Biophilia 発売日・バックナンバー

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【巻頭言】生命科学の進展に寄せて
「治療的自己」について / 山岡 昌之

【特集】Biophilia Special
再生医療で元気になる
再生医療─実用化の現状と今後の展望─ / 大野 隆之・木村 泰子・永井 洋士・福島 雅典
iPS 細胞、核初期化機構と臨床応用 / 石井 哲也・山中 伸弥
淋しくなった毛髪は再生医療で蘇るのか? / 板 見 智
脊椎損傷・網膜色素変性症…、ES細胞の可能性と最新事情 / 末盛 博文
バイオ人工臓器研究から再生医療の実用化をめざして
─細胞用まな板によるES/iPS 細胞の大量増殖と肝細胞への高効率分化誘導とは─
/ 赤池 敏宏・伊勢 裕彦・賀喜 白乙・M. A. Haque
体外培養で歯の再生をめざす / 中 原 貴
卵膜由来の間葉系幹細胞を用いた再生医療の将来 / 石 兼 真・池田 智明
再生医療実現へ向けた倫理的課題 / 菱 山 豊

【総説】General Remarks
生命科学における知の構造化 / 美馬 秀樹
福祉工学の立場から視・聴覚機能を支援する─触覚利用を例にとって─ / 伊福部 達
昆虫が体内に宿す不思議な力─共生細菌がアブラムシの性質を変える / 土'田 努
クルマエビの完全養殖~親エビ育成及び催熟飼料の開発に向けて~ / 越塩 俊介

【連載】Serial
命って何?~哲学のまなざし~ 第4回 唯名論に抗して / 三 浦 洋
エコチル調査 最終回 エコチル調査の特徴と米国の動向 / 新田 裕史
コンパニオンアニマルと幸せに暮らす 第2回 災害時、ペットを守るための備え / 萩森 健二

【インフォメーション】Information
海外科学雑誌情報 Silva Scientiae XX ─協力と分かち合い─ / 久原 孝俊
【巻頭言】生命科学の進展に寄せて
科学コミュニケーションの課題 / 西川 伸一

【特集1】Biophilia Special
里山をめぐる生物多様性
里山問題のなかの生物多様性 / 湯本 貴和
里山の水辺環境から姿を消すゲンゴロウ類 / 西原 昇吾
カヤネズミと里山とのかかわり / 畠 佐代子
里山の鳥たちの変遷 / 上田 恵介
水田の農業システムと生物多様性 / 山本 勝利
コウノトリの野生復帰と里地の再生 / 内藤 和明
絶滅危惧植物のホットスポットとしての里山 / 佐久間 大輔

【特集2】復旧・復興への提言
どうする放射能汚染、農業・漁業・エネルギー
東日本大震災の海洋環境への影響 ─原発事故による海洋汚染─ / 神田 穣太
日本における脱原発は可能か ─エネルギー文明の転換は地方自治体から─ / 牛山 泉
塩害を受けた田畑の復興について / 野瀬 昭博・下田 敏史
2011 年3 月11 日の三陸津波による 宮城県の水田における塩害とその復興 / 久米 崇
バイオ燃料作物の導入で被災地の早期農業復興を / 嘉田 良平
これからの地震防災 / 土岐 憲三
原発事故で放出された放射性物質の生物影響 ─チェルノブイリ事故の教訓─ / 小木曽 洋一
漁業被害を乗りこえるために ─眼前の敵は順序立ててひとつに絞る─ / 山下 成治

【総説】General Remarks
森里海連環学と里海 / 田中 克

【インフォメーション】Information
海外科学雑誌情報 Silva Scientiae X IX ─東日本大震災─ / 久原孝俊
【巻頭言】生命科学の進展に寄せて
テレビ電話を用いた遠隔医療の意味するところ / 栗原 毅

【特集】ニッポンの養殖
養殖魚の飼料開発と宇宙時代の水産養殖 / 竹内 俊郎
クロマグロ完全養殖達成星霜40 年 / 宮下 盛
ウナギの完全養殖達成まで / 田中 秀樹
ナマコの養殖─生物学から新養殖技術開発まで─ / 奥村 誠一
無毒フグの養殖 / 荒川 修
魚類・光・内分泌 ~体色と食欲の深い仲 / 高橋 明義、小林 勇喜、山野 目健、水澤 寛太
ガゴメコンブの魅力とバイオファーミング / 小林 大佑、谷 敬、安井 肇

【総説】
NBRP紹介: ショウジョウバエ─遺伝学研究の代表的モデル生物─ / 山本 雅敏
北海道の野菜はなぜおいしい? / 荒川 義人
「ミミズ」と「地球温暖化」─土壌生物と地球環境問題─ / 金子 信博
動物実験による放射線発がん / 小木曽 洋一
がん治療─ ”医学部付属病院”改め、”病院付属医学部”を!! / 岡本 裕
テーラーメイド医療の進歩と将来 / 橋本 康弘

【連載】
コンパニオンアニマルと幸せに暮らす法 第1回 : ”患者”と家族のBest を考える / 萩森 健二
エコチル調査 第3回 : なぜ子どもへの環境影響が重要なのか? ─エコチル調査の科学的背景 / 藤原 武男
命って何?〜哲学のまなざし〜 第3回 : 肉体器官の意味 / 三浦 洋

【インフォメーション】
海外科学雑誌情報 Silva Scientiae XVIII : ─ 2010年の10 大科学ニュース─ / 久原 孝俊

【巻頭言】生命科学の進展に寄せて

種はつながり合い だから多様だ / 畑正憲


【特集】「におい」最新事情

においと脳のメカニズム / 外池光雄
リポポリマーベースの複合材料でにおいを識別 ―高感度匂いセンサ / Bartosz Wyszynski、中本高道
匂いをデザインする / 長濱雅彦
におい分子と香料の基礎知識 / 井手純一
食べ物と香りと / 高野克己
ワイン酵母で大豆飲料を美味しく飲む / 柳田藤寿
臭いニオイは元から断つ―悪臭対策の基礎知識 / 井鷺裕司

【総説】
蜘蛛の糸のふしぎ―クモから学ぶ安全と信頼― / 大崎茂芳
痛みの科学―ぶつけた向こう脛が痛むワケ― / 池田衛
メダカバイオリソースプロジェクト ―さらなる発展を目指して― / 成瀬清
実験動物マウス ―世界最高水準のヒトのモデル生物の整備 / 吉木淳
腹鰭を持つバンドウイルカ――その学術的価値とは / 大隅清治

【連載】
命って何?~哲学のまなざし~ 第2回 心という謎 / 三浦洋
エコチル調査 第2回 ─パイロット調査─ / 諸隈誠一

【インフォメーション】
生物多様性条約COP10で何がおこったのか? / 中静透
海外科学雑誌情報 Silva Scientiae XVII
─生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)をふりかえる─ / 久原孝俊
特集 Biophilia Special「生物多様性」の最前線-「生物多様性」が抱える問題、なぜ生物は多様になるのか、遺伝的多様性―その意味と重要性、外来生物の生物学、他/【巻頭言】生命科学の進展に寄せて-厚生労働省におけるライフサイエンス分野の研究/命
【特集】

 クジラをとりまくサイエンス
 「捕鯨」にまつわるニュースが毎日のようにニュースで報じられ・
 クジラに対する関心が高まっている。日本は「捕鯨」の文化がある
 だけでなく、クジラの研究では世界でも有数の優れた実績をあげて
 いる国である。次号の特集ではクジラの話題を、様々な角度から紹
 介し、生物としてのクジラの不思議に迫る。

 1.鯨類の進化とその多様性
 2.鯨類捕獲調査が目指すもの
 3.鯨類人工繁殖の現状と将来
 4.鯨類のコミュニケーションと認知機能
 5.鯨が海に残すもの一鯨骨生物群集一
【巻頭言】生命科学の進展に寄せて 
ゲノム科学と生き物の科学 …… 森脇和郎 ◇「多様化する我が国の鯨類研究」にあたって …… 加藤秀弘
◇鯨類の進化史とその道のり …… 一島啓人
◇腸が示すイルカ類の水生適応戦略 …… 鈴木美和
◇イルカ類の鳴音とコミュニケーション …… 森阪匡通
◇鯨骨が育む深海の小宇宙  ―鯨骨生物群集研究の最前線― …… 藤原義弘
◇南極海鯨類捕獲調査の目指すもの …… 藤瀬良弘
◇ヒゲクジラ類はどのように餌場を選ぶのか?  ―イワシクジラの研究事例― …… 村瀬弘人
◇鯨類資源の管理と生態系アプローチ …… 北門利英
【総説】General Remarks
 ◇生物多様性条約COP10の概要と日本の取り組み …… 中島尚子
 ◇視野を広く思いは遠く …… 吉川泰弘
【連載】Serial
◇光る生物の応用研究最前線 第4回
  ウミホタルの光でガンを見つける …… 近江谷克裕  ◇昆虫のふしぎを探る 第2回
 宇宙を飛んだ虫、ネムリユスリカ その驚くべき環境耐性 …… 奥田隆
 ◇やさしい生命倫理学講座 第3回
 脳死と臓器移植に関する倫理議論の近年における動向 …… 有馬斉
◇エコチル調査 第1回
子どもの健康と環境に関する全国調査 …… 丹藤昌治

【インフォメーション】Information
海外科学雑誌情報 Silva Scientiae ⅩⅤ
 4,000年前の古代人のゲノム塩基配列 …… 久原孝俊
ほか
【特集】

 脳科学研究の最前線

 遥か彼方に広がる宇宙と、身近な存在である脳。この2つほ
 ど、科学者の興味を かきたてる研究テーマはないだろう。
 本号では現在の脳科学研究の現場で行われて いる研究につ
 いて、第一線の研究者に執筆いただく予定である。
 脳はまだまだわからないことが多く、それゆえに研究テーマ
 としては深いものが ある。脳を知るということは、数々の
 病気の原因を知ることだけではなく、我々 人間がなぜ生き
 ているのかを探ることにもつながっていく。
 人は匂いや時間をどのように認識しているのか、統合失調症
 の原因究明など、
 最新の、脳にまつわる科学を概観する。

 ◇脳と心の分子メカニズム― 大きな遺伝子効果を利用した
  統合失調症の病因研究― … 新井誠、市川智恵、糸川昌成
 ◇生物時計― 体のリズムを統合する脳の時計機能―
                       …本間さと
 ◇脳の発生・発達における神経幹細胞
                  …篠原広志、大隅典子
 ◇双極性障害における神経生物学的研究    …加藤忠史
 ◇学習と脳の可塑性             …高橋宏知

 ◆総説◆
 ◇日本人ときのこ
  ・日本のきのこ分類研究のあけぼの      …根田仁
  ・冬から春にかけての野生きのこ      …吹春俊光
 ◇第2回GABEX国際会議
  ― 国内で催された生命・医療倫理の大規模国際会議―
                   …有馬斉、伊吹友秀
 ◇物理学科卒業の私が漫画家になったわけ

 ◆連載◆
 ◇光る生物の応用研究最前線 第3回
  化学者にとっての、はかない生物の光
  ―ホタルイカの生物発光―         …寺西克倫
 ◇昆虫のふしぎを探る 第1回
  ヤマトヒメミミズの再生研究による未知の遺伝子の探索
                      …茗原眞路子
 ◇やさしい生命倫理学講座 第2回
  発生学の展開と幹細胞研究の諸問題 …井上悠輔、赤林朗
 ◇女性研究者を支援する取り組み 第4回
  神戸大学の女性研究者支援
  ―「神戸スタイル」によるシステム改革― …朴木佳緒留

 ほか
【特集】

 インフルエンザとは何か



 世界保健機関(WHO)は、新型インフルエンザをすでに「フェ
 ーズ6」(世界的な大流行=パンデミックに突入した段階)と
 しており、国内でも2009年8月現在、感染者数が6万人を超え、
 重症患者や死亡者も増えている。季節性インフルエンザは、
 北半球では毎年冬季に流行するが、新型インフルエンザ・パン
 デミックは、30~40年に一度くらいの頻度で起こる可能性があ
 り、季節は冬とは限らない。20世紀には3回(スペイン風邪、
 アジア風邪、香港風邪)のパンデミックが起こり、多くの死亡
 者が出た。今回のパンデミックでも、多くの患者や死亡者が出
 るだけでなく、生産年齢への感染の拡大による莫大な経済的損
 失など、社会への大きな影響が考えられる。本特集では、新型
 インフルエンザを中心に、インフルエンザとは何か、新型と季
 節性との比較、またワクチンや抗ウイルス薬の開発など、イン
 フルエンザにまつわる科学を概観する。

【内容】
 ・猛威を振るう新型インフルエンザA(H1N1)
               /宮嶌 宏彰
 ・インフルエンザの歴史と現実/松本 慶蔵
 ・新型インフルエンザの疫学
            /玉記 雷太、神垣 太郎、押谷 仁
 ・インフルエンザワクチン開発の現状と課題/ 奥野 良信
 ・インフルエンザRNAポリメラーゼによる
  抗ウイルス薬の開発研究/朴 三用
 ・新型インフルエンザの流行の波/谷口 清州

【巻頭言】 
 生命科学の進展に寄せて 
 ライフサイエンスの分野における
  農林水産省の取り組み/引地 和明

【総説】
 遺伝子組み換えカイコを使った養蚕の未来/木内 信
 ヒトはなぜゾウに似ているか
-体構造デザインの分析-/馬場 悠男
 クジラが示唆する2つの適応ポリシー/加藤 秀弘
 ペットフード安全法の施行について/田中 誠也
 化学物質とミジンコの不思議/鑪迫 典久
ES指針の改正について/永井 雅規
「うま味」物質でメタボリックシンドローム、
 肥満症を抑える-脳内での栄養素の情報処理の
 しくみから探る「うま味」物質の効果と秘めた可能性-
         /釣木澤 朋和、鳥居 邦夫

【連載】
 光る生物の応用研究最前線 第2回
 ―光イメージングでストレスを診る/尾崎 倫孝
 やさしい生命倫理学講座 第1回
 ―生命倫理学とは何か/児玉 聡、赤林 朗
 日本の科学技術の進展に向けて
 ―iPS細胞研究に関する政策の動向とライフサイエンスの振興
           /菱山 豊
 女性研究者を支援する取り組み 第3回
  ―男女共同参画学協会連絡会の役割
           /相馬 芳枝、大坪 久子、荒川 薫
 海外科学雑誌情報 Silva Scientiae ⅩⅠⅠⅠ
 対麻痺ラットにおける歩行能の回復
                  /久原 孝俊

【インフォメーション】
 Silva Scientiae(海外科学雑誌情報)
 研究室訪問

 ほか
【特集】

 生き物を形作るしくみ―エピジェネティクス―



 生物の体の形成は、遺伝子のみで決まるのではなく、生まれ
 た後のさまざまな要因によって遺伝子の発現が変化していく
 ことでなされる。ヒトの体を構成している60兆個の細胞は、
 基本的に同じ遺伝子情報を持つが、それらがさまざまな組織
 臓器へ発生・分化していくのは、その過程に、遺伝子をコー
 ドするアミノ酸配列の変化を伴わない情報記憶と発現のメカ
 ニズムがあるからである。このような遺伝子に指令を与え、
 発生や細胞の分化に大きな影響を及ぼすメカニズムをエピジ
 ェネティクスという。
  本特集では、近年のエピジェネティクス研究によって明ら
 かになってきた生命現象をわかりやすく紹介する。

【内容】
 ・生命現象と疾患のメカニズムを理解する鍵
  ―エピジェネティクス入門―/李 玉鳳、佐々木 裕之
 ・DNAメチル化と遺伝子発現制御のしくみを探る
               /太田 亭、新川 詔夫
 ・生物はどのように形作られるのか
  ―DNAメチル化を中心とした発生と
               分化のエピジェネティクス―
               /村本 玄紀、塩田 邦郎
 ・発がんとエピジェネティクス
  ―新たにわかったがんの原因とその治療の可能性―
               /服部 奈緒子、牛島 俊和
 ・染色体異数性がもたらすエピジェネティック変化
  ―染色体異数性と疾患―  /押村 光雄
 ・かぐやシスターズ」の誕生からみえてきた父母ゲノムの役割
               /河野 友宏
 ・クローン研究でわかってきた生殖細胞の謎
  ―エピジェネティックメモリー―
               /山縣 一夫、若山 照彦
 ・ゲノム機能解析からみえてきた哺乳類の進化
               /石野 史敏、金児―石野 知子
【巻頭言】 
 生命科学の進展に寄せて 特別編
 異分野からの視点/益川 敏英

【総説】
 性差の謎―なぜ雄と雌がいるのか?―/長谷川 眞理子
 江戸の、そして平成の『養鼠玉のかけはし』/庫本 高志
 景観を科学する
   ―風景を保全・整備するための技術―/東海林 克彦
 NRBP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)紹介
  ニホンザル―脳研究を支えるリソース―/泰羅 雅登

【連載】
 光る生物の応用研究最前線 第1回
  ―光る生物のしくみを探る/近江谷 克裕
 女性研究者を支援する取組み 第2回
  ―東京大学のポジティブなアクション/都河 明子
 日本の科学技術の進展に向けて
  ―文部科学省の構想― 脳科学の発展に向けて/菱山 豊

 海外科学雑誌情報 Silva Scientiae ⅩⅠⅠ
 導入遺伝子を子孫動物に伝達する
         トランスジェニック霊長類の初めての作出
                  /久原 孝俊

【インフォメーション】
 Silva Scientiae(海外科学雑誌情報)
 研究室訪問

 ほか
【特集】

 医療の進歩を支えるブタ


 医学研究を支える実験動物として、ブタの注目度が高まっている。
 本特集では、ブタを使用した移植の現実と最新情報、がん治療薬研
 究のために作られた「光るブタ」、医療機器の開発に役立つミニブ
 タなど、ブタを用いた医学研究の中から、とくに未来の可能性を感
 じさせる分野を紹介する。

 【巻頭言】 
  生命科学の進展に寄せて 生命倫理問題への対処
  —ライフサイエンスと社会との関係を考える—/菱山 豊

 【特集】
  ブタを医学・医療に使う意義—現状と将来/小林 英司
  
  異種間の臓器移植に夢を託す/山田和彦、石川義典
 
  光るブタが照らし出す未来の医療
   —光るブタの作出とその活用—/河原崎 達雄
  
  ミニブタを使った医療機器(ステント)開発の現状と課題
   /田中 実、高橋 孝喜
   
  よりよい医療技術教育を目指して
  一医学教育における基本的な動物実習—/菱川 修司
 
 【コラム】
  自治医科大学「先端医療技術開発センター/田中 穂積

 【人と地球への貢献を目指して】
  —医学用ミニブタの供給側から見た開発とその意義—/鳥取 潤一
 
 【コラム】
  新しい実験動物:超小型ブタ「マイクロミニブタ」/伊藤 勝彦

 【総説】
  NRBP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)紹介
  カイコ —日本発信のリソースとしての魅力—/伴野 豊
  
  バイオエネルギー創製のための環境に優しい新技術/坂 志朗
  
  ヒトパピローマウイルス感染と子宮頸がん
   —発がんの仕組みの解明とワクチン開発戦略—/神田 忠仁
   
  スフィンクスの謎に魅せられて
   —私のスフィンゴ脂質研究:
   「スフィンゴ脂質ものがたり」への序章—
    /五十嵐 靖之
    
 【someone-Biophilia連動企画】
  陸上植物の祖先「シャジクモ藻類」の進化学
  —水中から陸上へのストーリー—
   /坂山 英俊、西山 智明、関本 弘之、伊藤 元己

  地球温暖化問題に「炭」で取り組む
  —炭化におけるカーボンシンクを目指して—/凌 祥之
  
  海外科学雑誌情報 Silva Scientiae XI /久原 孝俊

 【連載/Serial】
  ヒトと動物の共生へ 第15回
  希少動物・オランウータンを救う
  —オランウータン人工繁殖への取り組み—/竹田 正人
   
  女性研究者を支援する取り組み 第1回
   —我が国における女性研究者支援の取り組みと現状/川端 和明

 【インフォメーション】
  研究室訪問 東京大学 生物機能制御化合物ライブラリー機構
 
  文部科学省「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」
 
【特集】

 毒のサイエンス

 毒には、生物が身を守るためや、進化の過程での何らかの原因で身
 につけたもの、また、人問が生み出してしまった化学物質などさま
 ざまなものがある。毒はからだにとって「害」、薬は「益」、と言
 葉の意味はまったく逆だが、どちらも「生体に影響を与えるもの」
 であり、科学的には同じものとして捉えることができる。猛毒に含
 まれる物質を麻酔などの薬として利用することもあるし、薬も摂取
 量によっては毒となる場合もある。特殊な物質に限らず、身の回り
 に存在する物質も摂取量次第では毒となる可能性がある。本特集で
 は、生物が持つ毒の科学、毒と薬の関係など、毒にまつわる科学を
 紹介する。

 ・毒と薬のはざま/海野 隆
 ・フグ毒の科学
   ―生命科学によるフグ毒の謎へのアプローチ―/山下 まり
 ・ウニ類の棘には毒がある
   ―糖鎖を認識するタンパク質毒素―/中川 秀幸
 ・毒をもって身を守る?
   ―ヘビ毒の科学―/三島 章義
 ・トガリネズミ、カモノハシ毒の謎に迫る
   ―哺乳類の持つ毒の科学―/北 将樹
 ・クモの毒を科学する/池田 博明
 ・まだまだ見つかる毒キノコ
   ―日本におけるキノコ中毒―/横山 和正

【巻頭言】 
 生命科学の進展に寄せて/唐木 英明

【総説】
  DNA鑑定で偽装牛肉を切る!!―牛肉の科学―/万年 英之
  エイズの基礎知識/山本 直樹
  NBRP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)紹介
  ラット―ヒトのモデルとしての活用―/芹川 忠夫
  広義キク類
   ―ゲノム撹乱とリソースの役割―/谷口 研至 中田 政司 草場 信
  someone-Biophilia連動企画
  植物の“漬けもの”化石から探る世界と自分
   ―諸君は何を探していますか?―/西田 治文

【連載】
 インスリンの発見から糖尿病治療薬の開発へ 第3部
 糖尿病治療の開発状況と将来展望/池田 衡
 海外科学雑誌情報 Silva Scientiae X /久原 孝俊

【巻頭言】

生命科学の進展に寄せて
生命科学・医学研究者が備えるべき「マナー」
金澤一郎

【特集】

感染症を知る

医学の歴史は、人類と感染症との戦いの歴史ともいえる。
これまで人類は多くの感染症に対応してきたが、撲滅した
はずのものの再興、新たな感染症の勃興は絶えない。
また、海外渡航者が増え、地方風土病であった感染症が
世界へと広がりを見せている。
本特集では、常に人類を悩ませる存在である感染症とは
何かを概観し、身近な感染症である細菌性食中毒、
近年成人の間での流行が話題となった麻疹をはじめ、
結核、ウイルス性肝炎、寄生虫感染症、
動物由来感染症などを取り上げ、その症状や予防法、
最新の研究情報を解説する。

特集にあたって
宮村達男

新型インフルエンザのパンデミック対策
 ─鳥インフルエンザから新型インフルエンザ発生への
  危倶と準備の必要性─
岡部信彦

細菌によって引き起こされる食中毒
寺嶋 淳

命定めの病「はしか」
 ─近年の麻疹の流行とその対策─
多屋馨子

沈黙の臓器に忍び寄るウイルス
 ─ウイルス性肝炎─
脇田隆字

多くの新興感染症出現のもとZoonosis:動物由来感染症
山田章雄

再興した感染症「結核」の診断・治療・予防法
小林和夫

【連載】

ヒトと動物の共生へ 第14回
 コウノトリとの共生を通じた新しい地域づくり
増井光子

インスリンの発見から糖尿病治療薬の開発へ 第2部
 インスリンの作用発現機序
池田 衡

生き物たちに向けてきたまなざし 第6回
 昆虫が敲いた新科学の扉
 2 無脊椎動物に揺さぶられた比較解剖学
西村顯治

【総説】

海と人の未来をつなぐ新・水産生命科学
 北海道大学21世紀COEプログラム
 「海洋生命統御による食糧生産の革新
 ─海の生物の高度で安全な活用を目指して」の
  目標とその成果─
荒井克俊

アクアポリン水チャネルの多彩な機能とその障害
石橋賢一

NRBP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)紹介
 カタユウレイボヤ・ニッポンウミシダ
  ─海産無脊椎動物のリソース展開─
笹倉靖徳、稲葉一男、佐藤矩行、赤坂甲治

感染症研究に必須のリソース:
 病原微生物─とくに病原真菌と病原放線菌について─
三上 裏

市民が科学技術に「参加」する
若松征男

someone-IBiophilia連動企画
 人工核酸を駆使した遺伝子治療
大窪章寛、清尾康志、関根光雄

海外科学雑誌情報 Silva Scientiae IX
久原孝俊
特集 「まねる」のサイエンス

 本特集では、まず「まねる」のサイエンスとして、
 赤ちゃんの模倣行動の意味についての考察、
 人間の動きを「身ねま」させることで、
 人間を介護するロボット開発の取り組みについて取り上げる。
 そして「化ける」のサイエンスとして、あたかも死んだかのように
 動かなくなることで身を守る昆虫、穀物に化けることで
 生き残る雑草、あたかも血管を作ったかのようにふるまう
 がん細胞についての研究をとおして、
 生物の化ける技術「擬態」を紹介する。


・人間は模倣行動で何を得ているのか?
 一赤ちゃんの模倣と文化学習―/大藪 泰
・「身まね」介護ロボット
 一人と接するロボット“RI-MAN”による抱き上げ動作の実現―/大西 正輝
・昆虫が「死んだふり」をするわけ
 一コオロギに学ぶ擬死行動の機能としくみ―/西野 浩史
・作物に擬態する雑草/冨永 達
・がん細胞が作る偽の血管
 一乳がんにおける血管擬態とEMT―白川 一男

巻頭言 生命科学の進展に寄せて
 自由な発想と独立心が新たな地平を拓く/御子柴 克彦

連載
・ヒトと動物の共生へ 第13回
 オオカミの目を通して自然を考える/桑原 康生
・生き物たちに向けてきたまなざし 第5回
 昆虫が敲たたいた新科学の扉
 1 顕微鏡下昆虫に見た驚異と内部構造から/西村 顯治
・インスリンの発見から糖尿病治療薬の開発へ 第1部
  インスリン発見とその生合成・分泌/池田 衡

総説
・NRBP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)紹介
 トマト―次世代モデル植物―/江面 浩
 線虫―本質的な生命の謎の解明へつなげる―/三谷 昌平
・牛乳タンパク質でアレルギーの予防とその症状を軽減する
 ―牛乳タンパク質の特性を利用した試み―/大谷 元
・someone-Biophilia連動企画
 細胞機能の力学的制御と細胞外マトリクス工学/原田 伊知郎、赤池 敏宏
 理科教育と昆虫生命科学/普後 一
・七振りの音色―宮城野のスズムシ―/清水 克明

海外科学雑誌情報 Silva Scientiae Ⅷ/久原 孝俊
書評/大和田 一雄

【特集】

『環境遺伝子』研究の最前線2
-化学物質の環境リスク研究への取り組み-

環境汚染問題も含め、化学物質に囲まれたこの地球上での我々の生
活にはどのような危険が潜み、あるいは実際に我々に忍び寄ってき
ているのであろうか? 環境化学物質がもたらす「環境リスク」問
題は未来(次世代)に先送りしてはならない「疑わしきは罰せず」
ではすまされない問題である。「環境リスク」研究の最前線を探る。

化学物質の影響から未来世代を守るために
深田秀樹、森千里(千葉大学)

発達障害の要因となる神経毒性をもつ環境化学物質
木村-黒田純子、黒田洋一郎(東京都神経科学総合研究所)

胎児期・新生児期の化学物質曝露と発達への影響
大竹貴光(産業技術総合研究所)、許暁彬(武蔵大学)、
加藤進昌(昭和大学)

環境ホルモンの男性生殖機能への影響
岩本晃明(国際医療福祉大学病院)、
吉池美紀、野澤資亜利(聖マリアンナ医科大学)

環境化学物質の子どもへの健康影響を探る
曽根秀子、米元純三(国立環境研究所)

子どもたちの健康と環境を守るために―世界の動向―
河原純子(国立環境研究所)

【巻頭言】

生命科学の進展に寄せて
林良博(東京大学)

【総説】

植物で作る環境にやさしいプラスチック
島田浩章(東京理科大学)

【総説】

「植物医師」の養成と「植物病院」ネットワークの構築を目指す
難波成任(東京大学)

【総説】

NRBP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)紹介
 酵母-究極のモデル生物-
中村太郎(大阪市立大学)

【連載】

生き物たちに向けてきたまなざし
 21世紀に向けて転換する世界観
西村顯治

【連載】

ヒトと動物の共生へ
 動物福祉ってなんだろう?
本田幸恵

ヒトの心の発達とその精神病理の理解を目指して
 統合失調症の認知機能への神経心理学的アプローチ
松井三枝(富山大学)

【someone-Biophilia連動企画】

石油に依存しない新しいエネルギー源のために
 ―イオン液体を使ったセルロースの常温溶解―
大野 弘幸(東京農工大学) 

環境を浄化する細菌
 ―自然環境中のアナモックス細菌を探し出せ!―
天野 皓己、吉永 郁生(京都大学)、
諏訪 裕一(中央大学)

【Silva Scientiae(海外科学雑誌情報)】
久原孝俊(順天堂大学)

【研究室訪問】

日本女子大学理学部 宮本研究室
特集 Biophilia Special

「環境遺伝子」研究の最前線
─環境汚染と健康、人類の未来は大丈夫?─

化学物質の内分泌かく乱作用に関する環境省の取り組み
 ―総合戦略ExTEND2005の推進―
                     木村博承

総論内分泌かく乱化学物質研究の世界的動向
                     井上達

内分泌かく乱物質が及ぼす発生、成長への影響
                井口泰泉、中村武志

ダイオキシン類の環境汚染に伴う野生生物への影響
 ―野生生物におけるAHR-CYP1Aシグナル伝達系の種多様性―
                岩田久人、金恩英

ゼブラフィッシュで観たダイオキシン毒性発現のメカニズム
                     寺岡宏樹

ポリ塩化ビフェニルによる器官の発達、機能維持への影響
 ―甲状腺ホルモンを介するPCB類の作用機構―
                鯉淵典之、岩崎俊晴

母体へのダイオキシン曝露が新生児に影響をもたらすメカニズム
                     西村典子


【Biophilia 鼎談】

こんな生徒に医学部を目指してほしい
 ―日本の医療の未来のために
           井村裕夫/吉田則彦/小林英司


【連載/Serial】

ヒトの心の発達とその精神病理の理解を目指して 第3回
脳の形態から統合失調症を明らかにする
                     鈴木道雄

遺伝子操作マウスを用いた情動制御機構の解析
                Zhao Yingluan、森寿

ヒトと動物の共生へ 第11回
軽井沢ベアドッグ物語
 ―人とクマとの親善大使になれるか―
                     田中純平

化学進化論で探る生命起源 第3回
地球外物質に見る化学進化の形跡と地球外生命
                     村江達士

生き物たちに向けてきたまなざし
ナチュラルデータと取り組んだ歴史 第3回
自然観に時間軸が導入される
                     西村顯治

【総説/General Remarks】

ブタのしぐさと賢さの神経機構に迫る-ブタの脳科学-
                     齋藤敏之

光環境が早産児・新生児の脳に与える影響
 -新しい光受容体「メラノプシン」のもつ意味-
                     太田英伸

【someone-Biophilia 連動企画】

環境の変化が引き起こすミジンコの変化
 ―水環境の変化により赤くなるミジンコ―
                     時下進一

さらなる広がりを見せる「教育応援プロジェクト」
海外科学雑誌情報 Silva Scientiae 6
                     久原孝俊

【特集 トビラ】

 環境汚染問題も含め、環境中微量化学物質に囲まれた
 この地球上での我々の生活は、果たして問題ないのだ
 ろうか。あるいは、野生生物に影響が出ても、構造の
 違う高等生物、人間には明らかな毒性が認められない
 から問題ない、と片づけてよいのだろうか。
 「環境汚染と健康」問題は未来(次世代)に先送りし
 てはならない、「疑わしきは罰せず」ではすまされな
 い、それが今回のテーマ。
 国には国の、企業には企業の方針があり、次元の異な
 るところでものごとが取り決められていることは歴史
 が物語っている。薬害問題がいい例だが、後になって
 やはり「あれは毒でした」ではいつまでたっても同じ
 歴史の繰り返しになってしまう。
 ただ、そういう部分もこのビオフィリアにしっかり残
 しておく、というのであれば、それも本誌の使命かも
 知れない。一般に胎子および新生子は成体と比べて薬
 物等への感受性がきわめて高く、内分泌かく乱化学物
 質が不可逆的に脳あるいは生殖機能を障害する可能性
 が示唆されている。内分泌かく乱化学物質の作用メカ
 ニズムの解明は、分子生物学的知見を基に新しい時代
 に入ったといえるが器官形成・発達時期である胎子・
 新生子期での内分泌かく乱化学物質曝露が、 長期に
 わたって不可逆的にフィードバック機構の破綻を招来
 する作用機序については不明な点が多い。
 さらに近年、細胞世代を超えて継承され得る、塩基配
 列の変化を伴わない遺伝子発現制御について研究する
 新たなパラダイムとして、エピジェネティクスの領域
 が提唱され、内分泌かく乱化学物質が生物系に及ぼす
 環境エピジェネティクスの展開が期待される。
 本号では、環境化学物質が生態系や人間の健康へ及ぼ
 す作用の分子基盤に関し、日本および世界の研究者が
 これまでどのように取り組んできたのか、また、今後
 の行方について第一線でご活躍の方々にわかりやすく
 概説していただく。
              (編集担当:星 信彦)

商品情報・内容

■ 生命科学総合誌「Biophilia」は様々な角度から「いのち」について取り上げてます。

雑誌名「ビオフィリア」は“いきとしいけるものすべてに対する情熱的な愛”をあらわしています。これをモットーに、さまざまな角度から「いのち」について取り上げます。生命科学分野の研究に携わる学生から研究者の方々に向けて充実した内容をお届けします。多岐にわたる生命科学の基礎研究を中心に、その臨床応用まで取り上げ、さまざまな分野の研究者の間の橋渡しとなるような情報を発信します。医学、薬学、理工学などの分野を越え、生命科学について広く情報を集め、研究者の最前線、その未来を紹介します。科学の夢をお見せできるような誌面作りを目指します。

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