ラクトフェリン 発売日・バックナンバー

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編集の序/“ラクトフェリン 2015”の刊行にあたって   高山善晴

特別講演
Lipoprotein receptors in health and disease  1 Joachim Herz

シンポジウム “ラクトフェリンの医薬品としての利用を考える”
座長   髙山喜晴・佐藤 淳
1. 分裂酵母Schizosaccharomyces pombe
を宿主とするヒトラクトフェリン発現株の樹立  9 萩谷祐一郎・小谷哲也・他
2. 医薬品展開を目指した修飾ラクトフェリンの開発  14 佐藤 淳
3. 皮膚外用剤としてのラクトフェリンの利用  19 鈴木靖志・石井七瀬・他
4. ラクトフェリン:炎症性および血栓性疾患に
対する新たな治療薬としての可能性  25 平橋淳一・大久保光修・他

一般講演およびポスターセッション
1. ヒトラクトフェリン/ヒト顆粒球コロニー
刺激因子融合蛋白質のヒト小腸上皮様細胞
Caco-2への取り込みと放出  29 野北武秀・石川 翔・他
2. ラクトフェリンの食中毒菌に対する
抗菌作用の動画観察  36 若林裕之・村田麻衣・他
3. 紫外線照射マウスにおける
ラクトフェリン投与の皮膚抗老化作用  42 村田麻衣・佐藤拓海・他
4. ラクトフェリンによるメラニン生成の抑制  47 石井七瀬・薮ノ内真子・他
5. マウス前駆脂肪細胞株(3T3-L1)に対する
ウシ,ヒトラクトフェリンの脂肪蓄積阻害
作用  53 片岡尚希・津久井隆行・他
6. ラクトフェリンの
高コレステロール血症抑制作用機序  59 中村佳菜恵・青木亜佐美・他
7. ラクトフェリンの電荷的相互作用による
好中球細胞外トラップ放出抑制機能  65 大久保光修・平橋淳一
8. リポソーム化ラクトフェリン経口投与による
アジュバント関節炎モデルラットの抗炎症作用  68 今中宏真・上﨑聖子・他
9. ラットにおけるIgG-Fc融合ラクトフェリンの
持続的頸静脈内投与による鎮痛活性増強効果  75 竹内 崇・杉山晶彦・他
10. IgG Fc融合技術を応用した
ヒトラクトフェリンの医薬品展開  78 村田大輔・志賀有貴・他
11. ラクトフェリンは,培養細胞における
狂犬病ウイルスの複製を促進・増強する  83 河合明彦
12. アカントアメーバAA014臨床分離株のシスト体に
おけるラクトフェリンの抗アメーバ活性  90 冨田信一・鈴木智恵・他
13. 放射線誘発によるMinマウスの消化管腫瘍に
対するラクトフェリンの有用性  97 小久保年章・島田義也・他
14. 小腸上皮細胞上に発現する
ラクトフェリン受容体の機能解析  102 大島裕太・関 航平・他
15. ラクトフェリンがラットの血糖調節機構
および小腸における糖吸収に及ぼす影響  108 前川祐太・杉山晶彦・他
16. 卵巣摘出骨減少症モデルマウスに対する
ラクトフェリンの治療効果  114 出雲信夫・新本聖司・他
17. ラクトフェリンとウシ乳房炎  120 島崎敬一・河合一洋
18. ラクトフェリン含有健康補助食品の歯科臨床応用
─第1報:ラクトフェリンオーラルフレッシュ
(チュアブル)の効果  126 奥寺 元・奥寺俊允・他
19. ラクトフェリン+ラクトパーオキシダーゼ
配合錠菓の口臭抑制効果─単回摂取後の持続性と
長期継続摂取の影響の予備検討  132 新 光一郎・中野 学・他
20. ラクトフェリン+ラクトパーオキシダーゼ
含有粉末組成物の口臭抑制作用機構  138 中野 学
2012年10月27日に開催された日本ラクトフェリン学会第5回学術集会の内容をまとめる。
招待講演、シンポジウム“ラクトフェリンの臨床応用”、一般演題およびポスターセッションを収録。
2010年11月に開催された日本ラクトフェリン学会第4回学術集会の内容をまとめる。
招待講演、シンポジウム“ラクトフェリンの臨床応用”、一般演題およびポスターセッションを収録。
2008年11月に開催された第3回ラクトフェリンフォーラムの内容をまとめる。
招待講演、シンポジウム“ラクトフェリンの臨床応用”、一般演題およびポスターセッションを収録。

編集の序
ラクトフェリン2007に思うこと
  複雑多機能物質への挑戦
     津田 洋幸

 ラクトフェリンフォーラムは2回目の開催になります.第1回は2004年に北海道大学大学院農学研
究院の島崎敬一先生のお世話で開催されました(2004年10月30日,東京).このフォーラムは1993
年より2年ごとすなわち奇数年に世界各地で開催されている国際ラクトフェリン学会
“International Conference on Lactoferrin : Structure, Function and Application”の開催さ
れない年(偶数年)に,国内においてラクトフェリン研究者が集まって情報交換を行う場として発
足しました.

 ラクトフェリンは経口投与によって,生体内で一見相互に関連のないようにみえるさまざまな作
用を示すことがわかってきました.ラクトフェリン蛋白の消化フラグメントがあたかもマルチビタ
ミン剤の成分のようにそれぞれ異なった作用を発現しているのか,それらの相互作用によって複雑
機能をつくり出しているのか,多くは解明されているわけではありません.また海外では,フラグ
メントやリコンビナントペプチドの生理機能が明らかとなってきており,創薬などへの応用研究が
進められています.われわれの“ラクトフェリン蛋白の構造と機能”へのさらなる挑戦には,国内
においてもいままで以上に密な連携による学際間の情報の交換と共同研究の推進を行い,さらに多
くの研究者の参加によって連携の輪を広げることが必要です.また,“国際ラクトフェリン学会”
には費用の面で気軽に参加できない,日本語で充分な討論をしたい,という声もありました.

 筆者自身,がん予防物質としての応用と作用機序の研究に長年携わってきました.ウシラクトフ
ェリンは,抗炎症,免疫活性の増強,薬物代謝活性の修飾,血管新生阻害,細胞増殖抑制,アポト
ーシス誘導,抗酸化作用によってがんの発生を抑制することがわかってきました.すなわち,ウシ
ラクトフェリンは単独でカロテノイド類やポリフェノール類のがん予防物質の作用をすべて併せた
ほど多くの機能を発揮します.しかし,2回のフォーラムにおける多方面からの研究発表をみると,
われわれのいままでの研究は,いまだラクトフェリンの発がん抑制からの一側面を見ていたにすぎ
ないことを実感しています.

 第1回のラクトフェリンフォーラムでは41題,今回では47題の一般演題申込みをいただきました.
研究分野は,栄養科学,水産学,食品科学,農芸科学,製造工学,臨床・基礎医学,歯科学,放射
線医学,創薬・医薬品開発(天然,リコンビナント,PEG・リポソーム結合型),細菌学,ウイルス
学,免疫学,分子生物学等多岐にわたっています.このフォーラムがラクトリン研究の“互学互教の広場”
となって,機能の解明と応用研究の進展に貢献することを期待しています.

 第2回ラクトフェリンフォーラムのテーマは“ラクトフェリン研究の新たな展開と応用へのメッセージ”でした.
二つ目のマイルストーンとして,基礎研究の立場より島崎先生とChristina Teng先生に長年の
研究成果についてご講演をいただきました.若い人の刺激になるすばらしいご講演に深
謝致します.
 このフォーラムの開催と,プロシーディング誌の刊行に当たって原稿をいただいた著者諸氏,ご
協力とご援助をいただいた協賛企業に実行委員を代表して厚く御礼申し上げます.
(第2回ラクトフェリンフォーラム実行委員長)

商品情報・内容

■ ラクトフェリン専門誌。ラクトフェリンに関する基礎,薬剤開発・応用,臨床のすべて

ラクトフェリンの機能の解明と応用研究に関する情報について全国の第一線の研究者が集って執筆した専門誌。医学、食品学、創薬、医薬品開発部門、細菌・ウイルス学、免疫学等、多岐に渡る分野を対象として収載。

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