車も家電も家具も礼服も介護用品も買わずに借りるほか
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10%への消費増税が、いよいよ目前に迫ってきた。現役世代が主な課税対象となる所得税などと違って、消費税は定年後世代も大きな負担増が避けられない。それゆえ「老後資産を増やす投資が必要」「老骨に鞭打って働き続けなくてはならない」といった言説が溢れているが、その前に考えたいことがある。実は、一般的な定年後の家計には、「本当は払わなくてもいいお金」が、たくさんある。このタイミングで、増税の影響を最小限に抑えるための家計の見直しをすることで、虎の子の貯金の目減りは防げる。その対策こそ、安心の老後への第一歩だ。「貯金が減らない」は実現できる/仕事をリタイアしたり。定年後の再雇用で収入が大きく減ったりした時、「お金の不安」が顕在化する。わかりやすいのが、毎月減っていく預金通帳の残高だ。