【報道】地元紙で拡がる社内不信(2)
被害者は女性記者
道新記者が不同意わいせつ
自社紙面には「知人」の表記
地元ブロック紙でまたしても発覚した、無視できない不祥事。現職の男性記者が起こした不同意わいせつ事件を伝える記事で、北海道新聞はわいせつ行為の被害者が自社の女性記者である事実を伏せて報道した。加害者への社内処分が不自然に軽い制裁だったことも明かされず、社のコメントでは読者や被害者への謝罪が不在。女性社員の人権や安心・安全の担保よりも優先されるべき何かが、その職場にはあるようだ。(小笠原 淳)
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【報道】狩人、銃を奪われる(15)
「銃も彼の所へ…」
ヒグマ駆除の銃、7年前に廃棄
札幌地検が代理人らへ経緯説明
本誌前号で報告した、ヒグマ駆除ハンターの猟銃「廃棄」問題。当該銃を管理していた捜査機関は同号発売直前の5月中旬に改めてハンターの代理人へ経緯を説明する場を設け、のちには地元報道の取材にも応じることになった。廃棄処分は飽くまで適正で、手続きに問題はなかったとの説明。当事者のハンターはこれに納得できず、もとより廃棄の目的が理解できないと訴える。「そもそも、なぜ銃の処分に同意させる必要があったのか」――。(小笠原 淳)
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【報道】医療現場で散った命(19)
日本赤十字 和解拒否
看護師自殺めぐる協議が決裂
遺族の裁判が口頭弁論再開へ
早ければ本年初頭にも解決をみる筈だった争いの結着が、またしても遠ざかった。新人看護師が医師によるハラスメント被害を訴えて自ら命を絶った事件。家族が起こした裁判で、原告と病院側との和解協議が物別れに終わることとなったのだ。裁判所が提示した和解案を被告の日本赤十字社が受け入れなかったことで、争いの長期化は必至。引き続きの闘いを余儀なくされた遺族は、改めて「職場に安全・安心を」と、医療現場のハラスメント防止を訴えている。(小笠原 淳)
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【報道】上紋峠の周辺で進む国内最大規模の風力発電計画を追う(第3回)
周知不足の中で進む巨大開発
士別市長も事業計画を疑問視
オホーツク海側と日本海側の分水嶺に位置する上紋峠の周辺に計画された、国内最大規模の風力発電所の建設事業。さる4月中旬には事業者側が滝上町内で法定説明会を開催し、今年9月には環境影響評価(アセスメント)手続きの第一段階となる「配慮書」の公表が予定されている。多くの道民が知らないまま既成事実が蓄積される中で、上川管内士別市ではどんな動きがあるのか──。取材を進めると、関係者から市民や行政、議会などに対する情報開示がほとんどなされず、関心が広がらない状況が伝わってきた。この計画に批判的な渡辺英次市長にもインタビューし、事業の問題点を探った。
(ルポライター・滝川 康治)
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【環境】釧路市のメガソーラー問題をテーマに佐々木邦夫さんが石狩市で講演
規制できない「Non‐FIT」
への移行が生む開発ラッシュ
太陽光発電をとりまく問題について考える講演会が4月下旬、石狩市内で開かれた。「風力発電を地域から考える全国協議会」の共同代表、佐々木邦夫さんが講師を務め、釧路湿原周辺に乱立する大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の現状について解説。問題の背景にあるのは、再エネでつくられた電気を電力会社が一定期間買い取る国の「FIT制度(固定価格買取制度)」からこの制度の適用を受けない「Non‐FIT」への移行だとした上で、「Non‐FITには国の規制が及ばない。再エネ特措法に基づく自治体への届け出や住民説明会を開く義務がないため、事業者は行政や住民に知らせずに工事を行なうことができる」と警鐘を鳴らした。 (武智敦子)
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【報道】休館を余儀なくされた「道の駅あかいがわ」のその後
仕切り直しの指定管理者選び
目指す8月からの再オープン
今年4月から本館が休館している「道の駅あかいがわ」の再開に向け、後志管内赤井川村(馬場希村長)が仕切り直しに入っている。同施設は村が選んだ団
体を優先交渉権者とする議案が3月の村議会で否決され、指定管理者が不在状態に。この事態を受け村は、これまでの選定制度を見直したうえで6月4日まで応募を受け付けた。これに先立つ5月中旬の募集説明会には否決の憂き目にあった一般社団法人「赤井川村国際リゾート推進協議会」(赤井川村DMO)など3団体が参加した。村産業課の担当者は「新しい優先交渉権者が決まるのは6月19日。その後、議会での議決を経て8月1日のオープンを目指す」とするが、村内には依然としてこの問題への不信感があるようだ。 (武智敦子)
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【シリーズ・住宅不動産情報】】42─ 札幌市内マンション計画マップ
マンション市況は弱含みでも活況
東急不動産はススキノにタワマン
昨年、札幌市内の新築分譲マンション供給戸数は843戸で、1988年以降で初めて1千戸を割り込み過去最少を記録した。高値で仕入れた土地に見合った価格になるのは当然としても、売れないことには元も子もない。市内の新築マンション相場は3~4LDKで5千万円超が当たり前だったが、最近は3LDKなら3千万円台も出てくるなど相場はやや低下傾向にあるようだ。新築マンション価格が弱含みする中、市内でこれから着工する新物件をピックアップしてみた。 (佐久間康介)
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【ニュース】
■元職含め自衛官5人証人尋問へ
パワハラ裁判で原告に追い風か
──匿名通報の漏洩者など尋問、裁判所が採用
■原告側が「待機時間」実態を調査
トラック過労訴訟で証拠提出へ
──国側は「停車中は休憩中」主張
■紛失の『引継簿』誤廃棄されたか
弟子屈署の不祥事で道警が回答
──関係者の処分などについては「お答えを控える
■函館寅沢地区の風車建設に反対する
住民団体が「市民フォーラム」を開催
──すでに反対署名3万筆 大泉市長も示す難色
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【追悼】堀達也元知事 ゆかりある6人が語る「素顔の堀さん」
強かった職員への思い、こよなく愛したゴルフ
自主・自律目指し困難な2期
8年を駆け抜けた道産子知事
堀達也元知事が5月16日、満90歳で死去した。樺太に生まれオホーツクの遠軽育ち。遠軽高校から北大農学部林産学科を出て道庁に奉職。初任地は当時の網走支庁上渚滑林業指導事務所だった。営林署の現場からスタートして出世階段を駆け上がり、横路孝弘道政時代には副知事として業界対策や議会対策などに大きな調整能力を発揮した。その能力を連合北海道などに評価され1995年4月の知事選に出馬して初当選。99年4月には当時の民主党と自民党の相乗りで再選を果たした。そんな堀氏の知事時代や退任後に親交があった6人に本人の素顔や思い出を語ってもらった。(佐久間康介・工藤年泰)
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【環境】寿都発・ひとりの町民の闘い(後篇)― 元同町在住・田原 誠
核のゴミ誘致のまちで多選首長が
招いた行政と社福との歪んだ関係
今から5年前、“核のゴミ”最終処分地の選定に向けた「文献調査」で揺れる後志管内寿都町に、地元出身の田原誠さん(77)が半世紀ぶりでUターンした。核ゴミ問題について片岡春雄町長の対応を質す一方、町内の社会福祉法人徳美会(徳野智信理事長)が運営する特別養護老人ホーム「寿都寿海荘」をめぐり、「まだ使える施設を町の丸抱えで建て替え、多額の補助金を支出したことは問題。官製談合の疑いもある」として道に対する監査請求などの活動を展開した。その過程で行政と福祉法人との歪んだ関係が浮き彫りに──。3月号の前編に続き、ひとりの町民の闘いを紹介する。 (本誌編集部)
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【緊急提言】㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄 氏
地獄に堕ちるわよ
北海道新幹線から自治体LEDまで「建設談合」の闇
ネットフリックスで細木数子氏の生涯を描いた「地獄に堕ちるわよ」が大ヒットしている。先月、地獄に堕ちそうな人たちが大勢摘発される談合事件が発覚した。LED化をめぐっても全国で不正な入札が行なわれており、警察も捜査を始めている。
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【企業】北海道彌生HDが静内農業高校の厩舎建替を支援
軽種馬生産の実習施設を新築へ
若者の未来に貢献する寄付事業
日本で唯一、サラブレッドを育てる高校に大きな朗報が届いた。日高管内新ひだか町にある1978 年開校の北海道静内農業高等学校は、軽種馬の生産・育成から競りまでの全工程を生徒自身が手掛けることができる教育拠点として知られるが、築半世紀近くとなり老朽化した厩舎の更新が大きな課題だった。これに厩舎建設資金1億5千万円を寄付し、救いの手を差し伸べたのが、北海道彌生ホールディングス(本社札幌・長谷川尚功代表取締役会長)。今後の事業展開を踏まえ北海道の一次産業を支援する同社の取り組みをレポートする。
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【地域】セントラルリーシングシステムによる魅力発信に期待
変わる羽幌の「サンセットプラザ」
指定管理者が交代、大規模改修も
苫前郡羽幌町(森淳町長)にある町有温泉「はぼろ温泉サンセットプラザ」(羽幌町いきいき交流センター)の指定管理者がこの春、20 年ぶりに交代となり、今後の運営に期待が寄せられている。昨年、同町の公募型プロポーザルで北海道空港グループのセントラルリーシングシステム(本社札幌)が指定管理者に選定され、同町も今後の大規模改修を視野に入れている。「マウレ山荘」(遠軽町丸瀬布)や「千歳ステーションホテル」(千歳市)を所有・運営する同社は、これまでの宿泊事業で培ったノウハウを活かすとともに、地元や羽幌町とタイアップし留萌管内の観光拠点として新たな魅力を発信する構えだ。サンセットプラザ開業32 年目に訪れた大きな変化と今後の展望をレポートする。
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【医療】医療講演会「第19回札幌ハートセミナー」を開催
札幌心臓血管クリニックが
低侵襲治療でさらなる進化
全国屈指の循環器専門病院として知られる札幌心臓血管クリニック(東区・107床)を運営する医療法人札幌ハートセンター(鹿島由史理事長・八戸大輔院長)が5月9日午後、通算19回となる医療講演会「札幌ハートセミナー」を開催。会場となった札幌市中央区の北海道新聞社ビル1階ホール「DO - BOX EAST」に約250人が来場し、経験豊富なドクターたちの話に耳を傾けた。(工藤年泰)
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【医療】北海道整形外科記念病院の新理事長・近藤真医師に訊く
新薬開発に貢献しチーム
医療で最善の医療を提供
国内有数の整形外科専門病院として知られる医療法人 北海道整形外科記念病院(札幌市・160 床)の新理事長に上肢治療のエキスパートである近藤真院長(64)が就任した。「患者さんに笑顔で病院を後にしてほしい」をモットーにする近藤理事長は北大で学んだ時代に準硬式野球のピッチャーとして活躍したスポーツマンでもあり、現在もリトルシニアリーグのチームドクターを務めているほど野球と縁が深い。5月から理事長兼院長として病院を率いる近藤医師に今後の抱負をはじめ、北大と取り組んだ新薬の治験と効果、専門分野である上肢の疾患、今回はとりわけスポーツ障害について訊いた。
(5月26 日取材 工藤年泰・武智敦子)
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【夏のボーナス特集】─資産形成のグッドタイミングを生かせ
「日経平均7万円超え」が間近に
就職氷河期世代も乗り遅れるな
かつてない株高だ。この6月初旬、日経平均株価がもう少しで7万円に届く状況になっている。大手企業の賃上げが常態化し景気拡大への期待感が広がる一方で、物価高やイラン戦争によるエネルギー価格高騰、ナフサ不足に起因するプラスチック製品の値上げなど、先行きへの不透明感も増している。そうした中でもファイナンシャルプランナーの金子賢司さんは、「世界、特に米国株の動きを見れば今が資産形成を始める最適のタイミング」と断言する。その金子さんに、自身の資産形成の手法や今から始める人へのアドバイスを訊いた。
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【人】「札幌の銭湯女子」大沼有加さんに訊く
勤務先「奥の湯」で朝風呂を企画
若い世代に銭湯文化を伝えたい
札幌市北区の銭湯「奥の湯」のスタッフ、大沼有加さん(32)が地域の活性化につなげようと4月中旬から日曜日限定の「朝風呂」を企画し、利用者に喜ばれている。大学2年の時に銭湯と出会い、大の銭湯好きに。将来は札幌で銭湯を経営しようと卒業後は東京で修業を続け、7年前にUターン。「奥の湯」で働きながら目指すのは「銭湯文化に親しむ若い世代を増やしていくこと」。8月下旬から9月上旬にかけて北海道の銭湯をテーマにしたイベントに挑戦する大沼さんに、後継者不足や設備の老朽化などで減少する銭湯をどう復活させるかを訊いた。 (武智敦子)
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【連載】ルポ「ひきこもり」130 ― ひとりの女性ピアスタッフの歩みから(前編)
同じ体験の仲間として寄り添い
当事者会の雰囲気を変える存在
今年5月から2人の女性が、ひきこもり当時者や家族を支えるピアスタッフとして札幌市の居場所事業「よりどころ」で活動を始めた。同事業は札幌市からの委託を受けたNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)と「札幌市ひきこもり地域支援センター」が協同で運営しており、女性当事者がピアスタッフとして加わるのは今回が初めて。田中理事長は、「女性当事者は同性のピアスタッフがいると安心するようです。これを機に参加者は増えていくのではないか」と期待する。2回に分けて女性ピアの動きを紹介する。 (武智敦子)
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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【126】
日本国内にある「アメリカ」
日本の戦後のあり方を照らし出す
横田基地と福生アメリカンハウス
東京都福生市など5市1町にまたがるアメリカの横田空軍基地周辺には戦後、日本側が建設してアメリカ兵が居住した千棟あまりのアメリカンハウスがあった。そのうち百棟ほどが今も残り、一部は若者や地域の文化の発信拠点となっている。横田基地内で5月16・17 日に開かれた「日米友好祭2026」を訪れると、さまざまなイベントをはじめアメリカ空軍のオスプレイや大型輸送機が展示され、実際に戦闘用の武器に触れる人々の姿があった。国内最大級の米軍基地があるまち福生で「基地と日本の戦後」について考えた。 (ジャーナリスト 黒田 伸)
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【フォトレポート・トピックス】
●生誕150周年のサッポロビールが特別なサッポロクラシック発売へ
●北海道経営未来塾で第二章が始動「答えのない時代」に挑戦する気概
●ススキノピックアップガール「あみ」(セクシーカフェ モエッタ)
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【連載コラムなど】
*スポーツ筆刀両断
*堀川裕巳の不動産鑑定士から見た北海道の行方
*つれづれフォトエッセイ
*ただしいうそのつくりかた
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
*シネマ
*(新連載)ヤメ検弁護士川村明伸の「法律のソコが知りたい」
*よいどれブンガク夜話
*北海道妄想紀行
*古本屋女房の“古本的日常”
*連載小説 仮面の恋
*新設企業情報
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【今月の表紙】
鈴木翁二画
『思い出に幸あれ!ぼくはバス通りを帰ります』
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