、土肥峠から西海岸に向かって国道138号を降りていくのはいかがだろう。土肥金山や新鮮な魚介類が自慢の食堂が並ぶなど観光気分もたっぷり味わいながら、大きく傾いた太陽の光が反射する美しい大海原を眺め、潮の香りを楽しみながら帰路につくのがオススメである。

●戸田峠の西側に位置する戸田地区は、駿河湾の深海魚料理や温泉も楽しめるのどかな漁村。夕刻ならば周辺からあかね色の富士を望むことも。ここから北上してタイトなコーナーの続く海岸線を抜けるのもいいだろう

爽快な景色も楽しめるスカイライン


土肥駐車場
●西伊豆スカイラインで唯一と言っていいほどの"らしい" 駐車場で、安全に止められノンビリできる場所。眼下に土肥の町や駿河湾の大海原を眺めることができ、夕日や夜景のスポットとしても有名

戸田駐車場
●だるま山は静岡県沼津市と伊豆市の境界線付近にある標高982mの山。スカイライン沿線に位置し、遊歩道が続いているためハイカーにも人気が高い。ときに団体さんも歩いているのでご用心を

富士と駿河湾を一望
●遮るものが少ない道だから、振り返ればこんなに素晴らしい風景がしばしば現れる。目の前ばかりに夢中になっていると見逃してしまうかも。南下するときはバックミラーのチェックも忘れずに



「タダ読みサービス」で
バイク雑誌を多数無料公開中!

モーターサイクリスト 2016年3月号

モーターサイクリスト

2016年3月号
(2016年02月01日発売)より

発行間隔:月刊
1冊定価:780円

関東4

  • バイク女子部の仲間で、もてぎを遊びつくしてきました
  • バイク女子部の仲間で、もてぎを遊びつくしてきました

バイク女子部の仲間で、もてぎを遊びつくしてきました

「ツインリンクもてぎ」で、この4月にスタートした女性のための会員制度「Moto Girls Livika」。女性に嬉しい特典があるとのことで、フェイスブックのグループ「バイク女子部」の仲間でもてぎまでツーリングに行ってきました。

記事を読む

「ツインリンクもてぎ」の楽しみはレース観戦だけじゃない!

女性ライダーのための会員制システムがスタート

「だいぶ暖かくなってきたし、そろそろツーリングに行かない?」フェイスブック上で交わされるやりとり。近頃は、コミュニケーションの取り方がだいぶ変わってきていて、さまざまなイベントや集まりがSNSなどを使って告知されるようになってきた。
今回集まったメンバーも「バイク女子部」というフェイスブックのグループに参加している気の合う仲間同士。ときどき連絡を取りつつ、こうして走りに行っている。「春だしね」「桜も見たいよね」なんて言いながら、決めた目的地は、MotoGP日本グランプリも開催される「ツインリンクもてぎ」。じつは、この4月からこちらでは「Moto Girls Livika(モトガールズリビカ)」という、女性ライダーのための会員制度がスタートしていて、さまざまな特典が受けられるのだ。しかも、いま話題のグランピングができるキャンプ施設も新たにオープンしたのだとか。なんだか楽しそう! 私たちはフェイスブックでメッセージを交換し、ツーリングに行く日程を決めた。
この日のメンバーは、ベータ乗りの梨絵さんとMVアグスタ ブルターレに乗る香織さん、そして編集部のモト子と私マツザキの4人だ。
 レース好きな仲間もいるので、みんなツインリンクには行ったことがあるけれど、レース観戦のときはサーキットまで直行してしまうから、意外とこのエリアのツーリングはしたことがない。今日はレースの予定もなし。のんびりもてぎ周辺を満喫して行こうということで、水戸インターチェンジを下りてすぐの水戸市森林公園に立ち寄ることにした……と言っても目的はスイーツ(笑)。公園内にある手づくチーズ工房「森のシェーブル館」では、ヤギ乳のチーズが有名で、そこで作られるレアチーズタルトが絶品なのだとか。これは寄るしかないっしょ!
 外のベンチに腰を下ろし、愛車を眺めながらのおしゃべり。最近行ったツーリングの話、ファッションの話、グルメの話……女子ツーリングが楽しいのは、男性のペースを気にしなくていいところ。本当はまだまだ話足りないけど、続きはあとで。「じゃ、そろそろ行こうか」そう言いつつ森林公園を駆け抜けると、目の前には満開の桜! 「えー、この公園、こんなに桜が綺麗だったんだね!」のんびり行くとこんな素敵な出会いもあるのだ。

女子だけのお花見ツーリング

桜の下でスイーツ女子会開催!?
常磐自動車道の水戸インターから、15分ほどの場所にある水戸市森林公園は、豊かな里山の自然に恵まれた公園。私たちが立ち寄ったのは手づくりチーズ工房「森のシェーブル館」(茨城県水戸市全隈町1454 水戸市森林公園内)。スイーツ以外に、料理に使えるチーズも多数あり。チーズはここで作られているのでとってもフレッシュ。広々とした公園だけど、お店の前までバイクで行くことができるので便利。

ツインリンクもてぎの新たな楽しみを再発見

県道をのんびり走り、私たちは今回の目的地であるツインリンクもてぎを目指した。道路沿いには可愛らしい春の花が咲いていて、目を楽しませてくれる。
 入り口ゲートを通過し、まずはインフォメーションに向かう。ここで今回の目的のひとつ「Moto Gir ls Liv ika 」の入会手続きを済ませるのだ。会費は無料、申し込みは免許証を提示して、必要事項を記入するだけ。会員証も可愛くてちょっとワクワクする。
で、早速その恩恵を受けるため、私たちは森の中にあるハローウッズに向かった。ここから空を飛ぼうという訳だ。いや、正式にはワイヤーにぶら下がって空中散歩する「メガジップラインつばさ」を体験するんだけど、普段見れない角度から見るサーキット、これは新鮮! Livikaには、パスポートが10 %オフになる特典も付いているのでアトラクションを体験するのもお得なのだミニEVバイクのレース「モトレーサー」では思わず本気で熱くなってしまったけど(笑)。
 ホテルツインリンク内のレストランでLivika限定メニューのランチをいただいたあとは、この春に完成したばかりの「森と星空のキャンプヴィレッジ」に移動。
 エリア内にはキャンバス製の居心地のよさそうなテントが並ぶグランピングエリアがあり、テントや寝袋などを持ってこなくても気軽にキャンプが楽しめる。テーブルやイス、料理器具のレンタルや、BBQなどの食材まで準備してくれるプランもあるから、キャンプ経験のない女性でも気軽にアウトドアを満喫できるというわけ。
 ちなみにこのキャンプヴィレッジ、名前の通り、夜は美しい星空が見えるのだとか。テント内もとってもオシャレ。「次は泊まりで来たいね~!」なんて話で盛り上がった。
 これまで何度も来ているツインリンクもてぎだけど、いつもはレース観戦をして帰るだけ。でも、この日はいつもと違うサーキットの楽しさを再発見したような気がした。「Moto Girls Livika」では、今後、女性ライダー限定のライディング講習会やツーリングイベントなども開催していくそうなので、またフェイスブックで呼びかけてみんなと一緒に遊びに来るものいいかも。せっかく女性ライダーだけが受けられる特典があるんだから、使わないともったいないもんね(笑)!

Moto Girl Livikaって?
普通自動二輪以上の運転免許証を持っている女性なら誰でも入会できる、ツインリンクもてぎが運営する女性のための会員制度。平日バイク来場時の入場&駐車場無料や各所での割引&特典などの他に、今後は女性だけのツーリングやライディングレッスンなどさまざまな企画が予定されている。入会は無料で、ツインリンクもてぎのインフォメーションデスクとwebサイトで申し込みできる。

アクティブな女性ライダーに
ぴったりなアトラクションが満載

グランピング体験が気軽にできる

この春にオープンしたばかりの「森と星空のキャンプヴィレッジ」。すべてレンタルできるので、キャンプ道具を持ってない人でも気軽にキャンプ体験ができる。写真のコットン製グランピングテントが備わるセットアップサイトで、大人4名利用(平日)BBQ付きらくらくプランで47, 120円(税込)。他にもさまざまなプランがある。



「タダ読みサービス」で
バイク雑誌を多数無料公開中!

MOTO NAVI No.82

MOTO NAVI

No.82
(2016年04月23日発売)より

発行間隔:隔月刊
1冊定価:1,200円



PC スマホ

「タダ読みサービス」でバイク雑誌を多数無料公開中!

総合案内
マイページ
マイライブラリ
アフィリエイト
採用情報
プレスリリース
お問い合わせ
©︎2002 FUJISAN MAGAZINE SERVICE CO., Ltd.